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ファンの期待の表れ! 若手選手にとっては励みにもなる、今季はココが変わったプロ野球応援歌

プロ野球2016 ココが変わってどうなった?【球場&応援編】


 プロ野球ファンが待ち望んでいた開幕から1週間が経過。応援しているチームの勝敗に一喜一憂する季節がやってきた。

 各球場の外野スタンドからはアツい応援歌が流れ、選手たちにエールを送るべく、連日の大声援を耳にしているだろう。そんななか、今季から応援歌が変わった選手たちがいることをご存じだろうか。今回はそんな選手たちをピックアップしてみよう。

畠山和洋(ヤクルト)


 2015年シーズン打点王を獲得した畠山の応援歌が変わった。旧応援歌では“砕け白球”で荒々しさを表現していたが、新応援歌では“扉を蹴破れ”ときた。


 ある実況では「バットを担いだツキノワグマ」とも表現された畠山。その迫力はプロ野球界屈指の存在で、外国人選手にも負けるとも劣らない。

 キャンプ中にぎっくり腰を発症し、開幕出場も危ぶまれたものの、なんとか出場。しかし4月4日現在、豪快な1発を未だ見ることは出来ていない。新応援歌の“扉を蹴破れ”のインパクトの通り、今季も豪快なホームランを早く見たいところだ。

岡本和真(巨人)


 次代の三塁手として開幕スタメンが期待された岡本。しかし開幕を振り返れば、無念の2軍スタートとなった。そんな岡本の新応援歌は、なんとスタメン争いのライバル・村田修一、そして井端弘和コーチの中日時代と同じく、前奏付きだった。

 中日時代の井端は「前奏の時になるべく打たなかった」と告白したが、岡本はどうだろうか。オープン戦で披露された前奏つきの新応援歌を1軍の試合で聴きたい。

野間峻祥(広島)


 広島の汎用応援歌から、昇格してオリジナル応援歌が誕生した野間。“赤い流星”という響きが、某アニメの“赤い彗星”を想像させて、かっこいいと評判だ。


 昨季は「隙あらば野間」という言葉がネット上で流行した。今年はオリジナル応援歌も出来たことで、レギュラーを確保…といきたかったが、開幕直後の4月4日に2軍降格。新応援歌を再び、1軍の球場で聴くことができるか。


福浦和也(ロッテ)


 QVCマリンスタジアムが必ず盛り上がるのは、ウグイス嬢に「サブロー(↑)」と、コールされるとき。そして福浦の応援歌が流れる時だった。しかし「だった」と表現したのは、2010年に福浦の応援歌が封印されてしまったからだ。


 ところが今シーズンより、絶大な人気を誇っていた福浦の応援歌が6年の沈黙を経て復活。打て福浦〜♪と、この応援歌を聞くだけでもQVCマリンスタジアムに行く価値ありだ。


 応援歌の変化は応援団やファンの期待の表れでもある。また、若手選手のなかには、自分専用の応援歌ができると、一流選手の仲間入りと受け止め、励みにしている選手もいると聞く。

 ファンの期待を乗せた新しい応援歌を背中に受けて、彼らの活躍を期待したい。

文=勝田 聡(かつた さとし)
松坂世代のひとつ上にあたりサッカーの黄金世代となる1979年生まれ東京育ち。プロ野球、MLB、女子プロ野球、独立リーグと幅広く野球を観戦。 様々な野球を年間約50試合現地観戦し写真を撮影する。プロ野球12球団のファンクラブ全てに入会してみたり、発売されている選手名鑑を全て購入してみたりと幅広く活動中。

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