週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

すでに3年連続40セーブ超え。鉄人サファテ(ソフトバンク)がまもなく達成する3つの大記録

すでに3年連続40セーブ超え。鉄人サファテ(ソフトバンク)がまもなく達成する3つの大記録

 楽天と激しい首位争いを繰り広げるソフトバンク。今季も頼れる守護神が36歳のサファテだ。

 今季も8月17日時点で51登板、防御率1.06。何よりも際立つのはすでに40セーブを挙げているということだ。

プロ野球シーズン記録は46セーブ


 これまでのプロ野球界のシーズンセーブ記録は、2005年に岩瀬仁紀(中日)、藤川球児(阪神)が記録した46セーブ。サファテはあと6セーブに迫っている。

 今季のソフトバンクは接戦に強くセーブ機会が極端に多い。サファテも41のセーブ機会で登板し、うち40回で成功している。

 残りは35試合。単純計算でこのまま行けば、12〜13セーブを上乗せすることになる。打線の打ちすぎや負けが込んだとしても6回以上のセーブ機会は必ず訪れるはずだ。

 最近はリリーフ陣の過投にやや怒り気味のコメントも見られるが、この機を逃す手はない。大記録達成の可能性はかなり高い。

史上2人目の外国人選手名球会入り!


 さらにサファテが達成しそうな大記録は通算250セーブだ。2011年に広島に入団してからこれまでに通算215セーブを挙げている。あと35セーブで名球会への入会資格を得ることになる。

 外国人選手としてこれまでに入会資格を得たのは現DeNA監督のラミレスと広島からメジャーに旅立ったソリアーノの2名。ソリアーノは入会の意思がなく、サファテがもし入会するとすれば、史上2人目の快挙になる。

 さらに来季に達成したとすれば、日本球界8年目での名球会入り。初代会長で創始者でもある金田正一氏(元国鉄ほか、現在は脱会)ですら、200勝を挙げたのは9年目だった。

 これまでの最速は稲尾和久氏(元西鉄)で7年目。それに次ぐスピードで名球会入りを果たせる位置だ。


前人未到の4年連続40セーブ


 少し気が早いが来季40セーブを挙げれば、史上初の「4年連続40セーブ」を達成することになる。ここまでサファテは今季も含めて3年連続で40セーブを達成。2005年から2007年にかけて岩瀬が記録した3年連続40セーブに肩を並べている。

 まだまだ衰えを見せない36歳の剛腕が記録に残る「伝説の守護神」になる日は近そうだ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方