週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

これぞ日本のスタジアム改革! 生まれ変わったKoboスタ宮城がすごい!!


 昨季、本拠地である楽天Koboスタジアム宮城に152万人を動員した楽天。これは3年連続で球団記録を更新する数字で、「オラが街のチーム」として、年を追うごとに東北での存在感が高まっていることがわかる。

 オコエ瑠偉をはじめとした魅力的な新戦力を獲得したことにより、今季も更に動員数を伸ばしそうだが、それに輪をかけるべく一大プロジェクトを実行。

「世界に誇れるボールパーク」を合言葉に、Koboスタ宮城の大改修を行ったのだが、一体全体、どんな球場になったのだろうか?

ポイント1 天然芝の導入


 まずはフィールドの変更で、内野と外野のフェアグラウンド部分を人工芝から天然芝へ張り替えた。

 これにより選手の体への負担を軽減するとともに、フィールドが鮮やかな緑に包まれることでファンの目にも優しいものとなる。

 芝の育成に関しても、メジャーリーグで採用されている「サブエアーシステム」を導入するなど、高いクオリティーで管理するなど抜かりなし。


ポイント2 スコアボードのLED化


 試合の情報が詰まっているスコアボードは、ラインナップや得点経過・カウントだけでなく、多彩なデータを表示できるようにと全面LED化。

 またスコアボードの隣にある楽天Koboビジョンと連動した演出も検討しているそうで、これまでとは比べものにならないほどエンターテイメント性を高めるそう。


ポイント3 楽天山パークの新設


 3つ目の紹介になったが、今回の改修の目玉とも言えるのがこの楽天山パーク。左中間の後方に、「野球観戦ができる公園を作ってしまおう」というもので、そこにはなんと観覧車も作られるという。

 もちろん日本のプロ野球としては初の試み。他にも子どもの遊び場も充実するので、家族で野球を楽しむにはこれ以上ない場所となるだろう。

 完成するのはゴールデンウイークまっただ中の5月3日になるが、開幕から約1カ月はプレオープンとして特別価格で入ることができるので、ぜひ足を運んでみたい。


野球の原点に戻れるボールパーク


 他にもバックネット裏に「プレステージダグアウト」といったプレミアムな席を増設したり、フィールドシートを拡張したりと、改修はあらゆる部分で行われている。

 これまでKoboスタ宮城は「東北は雪が多いからドーム化した方がいい」と言われていたが、今回の改修を見て改めて「野球は青空の下でやるべき」と感じた。

 こけら落としが開幕戦というのも、最高のシチュエーションだろう。

文=森田真悟(もりた・しんご)

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方