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プロ野球オフの話題満載!スポーツ紙には2つのプロフェッショナルが存在していた!!

 20年くらい前から、スポーツ新聞には世間には知られてないが、2つの分野のプロフェッショナルが存在していると考えている。

 ひとつはダジャレデスク。みなさんもご存じのとおり、スポーツ新聞は油断するとダジャレを繰り出すメディアである。


ダジャレのプロが存在?


 その中には、11月10日のニッカンスポーツで中日育成4位の西濱幹紘投手(星城大)が、みそかつの名店『矢場とん』で仮契約したことが、育成選手としては異例の写真の大きさで報道されたように(見出しはもちろん『矢場とん』でトントン拍子で仮契約)、まずダジャレありきで取材しているとしか思えないケースも存在するのだ。


 ダジャレデスク「なにっ、西浜が矢場とんで契約だと。よしっ、いいの閃いた。写真大きく使うからよろしく!」

 ……スポーツ新聞を何だと思ってるのだろう。でも、ある気がするんだよなぁ。


ゾロ目好きもいるはず!


 そしてもうひとつのプロフェッショナルが電卓デスクだ。そう、スポーツ新聞はダジャレと同じくらいゾロ目が好きなのである。

 11月22日の紙面で各紙が中日・若松駿太投手が555%増の3600万円で契約したことを、プロ野球史上第6位の大幅昇給と報じたが、おそらくゾロ目でなければ、スペースはもう少し小さくなったはずだ。


 誰かが契約更改をすれば電卓を叩き、シーズン中に数年ぶりの珍記録や勝利が生まれれば、日延べで計算しなおす。そして運良くゾロ目になった時だけ日の目を見る。


 ダジャレデスクはともかく、こっちはかなりの確率で存在すると思う。だって、ホントにゾロ目もよく目にするから。みなさんもシーズン中に注意して読んでみて。まあ、電卓デスクの正体は学生バイトだったりしそうだけど。


文=御手洗あつひこ
幸楽(@渡る世間は鬼ばかり)のような中華料理屋でスポーツ新聞を読むことをこよなく愛するダメライター。その経験を生かして野球太郎で年に一度だけ『ドラフト当日の新聞報道徹底検証』の記事を担当する。好きな紙面レイアウトはスポニチ。

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