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後半戦での復活に期待!  絶好調・広島で波に乗り遅れてしまった男たち


 近年稀にみる絶好調をキープしている広島。1991年以来のリーグ優勝へ向けて視界良好だ。

 「神ってる」こと、鈴木誠也が早くも本塁打を2ケタに乗せれば、ジャクソン&ヘーゲンスの新助っ人・中継ぎコンビもフル回転で大活躍。エルドレッド、鈴木、菊池涼介、新井貴浩の4人が打率3割台をキープするなど、すさまじい勢いを見せている。

 しかし、広島にはそんな大波に乗り遅れてしまった男たちがいる。後半戦の復活に期待したい不調戦力を見てみよう。

(成績は7月7日時点)

大瀬良大地(1軍登板なし)


 昨季は先発・リリーフでフル稼働も、終盤戦で調子が下降。さらには、最終戦で痛恨の勝ち越しを許し、ベンチで涙をみせた大瀬良。今季は2月のキャンプで、右ヒジ内側側副靱帯部分損傷が明らかになり離脱。未だに2軍での調整が続いている。

「ポスト・マエケン」の筆頭格。後半戦、CSのキーマンになりそうだ。


福井優也(7試合/1勝2敗/防御率5.83)


 昨季は9勝6敗、防御率3.56の成績を残し、投手キャプテンにも指名された福井。しかし、今季は開幕から乱調続きで5月には5回すら持たない惨状に。こちらも2軍調整が続いているが、緒方孝市監督は後半戦のキーマンになると断言。状態を戻し、真価を発揮したい。


永川勝浩(11試合/2勝0敗1H/防御率6.30)


 2003年に新人球団記録となる25セーブを挙げてから早13年を経過。2000年代後半のチームの顔だけに復活を期待するファンも多い。しかし、4月20日には自身通算500登板の記念すべき試合でロペス(DeNA)に満塁弾を浴びるなど、失点が続き2軍降格。

 かつての輝きを取り戻し、歓喜の瞬間に加わりたい。

梵英心(1軍出場なし)


 11年目35歳。ベテランの域に入った梵だが、今季は若手が台頭し、ここまでまさかの出番なし。2軍でも25試合で打率.208にとどまり、心配は尽きない。


堂林翔太(31試合/打率.205/2本塁打/2打点/0盗塁)


 かつては、ファンから「堂林と心中」と言われるほどに重宝されていたホープももう25歳。後続の若鯉軍団が次々と結果を残すなか、伸び悩む期間が続き、ついには出番も減ってきた。後半戦の巻き返しがなければ、そろそろ背番号7の剥奪もあり得るか!?


廣瀬純(1軍出場なし)


 暗黒時代には「来年は廣瀬が3割打つ!」とファンが妄想を膨らませた廣瀬。2010年に打率.309をマークしたものの、スタメンに完全定着することができず、昨季は自身初の1軍出場なしに終わった。


 復活を狙う今季は、4月の練習中にボールが顔面を直撃。鼻骨骨折のアクシデントに見舞われた。しかし、状態は上向きで、2軍では打率.300をキープ。2013年には15打席連続出塁の日本記録を樹立した「元祖・神ってる」男。37歳、頼れるベテランは代打の切り札になれるか!?


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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