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日米170勝の岩隈久志(巨人)、度重なるケガから復活を期す梶谷隆幸(DeNA)ら帰ってきた男たち

文=藤山剣

日米170勝の岩隈久志(巨人)、度重なるケガから復活を期す梶谷隆幸(DeNA)ら帰ってきた男たち
 野球選手に故障はつきもの。それぞれに事情は異なるが、不運にも昨シーズン、チームの戦力になれなかった選手たちは当然ながら今シーズンでの巻き返しを誓っている。今回はそんな「帰ってきた男たち」をピックアップしたい。

セ・リーグ

■実績は屈指の右腕

 セ・リーグでの注目はアメリカから帰国し、巨人に入団した岩隈久志だろう。

 日米通算170勝(NPB107勝、MLB63勝)という実績は現役随一。それだけに気になるのは、2017年9月に手術を行った右肩の状態だ。

 楽天時代から、チームの状況よりも自身の体調を優先し、無理を避けてきた感がある岩隈。一部ではそういったスタイルに批判的な見方もあったが、巨人入りしてからもスロー調整が続いており、1軍合流は、開幕後、しばらくしてからになりそうな状況だ。

 とはいえ、その慎重さが故障を未然に防ぎ、結果的にチームへの貢献につながってきたという側面もあるはずだ。

 2018年は、マイナーで3試合に登板したのみだが、シーズン終盤には140キロ台まで球速が戻っていた。この先、仕上がった状態で1軍のマウンドに立つ場面が訪れたときは、当然ながら本人も手応えをつかんでいると見ていい。8年ぶりの日本球界での投球を待ちたい。

■オフに伴侶を得てさらなる飛躍を

 また、野手ではDeNAの梶谷隆幸の復帰も待たれる。昨季は、腰痛や死球による右手の骨折、さらには右肩のクリーニング手術など、度重なる故障に苦しみ、8月2日に登録抹消されて以降、1軍復帰はかなわなかった。

 チームの外野手争いは混沌としているが、梶谷が万全の状態に戻り定位置を確保するようだと、その走力も含めてDeNA打線の厚みは増す。昨年末には結婚を発表した。心中期するものがあるに違いない。

パ・リーグ

■昨季の日本一に貢献できなかった分を今季に
 昨季はケガに苦しんだソフトバンク投手陣。先発の和田毅、守護神のサファテと、それぞれの持ち場で柱になるべき存在が、ほぼ戦力になれなかった。

 和田はメジャーからソフトバンクに復帰した1年目の2016年、15勝5敗という成績で、最多勝と最高勝率の二冠。しかし、2017年はヒジの手術で8試合(4勝0敗)、2018年は肩痛で登板ゼロと、出番を減らしていた。今季は、キャンプからブルペンに入って投げ込みもしっかりこなしており、2年ぶりの1軍登板が見られそう。

 サファテは、昨年4月18日に股関節痛で登録抹消。診察を受けるためにアメリカに帰国し、そのまま手術。その後はリハビリ生活に突入したこともあって、戻ってくることはかなわなかった。

 今季は、すでにオープン戦などで実戦登板も重ねており、3月21日のヤクルト戦では最速149キロを計測。復調気配は少しずつ感じられてきたものの、クローザーというのは過酷な役回りで、本人の手応えも悪いため2軍スタートが決定した。2017年に、歴代最高となる年間54セーブをマークした最強クローザーの勝負勘がいつ戻ってくるか。注目だ。

■途中リタイヤした経験から今年は万全を期す

 オリックスの田嶋大樹も、ケガからの復帰を目指す。ルーキーイヤーだった昨季は、6月までに12試合に先発し、6勝3敗。同期入団のなかではナンバーワン左腕という評判を裏切らないパフォーマンスを見せた。しかし、6月27日に左ヒジ痛で登録抹消。そのままシーズン終了となってしまった。

 同じ轍を踏むことがないよう、田嶋はキャンプからじっくりと調整を進めている。今季のオリックス投手陣の最大の課題は、金子弌大、西勇輝の抜けた穴をいかにして埋めるかだが、シーズンを通して田嶋がマウンドに立てるようなら、先頭を切ってその役割を果たす可能性は十分だ。

文=藤山剣(ふじやま・けん)

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