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今週の野球みどころランキング[4月16日(火)〜4月22日(月)]

 『今週の野球みどころランキング』は、4月第3週はじめの時点で注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 最後には今後の簡単な野球界のスケジュールを添えていますので、重要事項はチェックしておいてください!


5つのJABA大会で優勝チームが決定。日本選手権へ
―――社会人野球
「社会人野球日本選手権」(10・11月)への出場権を懸けたJABA(日本野球連盟)大会が始まっています。日本選手権への出場権が与えられるのは…
[A]都市対抗野球(7月)と全日本クラブ野球選手権大会(9月)で優勝した2チーム
[B]4〜5月、8月に全国で行われる11のJABA大会優勝チーム
[C]最終予選を勝ち抜いた19チーム
以上の計32チーム。([A][B]の優勝チームで重複が出た場合は、そのチームの所属する地区の最終予選からの出場枠が増やされます)
JABA大会はここまで、東京スポニチ大会、静岡大会、四国大会、日立市長杯選抜野球大会、長野大会の計5大会が終了。それぞれHonda(関東)、JR東海(東海)、JR東日本(関東)、三菱重工神戸(近畿)、新日鐵住金かずさマジック(関東)が優勝、日本選手権出場を決めています。また岡山大会は本日16日に準決勝と決勝がダブルヘッダーで行われます。
今季の社会人野球のパワーバランスを窺うには最適な大会。ぜひ注目したいところです。


大家や木田、WBC伊代表パネラーティらが加入したBCリーグが熱い!
―――独立リーグ
 四国アイランドリーグplus(四国IL)が6日に、BCリーグが13日に開幕しています。注目したいのはBCリーグ。今シーズンは、NPBでプレーの場を失いながらも現役続行を目指す選手や日本でのプレーを望む外国人選手、育成選手派遣制度を活用した選手の派遣など、NPBとの間を行き来する選手が増加しています。
富山サンダーバーズ(北陸地区)には、元横浜でMLB5球団を渡り歩き51勝を挙げた大家友和、国士舘大から富山に入団し、育成ドラフトで阪神入りした野原祐也が選手兼コーチとして復帰する形で加入。また今回のWBCで2次ラウンドまで進んだイタリア代表で先発も果たしたルカ・パネラーティも加わりました。
石川ミリオンスターズ(北陸地区)は、元日本ハムの超ベテラン右腕・木田優夫、昨シーズン西武でプレーしたカーターを獲得。信濃グランセローズ(北信越地区)にはDeNAに在籍し2年間で17度先発したブランドン・マンが、福井ミラクルエレファンツ(北陸地区)には、NPB育成選手派遣制度でオリックスから投手の山崎正貴と外野手の稲倉大輝が加入。群馬ダイヤモンドペガサスには、かつて在籍し本塁打王にもなっているフランシスコ・カラバイヨが復帰しています。なお、昨年独立リーググランドチャンピオンにもなった王者・新潟アルビレックスBCは元プロの高津臣吾が引退した一方で、目立った補強は行っていません。


拓殖大が東洋大から勝ち点。混乱・法政大は東京大に連勝。
―――大学野球
 東都大学野球が8日に、東京六大学野球が13日に春季リーグが開幕。東都は00年代後半以降、黄金時代を迎えていた東洋大が昨秋まさかの2部落ち。“戦国東都”を支える実力派2部勢と東洋大がいかに戦うかはこの春の見どころです。2部勢は第1週から力を発揮し、1部昇格経験のない拓大が東洋大に6-2、7-3で連勝。勝ち点を奪っています。
東京六大学は、リーグ開幕直前に選手が大学に監督退任を直訴するという混乱が起きた法政大でしたが、順当に実力を発揮し東京大を10-1、9-3で下しています。2季連続優勝に向けて、まずは確実に勝ち点を挙げました。立教大vs慶應義塾大の対戦は1勝1敗で第3戦までもつれ、さらにその試合も9回に立教大が逆転し、勝ち点を獲得しました。
今週末には北東北大学リーグと九州の2つの大学リーグで開幕を迎え、北海道以外の各地で春季リーグ戦がはじまっています。


