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プレーもパフォーマンスも絶好調! 米球界5年目の川崎宗則のメジャー開幕スタートの可能性は?


 シカゴ・カブスとマイナー契約を結び、招待選手としてキャンプに参加している川?宗則が好調だ(写真はブルージェイス時代)。

オープン戦中盤からエンジン全開


 昨季はブルージェイズに所属していた川崎は、今季で米球界5年目。3月に入ってオープン戦が始まり、序盤はエンジンが掛からない感じだったが、3月10日のインディアンス戦で8回に四球で出塁するとすかさず2盗。これで勢いづき、9回にはレフト前に今季初安打をマーク。

 そこからはせきを切ったかのように快打を連発。3月10日から3月24日までの間で11試合に出場したが、ノーヒットは2試合だけ。その2試合も、四球はもぎ取っており、3月8日の対ロッキーズ戦での四球も含めると、12試合連続出塁を記録している。

 また、3月23日の対レッズ戦では、5対6と1点リードを許した7回無死一、二塁という緊迫した場面で、代打として出場。落ち着いて投前に送りバントを決めた。これを足がかりとしたカブスは、次打者のときの暴投で同点。続く8回には打線に火がつき3点を奪って逆転勝ちをおさめている。


メジャー屈指の監督も高く評価


 川崎の3月24日までのトータル成績は、30打数11安打で、打率.367。四死球も7個で出塁率は.474にもなる。

 チームを率いるジョー・マドン監督は、2015年のナショナル・リーグの最優秀監督にも選ばれただけでなく、放送局が現役選手たちを対象に行ったアンケートでも圧倒的支持を受けるなど、名実ともにメジャー・リーグを代表する名将。そんな指揮官が、3月10日の試合ではファーストの守備を指示し、また「外野も守らせてみたい」と話すなど、川崎のユーティリティプレイヤーとしてのポテンシャルを高く評価している。

パフォーマンスも全開!


 今季も、チームメイトの前でエアロスミスの「I Don’t Want to Miss a Thing」(映画『アルマゲドン』の主題歌)を熱唱し、途中から全員での大合唱を呼び起こすなど、グラウンド外でのパフォーマンスが話題となっている川崎。もちろん、それも川崎の持ち味で、ファンに愛される所以でもある。

 しかし、やはりグラウンドに立って躍動してこそ野球選手。チーム事情もあり、1軍ベンチ枠に入るのは簡単ではないが、メジャーの舞台でハツラツとプレーする姿をもっと見たいものである。

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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