週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

7色のユニフォームで戦ったオリックス。どのユニフォームのときが強かった?


 今季のオリックスは様々な種類のユニフォームを着て試合を行ってきた。その数はなんと7種類。

 そのなかで、一番強かったのはどのユニフォームでの試合だったのか? そして、そのユニフォームが一番似合う選手を独断で選出してみた。

白基調のホーム


 現在のホームユニフォームは、2011年のモデルをマイナーチェンジしたものだ。来季は白色の部分がスーパーホワイトに変更されるなど、再度マイナーチェンジをされると聞く。そのホームユニフォームの勝率は以下。

【ホームユニフォームでの成績】
19勝25敗/勝率.432

 借金6という残念な結果になってしまった。やはり、ホームゲームには勝ち越してもらいたいものだ。

 白のユニフォームは誰にでも似合うのだが、このユニフォームでお立ち台に立つ回数が一番多かったのが、T-岡田の6回だった。よって、ホームユニが一番似合うのはT-岡田としたい。


今季からネイビーになったビジター


 ビジターユニフォームはグレーが基調色だったが、今季からはネイビーに基調色が変更された。ビジターユニフォームの勝率はかなり悪かった。

【ビジターユニフォームでの成績】
27勝43敗1分/勝率.386

 ビジターユニフォームが最も似合う選手には、ルーキーの吉田正尚を推したい。初出場となった西武プリンスドームでの試合で初安打。初打点と初本塁打は札幌ドームで挙げたもの。今季の10本塁打のうち7本が敵地でのものだった。


ネイビーに赤白ラインのBs spirits


 ホーム、ビジターに次ぐ3番目のユニフォームということで「サードユニフォーム」と呼ばれているもの。2014年から用いられ、選手とファンが一体になろうという意味を込め「Bs spirits」と名づけられている。今年はネイビーに赤と白のライン、帽子のマークとツバが赤色のユニフォームとなっている。

【Bs spiritsでの成績】
5勝4敗/勝率.556

 「Bs spirits」のユニフォームでの試合は少なかったが、勝ち越すことができた。このユニフォームで活躍したのは中島宏之。お立ち台に2度登る勝負強さを発揮した。

賛否両論のチェック柄は青とピンクの2種類


 このチェック柄のユニフォームが発表されたときは衝撃的だった。本当にこれを着て試合をするのか? と疑問に思うファンも多かっただろう。あまりの奇抜さに、海外でも紹介されたほどだ。チェック柄は青とピンクの2種類。その勝敗は以下。

【青のチェック柄ユニフォームでの成績】
3勝2敗/勝率.600

【ピンクのチェック柄ユニフォームでの成績】
0勝3敗1分/勝率.000

 青のチェック柄では勝ち越したものの、ピンクのチェック柄ではとうとう勝つことができなかった。

 青のチェック柄が似合う選手は、このユニフォームで無四球完封勝利を飾った金子千尋だろう。ピンクのチェック柄が似合う選手は、引き分けた試合の先発投手である山崎福也を推したい。


地球から宇宙へ飛び出した夏の陣


 昨季の「Bs夏の陣」のユニフォームは地球の写真をプリントしたデザインで、大きな話題を呼んだ。そして今季は「地球を飛び出して宇宙」という、ある意味、期待に応えたデザインとなった。

 しかし「Bs夏の陣」の試合は勝率が悪いというのは、ファンの間ではよく知られていること。今季もその例に漏れず、成績が悪かった。

【Bs夏の陣のユニフォームでの成績】
2勝5敗/勝率.286

 宇宙柄の「Bs夏の陣」のユニフォームが似合う選手には松葉貴大を推したい。7月29日、京セラドームの西武戦でプロ入り初の完投勝利。117球、1失点の好投を見せた。後日のトークショーで松葉は、この宇宙柄が気に入っていると話している。


レアもの? オリックス・ブレーブス復刻


 阪急ブレーブスがオリックスに譲渡され、オリックス・ブレーブスになったのが1989年。そこから2シーズンだけ着用されたユニフォームが復刻。この復刻ユニフォームでの試合はほっともっとフィールド神戸で2試合、京セラドームで1試合の計3試合が行われた。

【オリックス・ブレーブス復刻ユニフォームでの成績】
1勝1敗1分/勝率.500

 オリックス・ブレーブスのユニフォームが似合う選手にはディクソンを推したい。復刻ユニフォームでの2試合に先発している。ディクソンは背が高く足が長いので、ズボンのラインが美しく映え、よく似合っている。


種類が多すぎる?


 特別ユニフォームや復刻ユニフォームは流行りかもしれないが、さすがにオリックスの7種類は多すぎる。ホーム、ビジター、「Bs spirits」の3種類と、特別ユニフォーム1種類でいいのではないか。

 いずれにせよ、チームがもっと勝って、「このユニフォームのときのオリックスは強い」というイメージをファンに植え付けてほしい。来季からの奮起を期待する。


文=矢上豊(やがみ・ゆたか)
大阪在住の山本昌世代。初めてのプロ野球観戦は、今はなき大阪球場での南海対阪急戦と、生粋の関西パ・リーグ党。以来、阪急、オリックス一筋の熱狂的ファン。プロ野球のみならず、関西の大学、社会人などのアマチュア野球も年間を通じて観戦中。

記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方