九州・沖縄で春季県大会終了。PL学園の夏の大会への道、断たれる
―――高校野球
 各地区で春季都府県大会が行われています。九州・四国の各県大会は終了し、地区大会に出場する代表校が決定しています。センバツで強さを発揮した四国の地区大会(5月3日開幕)には、今治西、済美(愛媛)、高知、高知商(高知)、鳴門、生光学園(徳島)、尽誠学園、琴平(香川)が出場。センバツに出場した土佐は高知とのチャレンジマッチに敗れ、四国大会出場を逃しました。また、エース安樂智大をケガで欠いた済美は順位決定戦で今治西に敗戦。
 九州は、センバツ出場校はすべて推薦枠で九州大会(4月20日開幕)に出場。目新しいところでは、ノーシードからエース・平良拳太郎を軸に勝ち上がり県大会を初優勝した北山(沖縄)。夏の予選の第1シードを懸けたチャレンジマッチでも沖縄尚学に2-3(7回降雨ノーゲーム)と肉薄し、力のあるところを見せています。同マッチは九州大会後に再度行われる予定です。
 また、残念なニュースとしては、PL学園(大阪)で部内での暴力が発覚。日本高野連からは、事件の起きた日の翌日にさかのぼり2月24日から8月23日まで6カ月の対外試合禁止処分が下され、その結果夏の選手権予選への出場が不可能となり、現在の3年生部員の甲子園への道は閉ざされた形に…。


急激な本塁打の増加はWBC出場選手のおかげ?
――― NPB・WBC
 統一球導入後、一気に投高打低が進んでいったNPB。今季は一回りしたところではありますが、例年にはない1試合に5本も6本もスタンドに入ることがしばしばありました。
 実際に昨季の一回り対戦が終わった時点で本塁打数を比較してみると、昨季は56本に対して今季は111本と約2倍、出ています。
 各メディアによって、いろいろな推察が行われていますが、4月9日のスポニチではこの理由を『WBC戦士の奮闘』と考えている。記事がありました。4月8日までで72本塁打が出ている中、WBC出場選手で17本を数え、全体の約24%を占めているのですが、昨年の同時期(3カード終了時)と比べると、全体で34本のうち、今年、WBCに出場した選手の本塁打数はたったの3本(パーセントでいうと約9%)! WBCがあったことで、力のある選手の仕上がりが早いから、このようなスタートダッシュが切れたのではないか、という内容でした。
 では、この計算方法で一週間経つとどうなっているのか? 調べたところ、WBC出場選手の本塁打数は111本中22本で約20%、若干数値は減らしましたが、それでも20%はキープし、1チーム分(1軍登録されている野手の約8%)の野手だけでこれだけ打っています。
 しかし、昨季の一回り終了時では、リーグ全体で56本塁打。そのうち、今年WBCに出場した選手は12本まで伸ばし、約21%まで占めています。3カード目までは有力な説でしたが、今後はまたいろいろな憶測が飛びそうです。
 WBC出場選手の調子の良し悪しを打率・出塁率の十傑でみると、セ・打率一人、セ・出塁率二人、パ・打率二人、パ・出塁率二人、と上位に食い込む選手は少なく、それ以上にWBCでベストナインに選ばれた井端弘和(中日)や、稲葉篤紀(日本ハム)の絶不調具合が目立っている印象があり、今年もWBC出場した年のシーズンは例年より成績が落ちやすいと言われてしまうのでしょうか。まだ一回り目ですが、実はいいスタートを切れている野手は少ない模様です。その一方で投手陣は軒並み好スタート。本塁打数とともに、WBC出場選手の成績も1年間どのように動いていくでしょうか、興味深いです。


黒田が復調、川崎はメジャー昇格! 藤川はDL入り
――― MLB
開幕から11〜14試合を戦い終えたMLB。ナ・リーグは東地区のブレーブスが9連勝で11勝1敗と華麗な開幕ダッシュを決めました。なんといっても12試合で23失点、平均で2点を切るディフェンス力が光っています。一方オフに主力を投げ売りし、チームが事実上解体されたマーリンズは2勝10敗と低迷。得点が12試合で20点しかとれない極度の攻撃力不足状態にある模様。
日本人選手も奮闘を続けています。この1週間で、先発ローテーションに入っているダルビッシュ有(レンジャーズ)、岩隈久志(マリナーズ)は1試合(13日)に登板。黒田博樹(ヤンキース)は2試合(8日・14日)の登板機会がありました。ダルビッシュと岩隈は同じ試合で投げ合い、6回2/3を1失点で投げ切った岩隈が6回3失点のダルビッシュに投げ勝ち2勝目。黒田は3日の試合で打球を手に当てた影響が心配されましたが、8日のインディアンズ戦は6回途中3失点で初勝利。そして14日のオリオールズ戦は5安打無失点で最後まで投げきり完封で2勝目。シンカーでゴロを打たせる投球で、昨年のような頼もしい黒田が戻ってきました。
ブルペンではカブスの藤川球児がクローザーとして9日と12日に登板。9日(ブルワーズ戦)は1回で2三振を奪いセーブを挙げましたが、12日(ジャイアンツ戦)は3失点。味方が逆転したため勝ち投手になりましたが、安定感が出せません。さらに翌13日に腕の張りが見られたため故障者リスト(DL)入り…。
野手では青木宣親が好調をキープ。この1週間で5試合に出場し21打数6安打2盗塁。チームは3勝8敗と調子に乗れませんが、自らの仕事を果たしています。また、13日にはブルージェイズとマイナー契約を結んでいた川ア宗則がメジャー昇格。レギュラーのホセ・レイエスのケガへの対応の措置ですが、このチャンスでアピールすべく、生きのいいプレーを見せています。14日の試合ではバントヒットで今季初安打を記録しています。


