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《極・プロ野球選手の妻たち》おらが母ちゃんはナンバーワン! 大男たちが平伏す肝っ玉母ちゃん伝説


 プロ野球選手の妻を特集する本企画『極・プロ野球選手の妻たち』。第2回は避けては通れないプロ野球選手の妻のレジェンド“肝っ玉母ちゃん”の伝説を紹介したい。

悪妻は夫をのばす!?


 何かと話題の「ユーキャン新語・流行語大賞」。今年は広島の躍進を象徴する「神ってる」が年間大賞を受賞したが、過去にはプロ野球選手の妻が同賞でランクイン受賞を果たしたことがある。

 そのひとりが落合博満(中日GM)氏の妻である落合信子夫人だ。1993年、年間傑作語録賞を受賞した際のワードは「悪妻は夫をのばす」。自身のエッセイのタイトルでもあり、この言葉から「悪妻」の印象が強いが、実はプロ野球史上に残る「良妻」であることは誰もが知るところである。

 信子夫人は落合氏の9歳上の姉さん女房。ロッテ時代の落合氏が出会ったときはスナックのママだった。

 しかし、結婚する前からその良妻ぶりを発揮。当時、1軍半でくすぶり、信子夫人の経営するスナックに通い詰めていた薄給の落合氏に対し、「アンタ、歯並び治しな」とポンと治療代を提供したのは有名な話だ。

 結婚後も記者や他球団の選手との橋渡し役になったほか、幾度も落合氏を奮い立たせてきた。

 1度目の三冠王に輝いた際、「今年は打低だった」とメディアにケチをつけられて落ち込む主人に「アンタ、悔しかったらもう1回獲ってみな」と言い放ち、2度目の三冠王を獲ると今度は「アンタ、王さんを超えてみな」と猛ゲキ。

 そのほか、FA、中日監督就任など、決断を迫られる場面では必ず「男だったらやってみな」と尻を叩き続けてきた。

 気難しい三冠王をいとも簡単にやる気にさせ、最高のスポークスマンであった信子夫人に匹敵するような“インパクトのある良妻”はなかなか現れないだろう。

人気絶大! ロッテ・岡田嫁


 現役選手の妻のなかで最も「コアな人気を集めている」といっても過言ではないのが、ロッテ・岡田幸文の妻である由美子夫人だ。プロ入り前の社会人時代に結婚しているが、なんと由美子夫人は岡田の11歳年上。球界一の姉さん女房だ。

 2008年に育成ドラフト6位でロッテに入団し、サクセスロードを進んできた岡田だが、その道の両サイドを彩るのは由美子夫人の名言だ。

 まずはプロ入りの際。育成契約で年俸240万円の提示を受けた岡田に対し、激怒。

「貴方はいいけど子どもたちはどうするの!? 暮らしていけない!」

 2人の娘を抱える母としての怒りを隠さず、あいさつにきたロッテ・山森雅文スカウトに対しても、内心ではこう思っていたという。

「子どもたちはだまされても、私はお菓子じゃだまされないぞ!」

「お前か、この人を持っていくのは」

 その後、ついに入団の意思を固めた岡田にも「私や子どもより野球を選んだ」と怒っていたそうだ。

 だからこそ、入団当初は手厳しいコメントも……。

「ボールじゃなくてプロパンガス転がしに帰ってくる?」(弱気になる岡田に対して。岡田の前職は足利ガス契約社員)

「3年結果を残すまで天狗になるな」

「年俸1000万円じゃあ、千葉で家族で暮らすのはまだ無理」

 など、怒りの名言が数多く残っている。しかし、ただの鬼嫁では終わらない。

「プロ野球選手の妻になるとは思ってなかった。ただ一緒にいたかったから結婚した」

「全身、ロッテグッズで応援に行きたい」

「今は120パーセント応援している」

 時折、キュンとくるツンデレ発言を混ぜてくるから気が抜けない。現代の肝っ玉母ちゃん、名言ヒットメーカーは由美子夫人に決まりだ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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