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自らの犠牲をいとわない……。 3年連続リーグ犠打王・今宮健太の意外なヒミツ!


 ソフトバンクの今宮健太が、不思議な活躍を見せている。

 5月26日現在、犠打がパ・リーグ2位の18。これは、2013〜2015年まで3年連続でリーグ最多犠打を記録している今宮だけに、特に驚くことはない。ところが、犠飛も5本でリーグ最多なのだ。

たとえ自分が犠牲になっても……


 犠打のパ・リーグ1位は20の中島卓也だが、犠飛は0。これが通常の小技のうまい選手のイメージ像だろう。ところが今宮は、小技とパワーの両面の数字を伸ばしているのである。

 それだけではない。打点は22で、西武の中村剛也(20打点)、オリックスのモレル(20打点)、ロッテの角中勝也(21打点)といった、各チームでクリーンアップを張る強打者よりも稼いでいる。これも、にわかには信じがたい数字だ。


打点王も狙えるはずが、意外な低打率


 しかしながら、打率は規定打席到達選手の中でリーグ最下位の.207。そして、得点圏打率も通常時と変わらない.200。なぜ? 得点圏打率を上げずに、打点を増やすには、犠飛、押し出し四球、スクイズ、ソロホームラン…。いや、別にそれを目指しているわけではないだろう。

 もちろん、固め打ちをすることもあり、5月26日のオリックス戦では、第1打席が安打、第2打席が本塁打、第3打席が三塁打と、不振から脱出しつつあったエース・金子千尋から3安打を放った。

チームにとって必要不可欠!


 9回の第4打席では、サイクルヒットの期待がかかったが、敬遠に近い四球で記録達成ならず。一塁が空いているということもあっただろうが、やはりオリックス側が、今宮との勝負を避けたように感じられた。

 打率は2割をいったりきたりでも、ここ一番の勝負強さ、バントの上手さ、そしてなによりスペシャルな守備。今宮はチームに不可欠なピースであることは間違いない。


文=藤山剣(ふじやま・けん)

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