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こまめな料金設定がトレンド! 最も安くプロ野球観戦できるパ・リーグ6球団の本拠地の席は?


「各球団の最安席を探る」セ・リーグ編に引き続き、今回はパ・リーグ編をお送りしよう。

 パ・リーグのトレンドはなんといっても曜日や対戦相手によってチケットの価格が変わるフレックス設定。そのため、閑散期の平日など、格安チケットが販売されるのだ。

 一部試合を除けば、全球団が自由席を設けており、全席指定のような息苦しさもない。フラリと球場に赴く自由席愛好家にとっては、今も昔もパ・リーグ万歳なのだ。全球団が前売りでの割引を行っているのもポイントが高い。

 それではパ6球団の本拠地最安席を見ていこう(価格は非ファンクラブ、大人、当日)。


ソフトバンク(ヤフオクドーム)

<ホークス応援席、外野指定席、外野自由席、ビジター応援席>
1000円(バリューカード)

<内野立見B、ホークス応援立見、外野立見>
1000円(バリューカード、ブロンズカード)

 ソフトバンクの価格設定はやや変則的。日程によって、バリュー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの5段階に分かれているが、平日開催のバリューカードはかなり優秀。外野全般が破格の1000円。ビジター応援席を除く、レフト側外野席は自由席だ。

 レフト側外野の自由席はバリュー&ブロンズカードのみ。シルバーカード以上の試合では指定席になるため自由席愛好家は注意が必要だ。外野席群のバリューごとの価格設定は1000円/1500円/2000円/2500円/2500円。バリュー&ブロンズでは内野自由席もある。

 立見席群の価格設定は1000円/1000円/1500円/1800円/1800円。狙い目は新設された内野立見Bだ。ヒップバーと小テーブルが付く充実の立見環境。スペースがやや小さいため、ヒップバー争奪戦が起こるかも知れない。

 さらに一般料金という趣旨からは少し異なるが、ソフトバンクでは各試合200〜250席、ソフトバンク携帯電話を利用している人に向けた格安チケットを用意。1試合最大4枚(最大6試合)まで内野A指定席(3000〜5300円)を980円で購入できる「熱トクキャンペーン」を実施する。(購入には事前に抽選応募が必要)


日本ハム(札幌ドーム)

<外野自由エリア、ビジター外野自由エリア>
1400円(バリュー)

 ソフトバンク同様、日本ハムもこまめな料金設定。バリュー、レギュラー、プラチナ、プラチナ(全席指定)の4段階に分かれている。最安は外野自由エリア。1400円/1800円/2000円の料金設定でプラチナの区分でもまずまず安い印象だ。さらに前売りだと1300円/1500円/1800円。全席指定の試合以外は内野自由席もある。


ロッテ(QVCマリンフィールド)

<ホーム外野応援席、ビジター外野応援席>
1500円

 ロッテもソフトバンクと同じくバリュー、ブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの5段階設定。ゴールドまでは外野応援席(自由席)があり、価格設定は1500円/2000円/2200円/2400円(前売はそれぞれ200円引き)だ。

 プラチナ区分の試合でも内野自由席は設置されているので運否天賦ではなく、自分で良席をつかみにいく早起き派には嬉しい。


西武(西武プリンスドーム)

<外野自由席>
1900円

 まず外野に席は気持ち程度しかなく、ほとんど芝生だろ…と突っ込みたくもなるが、公式に外野自由席と表記してあるのでこれでいい。席はないが気持ちいい傾斜で閑散期には寝そべって観戦可能な自由さがある。しかし、混雑期には開場から熾烈なビニールシート場所取り合戦も繰り広げられる。

 一部試合を除く平日は内野自由席もあり2500円。外野自由席が前売で1800円(100円引き)なのに対し、内野自由席は前売2000円(500円引き)の大幅値下げだ。観客が少ない閑散期にはワンブロック丸々独占できることもあり、謎のVIP感を味わうことが可能。


オリックス(京セラドーム)

<外野自由席>
1800円
(土日祝・特定試合・巨人戦を除く)

<上段外野指定席>
1600円
(巨人戦)

 12球団で唯一、指定席の方が安い逆転現象。なぜか5/31〜6/2の巨人戦の上段外野指定席のみ1600円で普段の外野自由席より安い。前売りと当日の価格が同じなので、それだけ前売りでの完売に自信有りということなのだろうか…?

 基本的には平日1800円(前売り1600円)の自由席が最安。土日祝は1900円(前売り1800円)。本拠地開幕カードやGW、夏休みの土日などの特定試合では外野下段が指定席となり、外野上段自由席が1900円(前売り1800円)で販売される。巨人戦以外は内野自由席あり。

 注意が必要なのは外野上段の角度。東京ドームの内野などと同様、かなりの急勾配で転がり落ちそうな恐怖感がある。また外野席のほとんどでフェンス際が広範囲にわたって見切れてしまう。

 ちなみに平日開催は球場内の至るところの照明がなんだか暗い。


楽天(Koboスタ宮城)

<外野芝生自由エリア>
500円(バリュー、シルバー)

 で、出ました! まさかのワンコイン。楽天ではKoboスタ宮城のバックスクリーン左後方に観覧車などを設置した「楽天山パーク」を整備中。価格カテゴリはバリュー、シルバー、ゴールド、クリムゾン、プラチナの5種類に分かれているが、その中のバリュー、シルバーでは「楽天山パーク」に入場すれば、外野芝生自由エリアに出入りできる。その上、4月21日まではプレオープンで300円の大盤振る舞いだ。

 ゴールド以上の試合では、外野芝生自由エリアは1400円/1700円/2400円の設定になるだけに、価格破壊といっても過言ではないだろう。

 座席があるカテゴリでは外野自由エリアやビジター応援エリアがバリューのカテゴリで1200円(前売り1000円)から(プラチナでは指定席になる)。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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