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史上最強・大阪桐蔭の倒し方! カギは先発完投のエース。過去の敗戦データから導いた“負けパターン”

文=落合初春

史上最強・大阪桐蔭の倒し方! カギは先発完投のエース。過去の敗戦データから導いた“負けパターン”
 下馬評通り、2017年のセンバツを制し“春の日本一”に輝いた大阪桐蔭。まさに「史上最強」を証明するかのごとく、圧倒的な力を見せつけた。

 ここ数年、大阪桐蔭には中学球界のスーパースターたちが続々と入学し、投打ともに分厚い戦力を誇っている。彼らが好素材であることに加え、高校での成長も著しく、力の落ちる年など存在しない。大阪桐蔭は紛れもなく横綱の位だ。

 しかし、そんな横綱が負けてしまうのも野球の面白み。この夏は春夏連覇が期待されるが、これまでの敗戦パターンを元にあえて「大阪桐蔭が負けるとき」=「大阪桐蔭の倒し方」を探ってみたい。

2010年以降の完敗は敦賀気比戦のみ


 2010年以降に大阪桐蔭が喫した甲子園での敗戦を見てみよう。

■2010年春(2回戦)
スコア:2対6/対戦相手:大垣日大

■2013年春(3回戦)
スコア:4対5/対戦相手:県岐阜商

■2013年夏(3回戦)
スコア:1対5/対戦相手:明徳義塾

■2015年春(準決勝)
スコア:0対11/対戦相手:敦賀気比

■2016年春(2回戦)
スコア:1対4/対戦相手:木更津総合

■2017年夏(3回戦)
スコア:1対2/対戦相手:仙台育英

 2010年代に11回出場して敗戦は6回。つまり5回は全国制覇をしている。敗戦パターンを見るとやはり接戦が多い。

 唯一、大阪桐蔭が手も足も出ずに完敗したのは2015年春の敦賀気比戦だ。6番・松本哲幣(現同志社大)の2打席連続満塁ホームランで序盤から突き放し、投げては平沼翔太(現日本ハム)が9回を完封した。

 ただし、前年夏の準決勝で両チームが対戦した際は、敦賀気比が御簗翔(現関東学院大)の満塁ホームランなどで初回に5点を奪ったものの、当時2年生の平沼翔太からお返しと言わんばかりに大阪桐蔭打線が3本塁打を叩き込み、15対9の大逆転勝利を挙げている。とにかく打線を抑えなければ大阪桐蔭には勝てないのだ。

エースの“完投能力”がカギを握る


 平沼のリベンジ完封も当てはまるが、世代を超えて「完投」は打倒・大阪桐蔭の重要なポイントだ。6回の敗戦の相手投手を見てみたい。

■大阪桐蔭に勝利した投手
葛西侑也(大垣日大〜新日鐵住金東海REX〜引退)
藤田凌司(県岐阜商〜立教大〜三菱自動車岡崎)
岸潤一郎(明徳義塾〜拓殖大中退〜徳島インディゴソックス)
平沼翔太(敦賀気比〜日本ハム)
早川隆久(木更津総合〜早稲田大)
長谷川拓帆(仙台育英〜TDK)

 実はこれらのすべての投手が一人で1試合を投げきって大阪桐蔭に勝っている。大阪桐蔭を継投策でしのぐことはほぼ不可能ということ。完投できるエースが大阪桐蔭打線に“ハマる”必要がある。

 ちなみに2010年以前に目を向けると、田中健二朗(当時常葉学園菊川[現常葉大菊川]/現DeNA)、斎藤佑樹(当時早稲田実/現日本ハム)、田中将大(当時駒大苫小牧/現ヤンキース)、ダルビッシュ有(当時東北/現カブス)などが大阪桐蔭戦に先発し、試合に勝っているが、何とも豪華なメンバーだ。(田中将大は吉岡俊輔、ダルビッシュは真壁賢守との継投)

 「プロに進むレベルのエースが完投すること」。打倒・大阪桐蔭の第一条件は、まずここではないだろうか。

 次回はこの夏、打倒・大阪桐蔭の期待が膨らむチームを考えてみたい。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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