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開幕直前!福岡ソフトバンクホークス戦力分析〜今季の行方や推奨打線はこれだ!

日本一の戦力が健在で投打ともに穴が見当たらない

チームバランス

 大型補強を敢行して臨んだ昨季は日本一。投打とも新戦力が機能して、若い力も伸びた。チーム全体に充実した印象がある。

 まして、昨オフも補強の手を緩めず、メジャー通算56勝の松坂大輔を獲得。さらに昨季は韓国で活躍した元メジャー右腕、バンデンハークも獲っている。

 若手では昨季1年目で森唯斗が中継ぎで戦力となり、育成出身左腕の飯田優也も台頭の兆し。一昨年は不振だった武田翔太も、日本シリーズで好投できるほど、さらなる成長を遂げた。

 野手では、柳田悠岐が初の規定打席到達で3割15本塁打をマーク。中村晃は自身初めて最多安打のタイトルを獲って2年連続打率3割と、一段と成長。今宮健太は全試合で遊撃を守りながら、前年同等の打撃成績を残した。補強頼みではなく、生え抜き選手も時間をかけて育て上げているのだ。

 昨年のドラフトが高校生中心の指名だったのも、現有戦力の充実の裏付け。工藤公康新監督には、これで連覇できなかったら……という重圧がかかるかもしれない。




投手力と守備力

 先発陣はエースの攝津正を軸に大隣憲司、スタンリッジ、中田賢一、武田翔太と駒がそろい、さらに松坂大輔が加わる。当然、松坂の活躍度も焦点だが、それ以上の焦点は、昨季は不振だった摂津がどこまで復調できるか、となる。

 救援陣は抑えのサファテ、セットアッパーの五十嵐亮太が盤石。中継ぎは左不足をカバーできるほどに右投手が充実している。

 捕手は細川亨(現在は右手親指骨折で離脱)がレギュラーで鶴岡慎也が二番手。昨季の鶴岡は盗塁阻止率.390と肩で貢献した。

 内野の要の二遊間は本多雄一、今宮のコンビで安定。ただし今宮の15失策は改善が必要。外野は控えも含めて守備力が高い。




攻撃力

 昨季は12球団一のチーム打率.280で、得点はリーグ1位。打撃10傑入りの5人全員が3割打者と、質の高い打線だった。主力メンバーは健在なので、極端に攻撃力が下がることはないだろう。

 打順については、昨季終盤から1番・柳田が機能していた。確かに出塁率4割超、昨季33盗塁と適任だが、三振が多くて131個。ならば三振が少なく、四球も選べて俊足の中村を1番、今宮を2番に置いたほうがいい。

 中軸は3番に内川聖一、4番に李大浩、5番に長谷川勇也が理想的。その上で足もある松田宣浩、柳田を6、7番に置くと、下位打線でも長打力を期待でき、機動力も使える。相手バッテリーは相当に厄介なはずだ。

◎野球太郎推奨打線はこれだ!



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