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オールスター出場選手決定! 選ばれなかった選手に疑問の声も!?

 7月17日に東京ドーム、翌18日にマツダスタジアムで行われる今年のプロ野球のオールスターゲーム。それに先立ち、ファン投票、選手間投票、監督推薦とすべて発表され、出場選手が確定した。

 セ・リーグでは、広島から黒田博樹や菊池涼介ら5人がファン投票で選出。監督推薦2人を含め7人はリーグ最多で、「カープ女子」に代表されるファンの盛り上がりが如実に表れる結果となった。

 一方のパ・リーグは、ファン投票で4人、監督推薦で4人、合計8人が選ばれた西武が最多。そのうち、年間最多安打記録の更新の勢いで打ちまくる秋山翔吾や、全選手中トップの53万6267票を集めた森友哉(指名打者)ら5人が初出場というフレッシュな顔ぶれとなっている。

 そんな中、前半戦でリーグ上位の成績を残しながら、選ばれなかった選手もいる。

 セ・リーグでは、その筆頭格がヤクルトの畠山和洋だ。7月7日終了時点(以下、成績はすべて同じ)で19本塁打、57打点はセ・リーグの二冠王。ファン投票は新井貴浩(広島)に次ぐ2位ながら、監督推薦でもポジションの関係で選ばれず……。畠山は、過去に2回オールスターに出場していて、2011年の第1戦で本塁打を放ちMVP、2012年にも第3戦で本塁打を記録し敢闘賞と、オールスターゲームでの活躍が目立っていただけに、楽しみにしていたファンは多かったかもしれない。


 他にも、44打点でリーグ3位のゴメス(阪神)、打率3割前後で打率ランキングトップ10をキープするバルディリス(DeNA)、すでに7勝をマークし、防御率2.23でリーグ5位のジョンソン(広島)、福原忍(阪神)、マシソン(巨人)、オンドルセク、ロマン(ともにヤクルト)といったホールドポイント上位で防御率も1点台、2点台に抑えている投手たちがリストに名を連ねることができなかった。

 パ・リーグでは、ソフトバンクの中心選手がごっそり選から漏れた。開幕から4番を務め、打率.305とさすがの安定感を見せていた内川聖一、今季は5番で打率.323、リーグ4位の53打点という成績を残し、チームを支える李大浩、リーグ3位の打率.3307かつ得点圏打率は.4181とリーグトップの勝負強さを発揮している中村晃。この3人とも出場はかなわなかった。

 監督は前年優勝チームから自動的に決まるので、セ・リーグは巨人の原辰徳監督、パ・リーグはソフトバンクの工藤公康監督。この2人が監督推薦枠のラインアップも決める。自チーム選手を多くすれば「えこひいき」に見えるし、逆に少なければ「後半戦に向けて選手を温存か?」などと揶揄されかねないだけに、ポジションの重複だけでなく、各球団のバランスにも頭を悩ませたことだろう。

 いずれにしても、選ばれた選手にはオールスターゲームらしい大胆でハツラツとしたプレーを期待、惜しくも選ばれなかった選手は、後半戦へ向けてのいい準備期間としてもらいたいところだ。

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