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ミラクルなサヨナラ連発で春初出場の至学館。見てみたいのは健大高崎との「J-POP校歌」対決!?


 今年で第89回を迎える選抜高等学校野球大会(以下、センバツ)。筆者の故郷・愛知からは至学館が出場。今回が初出場となる。

 ところで、「至学館」と聞いてもピンとこない人もいるだろう。元々同校は1905年に「中京裁縫女学校」として設立。その100年後の2005年に共学化した際、当時名乗っていた「中京女子大付高」から現在の校名に名称を変わった。野球部創立は翌2006年。まだまだ歴史の浅いチームなのだ。

注目は左サイドスロー・川口龍一


 センバツ出場をかけた昨秋の愛知県大会と東海大会では、いわゆる「私学4強」と呼ばれる愛知の強豪私立・愛工大名電、東邦、享栄、中京大中京をすべてサヨナラ勝ちで破る勝負強さを見せた。

 その勝負強さを支えたのが投手陣。背番号1の右腕・新美涼介と背番号10の川口龍一の継投で勝ち抜いてきた。

 注目は川口。左のサイドスローという変則ピッチャーで、秋は主に先発として試合をつくった。ストレートのマックスは125キロ前後と特筆すべきスピードはない。しかし、左打者にとっては背中からくる軌道が、右打者にとってはボールの出どころが、それぞれ「打ちにくいさ」につながっている。

「J-POP校歌」が話題に。今春は歌えるか!?


 2011年夏、至学館は激戦を制し甲子園に出場。このときは惜しくも初戦敗退だったが、話題になったのが「J-P0P校歌」だ。

 校歌のタイトルは「夢追人」(ゆめおいびと)。「一番高い山に登って 一番光る星を掴んだ」から始まる歌詞には、校名がまったく出てこない。一説によると、レスリング金メダリスト・伊調馨の姉である伊調千春とその友人の物語がモデルだという。

 メロディーラインも流麗で古臭さがなく、ステレオタイプな校歌とは一線を画している。

 そこで筆者が一度見てみたいのが「J-POP校歌」の元祖・健大高崎高(群馬)との対戦。こちらは曲の最初に「Be Together」と横文字が出てくるが、チームが全国常連になったことで多くのファンからも認知されている。

 現状の至学館は実績でも認知度でも健大高崎に遅れをとっているが、何が起こるかわからないのが高校野球。試合に勝って、満面の笑みで「J-POP校歌」を歌うナインの姿を見たい。


文=加賀一輝(かが・いっき)

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