巨人、西武がそろって10勝目。大谷は足首ひねり登録抹消
――― NPB
 14日に巨人と西武が10勝に到達。頭半分程度ですが抜け出しました。巨人はこの1週間、阪神との3連戦(9日〜11日)で全く打てず、3試合連続で零封。32イニング連続無失点の球団ワースト記録を樹立してしまいました。それでも次のヤクルトとの3連戦では8点、3点、2点と得点を奪い、投打のバランスよく3連勝。勢いを取り戻しつつあります。昨季は発揮されなかった外国人選手の長打力や村田修一の打撃のシュアさが効いています。
 中島裕之が移籍、中村剛也がケガで打線の核を欠き、下馬評は高くなかった西武でしたが、ここまで全試合に出場している浅村栄斗、ルーキーの金子侑司ら5選手が3割超え。金子は外野での出場が続いていましたが、遊撃手としての出場も増えてきました。つくづく「打てるショート」に恵まれる球団だと感じずにいられません。投手陣も涌井秀章や牧田和久ら既存戦力が好調。さらに菊池遊星や十亀剣、野上亮磨、大石達也ら一本立ちが待たれた選手に成長の兆しが見られ、投打において若手の底上げが結果に結びついています。
 ルーキー情報では、ソフトバンクの東浜巨が11日のオリックス戦で初先発。しかし、4回途中で6失点を喫しノックアウト。7安打5四死球、初回には満塁弾を浴びるなど、かなり苦いデビュー戦に。日本ハムの大谷翔平は、公式戦初“登板”を11日のロッテ戦(イースタンリーグ)で迎えました。当初、会場はロッテ浦和球場が予定されていましたが、観衆の数やそれに対する警備を考慮しQVCマリンで実施。2000人が見守りましたが、この日の大谷は乱調。4回を投げ5安打3失点と安定感に欠く投球でした。しかし13日、1軍のオリックス戦の守備で足首をひねり、1軍登録は抹消。腫れと痛みが退くまでは大事を取る予定。また、14日には阪神の藤浪晋太郎がDeNA戦でプロ初勝利を挙げました。甲子園で白星を勝ち取るとは、さすが甲子園に強い男です。
 19歳になったばかりの投手が初勝利を挙げる一方で、中日の山本昌は47歳7カ月で勝ち投手に。自身のもっていた最年長先発勝利のプロ野球記録を更新しています。

 NPBに独立リーグに女子プロ野球に、高校、大学、社会人野球……と各リーグ、カテゴリー、各地方で熱い戦いが繰り広げられています! 野球選手たちにエネルギーをたくさんもらいつつ、与えつつ、存分に楽しんでいきましょう!


<<野球界の主なスケジュール>>
女子プロ野球関連

4月20、21日 「ヴィクトリアシリーズ」@神宮球場 両日とも19時試合開始予定

アマチュア野球スケジュール

3月下旬〜 春季高校野球都府県大会
4月下旬〜6月上旬 春季高校野球地区大会
4月20日(土)から6日間:九州大会(サンマリンスタジアム宮崎ほか)
5月3日(金)から3日間:四国大会(オロナミンCスタジアムほか)
5月18日(土)から5日間:関東大会(宇都宮清原球場ほか)
5月24日(金)から3日間:東海大会(四日市市営霞ヶ浦球場ほか)
5月25,26日、6月1,2日(ともに土、日):近畿大会(佐藤薬品スタジアム)
5月27日(月)から7日間:北海道大会(札幌円山球場)
6月1日(土)から3日間:中国大会(松江市営野球場)
6月1日(土)から4日間:北信越大会(石川県立野球場ほか)
6月6日(木)から5日間:東北大会(荘内銀行・日新製薬スタジアムほか)

大学野球開幕

下記の大学リーグ以外はすでに開幕。
北東北大学リーグ  4月20日
九州六大学リーグ  4月20日
福岡六大学リーグ  4月20日
北海道学生リーグ  4月27日
札幌学生リーグ   5月1日
九州地区大学野球トーナメント 5月14日
第62回全日本大学野球選手権大会  6月11日〜(6日間)

社会人野球・日本選手権対象試合

4月27日から5日間  JABA京都大会(わかさスタジアム京都、皇子山球場)
5月2日から4日間  JABAベーブルース杯(岐阜長良川球場、大垣市営北公園球場)
5月7日から5日間  JABA九州大会(北九州市立大谷球場、北九州市民球場)
5月8日から4日間  JABA東北大会(仙台市民球場、石巻市民球場、Kスタ宮城)

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