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いよいよメジャー初登板! マエケンも続け! ドジャース直接入団の日本人投手は成功率100%!!


 広島からロサンゼルス・ドジャースへ移籍したマエケンこと前田健太。いよいよ現地時間4月6日(日本時間7日)、ついにメジャーのマウンドに立つ。カープファンのみならず、日本の多くの野球ファンは、マエケンの挑戦を応援しているはずだ。

 そんなマエケンに、心強いデータがある。日本から直接ドジャースへ入団した投手は、過去100%活躍しているのだ。日本球界からドジャースへ直接入団した日本人投手たちをおさらいしてみよう。

野茂英雄(近鉄→ドジャース)


MLB通算:323試合123勝109敗
1976.1回/1918奪三振/防御率4.24(実働12年)

 1995年にマッシー村上以来、31年ぶりにメジャー契約を果たしたパイオニア。当初はマイナー契約から、実力でメジャー屈指のレジェンド級の投手となった。新人王、最多奪三振、ノーヒットノーランなど、数々の記録を樹立。野茂がいなかったら、メジャーリーガーイチローも誕生していなかったかもしれない。


石井一久(ヤクルト→ドジャース)


MLB通算:105試合39勝34敗
564回/435奪三振/防御率4.44(実働4年)

 2002年からドジャースに所属。開幕6連勝という華々しいデビューを飾る。6月以降は調子を崩し、直後にピッチャーライナーが頭を強襲してシーズンアウト。2、3年目も前半戦は優秀な成績を残し、4年目にメッツへ移籍。その後は西武に復帰するなど、日本球界でも再び活躍した。


斎藤隆(横浜→ドジャース)


MLB通算:338試合21勝15敗84セーブ14ホールド
338回/400奪三振/防御率2.34(実働7年)

 2006年に36歳でドジャースとマイナー契約スタート。スプリングトレーニングでは結果を出せず、マイナーを経験するも、開幕直後にメジャー昇格。セットアッパーからクローザーを務め、球団新記録の24セーブを挙げた。サイヤング賞の投票でも8位に入るなど、海外でも立派な成績を残し、その後もクローザー、セットアッパーとしてドジャースを含めた5球団で活躍。その後は日本球界に復帰して、昨季限りで引退したのは記憶に新しい。

黒田博樹(広島→ドジャース)


MLB通算:212試合79勝79敗
1319回/986奪三振/防御率3.45(実働7年)

 日本球界復帰後は「男気ブーム」を起こした黒田も、メジャー生活はドジャースからスタート。2008年には、斎藤隆と史上初の日本人投手リレー勝利を記録。09年は開幕投手を務めるほどの信頼感を得た。

 その後はニューヨーク・ヤンキースでも活躍し、2015年に広島へ復帰。現役最強投手クレイトン・カーショウとは親友で、カーショウに「僕はメジャーを引退したら、広島カープでファーストを守るつもりだよ」と言わせるほどの仲の良さだ。

 偉大なドジャースの先輩日本人投手たち。彼らは皆、メジャーリーグでは地区優勝も経験している。広島時代に優勝を経験していない前田は、先輩たちと同じく、海の向こうで優勝を経験できるだろうか。

 オープン戦は6試合に登板して防御率2.35と結果を残し、ドジャースでは先発3番手に指名された前田健太。1年を通じて、海を渡ったマエケンの活躍に期待したい。

文=勝田 聡(かつた さとし)
松坂世代のひとつ上にあたりサッカーの黄金世代となる1979年生まれ東京育ち。プロ野球、MLB、女子プロ野球、独立リーグと幅広く野球を観戦。 様々な野球を年間約50試合現地観戦し写真を撮影する。プロ野球12球団のファンクラブ全てに入会してみたり 発売されている選手名鑑を全て購入してみたりと幅広く活動中。

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