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三重の有望選手、大会展望

7月11日〜27日(四日市市霞ヶ浦第一野球場ほか)

プロ注目の石垣幸大、真価が問われる夏
センバツ代表・三重はダントツの内野陣


投手編

▲石垣幸大(いなべ総合学園)


県ナンバー1投手・石垣に注目

 昨秋からプロのスカウトが注目してきた石垣幸大(いなべ総合学園)にとって真価が問われる夏となる。昨秋東海大会ではクセを見抜かれ炎上、その後もコンディション不良が続いたが、ストレート、変化球とも質は高い。記者陣に自分からしゃべりかける人懐っこさは、どの世界に進んでも愛される選手になりそうだ。

 今春、スカウト陣が興味を示していたのが長身スリークオーターの戸上綾基(皇學館)だ。3月の練習試合で死球を受け右人差し指の爪をはがしながらも、140キロ台をマークする力がある。「マウンド度胸があり、ここぞという場面ではギアが変わる」と、岡部博英監督の信頼も厚い。

志摩や最南端校から好右腕

 好投手輩出の地らしく素質の高い右腕が並ぶ。スリークオーターの岩本祐斗(津商)は、130キロ台後半のストレートが適度に荒れ、スライダーで三振が奪える。池内優馬(松阪)は昨年12月、寒い中での紅白戦で球威抜群のストレートを投げていたと思ったら、春には最速142キロに。2年生時に公式戦ベンチ入りがなかったのは松葉健司監督による「自己(の能力)を解放させる」方策の一環だったようだ。同じ松阪地区では松本健男(松阪工)がパワーボールを投げる。ブルペンでの剛球は目を見張るものがあるだけに、マウンド上でも発揮したい。

 県内でも特に遠方に位置するエリアから骨っぽい右腕が現れた。志摩半島からは松井謙篤(水産)。オーソドックスなタイプでストレートが速く、今春地区予選では新装の倉田山球場で140キロをマークした。高校が県最南端にある尾崎朋弥(紀南)は怪童っぽい雰囲気を漂わせ、どっしりとした体型から馬力を生かして投げ込んでくる。ともに「隠し玉」的存在だ。

 他にも、左腕では今井重太朗(三重)の腕の振りがしなやか。2年生では横井希(菰野)が投打にスケールがあり、戸田直光監督も段階的に育成する構えだ。

打者編

▲長野勇斗(三重)


センバツ組・三重の黄金内野陣

 センバツ出場校・三重の内野陣は、ここ数年の県内チームを見返してもダントツのレベルだ。本来は外野手だが遊撃手にも挑戦中の長野勇斗は、ヒットゾーンを狙って自在にミートでき、気づけば安打で出塁している。50メートル走6秒1の快足で、右方向に打球が飛べば三塁打は当たり前の走塁も。内田蓮は投球への反応に優れ、走攻守にセンスを発揮。センバツでアーチをかけた一塁手・西岡武蔵はリストワークよく長打を飛ばす。

 県内の左のスラッガーが個性的だ。「戦国武将のような名前とよく言われます」(本人談)という内別府成参(津商)は、名前負けしない長打力が魅力だ。新田宙樹(皇學館)は本誌でおなじみの「タイツ先生」こと吉澤雅之氏の指導を小学生の頃から受けてきた選手。スイングにバネがあり、変化球を待ちながら速球に反応する対応力も十分。剛柔両面を備える。

 外野手では真柴陽平(近大高専)、田中沢郎(松阪)が大型でバットが振れる。2年生の西村幸範(松阪商)は懐の広い構えでスイングスピードが速く、鮮やかなライナー性を広角に弾き返す。

大会展望
本命・三重に揺るぎなし


春季東海大会でも強さを見せた三重で本命は揺るがない。長野や宇都宮東真ら攻撃陣が強力で、どこからでも点がとれる。大学時代の則本昂大(楽天)を育てた中村好治氏(元三重中京大監督)が4月に三重の監督に就任したが、同氏は過去に日章学園(宮崎)の指揮官として甲子園出場歴がある。いなべ総合学園は例年より打力が劣るだけに、エース・石垣の状態次第。選手層が厚い松阪、毎夏好仕上げの皇學館、実力ある津商も圏内。菰野は2年生中心の構成がどう出るか。


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