週刊野球太郎 野球の楽しみ方が変わる野球サイト

藤原恭大(ロッテ)は外野手版・山田哲人!? あのドライチたちの未来予想図はコレだ! パ・リーグ編

文=勝田聡

藤原恭大(ロッテ)は外野手版・山田哲人!? あのドライチたちの未来予想図はコレだ! パ・リーグ編
 10月に行われたドラフト会議から早くも1カ月半が経過した。指名された未来の中心選手たちの多くが契約(仮契約含む)を交わしている。そのなかでも特に注目を集めるのが、ドラフト1位の選手たちだろう。チームを担う存在と期待される彼らは、どのような選手に育っていくのだろうか。今回は「独断と偏見」でパ・リーグのドラフト1位選手たちの完成形を考えてみた。

松本航(日本体育大→西武)の未来予想図


 今シーズン、リーグ優勝を飾った西武は即戦力右腕としての呼び声が高い松本航(日本体育大)を一本釣りした。最速150キロを超えるストレートが武器の右腕だ。大きく振りかぶる腕の動き、特徴的な左足の使い方はひと目見れば忘れることはない。圧倒的な変化球はないが、球種はスライダー、カーブ、スプリットと多彩。将来的には涌井秀章(ロッテ)のようなイメージだろうか。ポスティング制度を利用してMLB挑戦が濃厚な菊池雄星の穴を埋める活躍に期待したい。

甲斐野央(東洋大→ソフトバンク)の未来予想図


 小園海斗(報徳学園高→広島)、辰己涼介(立命館大→楽天)と2度の抽選に外れた末、ソフトバンクが指名したのが甲斐野央(東洋大)だった。150キロ台後半のストレートでグイグイ押すリリーバーだ。

 現時点で救援陣はサファテ、岩嵜翔、森唯斗、嘉弥真新也、加治屋蓮と12球団でもトップクラスの実力を誇っている。しかし、今シーズンはサファテ、岩嵜がそろって離脱となった。ほかの投手陣が踏ん張り、日本一を勝ち取ったが、優秀な中継ぎはどれだけいても困らない。ストレートと決め球のフォークで大魔神・佐々木主浩(元横浜ほか)のような存在を目指したい。

吉田輝星(金足農高→日本ハム)の未来予想図


 今夏の甲子園でも大阪桐蔭高勢を凌ぐ注目を浴びたのが、吉田輝星(金足農高)だ。投球だけでなくフィールディングもよく、いわゆる野球脳も高い。身長175センチとプロ野球選手にしては少し小柄だが、力強いフォームから繰り出されるストレートは最速152キロ。スライダー、カットボールといった変化球を織り交ぜ多くの三振を奪っていく。完成形は則本昂大(楽天)のような投手だろうか。

 高卒ということもあり、1年目はファームで過ごすことになりそうだが、栗山英樹監督は即戦力としても期待しており、起用法が注目される。ダルビッシュ有(カブス)、大谷翔平(エンゼルス)、上沢直之と多くの高卒投手が育った北の大地で吉田も羽ばたきたい。

太田椋(天理高→オリックス)の未来予想図


 小園の抽選を外したオリックスは同じ遊撃手の太田椋(天理高)を指名した。父の暁氏はオリックスの打撃投手でもあり、親子鷹でこれから歩んでいくこととなる。

 高校通算31本塁打を誇る「打てる遊撃手」は身長181センチと上背はまずまずも、76キロと線が細いのが気になるところだが、坂本勇人(巨人)も186センチ83キロとスリムだ。その坂本のように打って守れる大型遊撃手としての期待がかかる。しかし、高卒の遊撃手としては岡崎大輔も控えている。チーム状況次第だが、どちらかが宗佑磨のようにコンバートされる可能性もありそうだ。

藤原恭大(大阪桐蔭高→ロッテ)の未来予想図


 高卒外野手においてナンバーワンの評価だった藤原恭大(大阪桐蔭高)は3球団競合の末、ロッテが交渉権を獲得した。左投げということで、ほぼ外野一本での勝負となるが、走攻守揃っており1年目からの1軍定着を目指している。本人もトリプルスリーを目指すとコメントしているように外野手版の山田哲人(ヤクルト)が完成形だろうか。丸佳浩(広島→巨人)の獲得競争に敗れたロッテだが、藤原にとってはチャンスが広がった格好だ。井口資仁監督の期待に応えたい。

辰己涼介(立命館大→楽天)の未来予想図


 最下位に沈んだ楽天は即戦力外野手の辰己涼介(立命館大)を獲得した。好守ながらポカのある守備面は気になるところだが、肩は抜群に強い。またリーグ通算122安打を放った安打製造機としての能力は魅力的だ。足も速く糸井嘉男(阪神)のような万能型の選手に育つことが期待される。1年目からレギュラーとして起用される可能性が高く、田中和基に続いて楽天から2年連続新人王が誕生する可能性もある。

文=勝田聡(かつた・さとし)

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.29 2018ドラフト総決算&2019大展望号 好評発売中
おすすめ特集
2018ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方