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【プロ野球】ファームも終盤戦に突入! タイトル争い&期待の若手は?(イースタン・リーグ編)

 朝晩が肌寒くなり、本格的に季節は秋。移ろいは早いものでプロ野球も終盤戦を迎えている。

 セ・リーグでは熾烈な優勝争い、パ・リーグではCS出場を賭けた勝負が続いているが、実は今年はファームも大混戦。

 まずは7球団で構成されるイースタン・リーグの情勢を見てみよう。


【順位】(9月16日時点)

巨人  113試合57勝47敗9分 --
西武  101試合50勝45敗6分 2.5差
楽天  107試合53勝50敗4分 3.5差
ロッテ 103試合48勝48敗7分 5.0差
DeNA102試合48勝48敗6分 5.0差
日本ハム107試合50勝53敗4分 6.5差
ヤクルト103試合39勝59敗5分 15.0差


 1〜6位までが6.5ゲーム差でひしめく大混戦。小山雄輝、江柄子裕樹など1軍でも使えそうな投手陣を2軍幽閉中の巨人がトップを走り、優勝へのマジックは9月16日現在で「3」。最短で19日のロッテ戦(千葉・柏の葉)で優勝が決まる。

 水をあけられたヤクルトは1軍こそ今季は安定しているが、逆に2軍が「ヤ戦病院」化。昨季引退して打撃投手を務めていた阿部健太が7月に育成で現役復帰して外野手を務めるなど、一時は投手が野手として出場するほどだった。今年のドラフトでは、野手を大量指名することも予想される。


【打撃部門】
≪打率≫
1 青松慶侑(ロ).305
2 松本剛(日) .2934
3 細谷圭(ロ) .2929

≪本塁打≫
1 青松慶侑(ロ) 14
2 大田泰示(巨) 11
2 細谷圭(ロ)  11
2 駒月仁人(西) 11

≪打点≫
1 細谷圭(ロ)  57
2 鵜久森淳志(日)49
3 加藤翔平(ロ) 46

 今年30歳を迎える青松が現在の首位打者。本塁打王争いも独走中だ。昨季もイ・リーグの打点王に輝いているが、1軍では持ち前のパンチ力を発揮できず、「2軍の帝王」と化している。11日には登録名を青松敬容から青松慶侑に変更。心機一転で、ポストシーズンの救世主に名乗りを上げたい。

 打率2位は高卒4年目の松本。打撃力には定評があるものの、拙守が課題となっていたが、今年は外野を主に守り、守備出場45試合で3失策と数値はやや改善。試行錯誤のなかでつかんだ内外野どこでも守れるユーティリティ性に安定感を加えて、チャンスをつかみたい。

 打率3位、本塁打2位の細谷は今年で27歳。来季こそは1軍で結果を残したい。

 巨人・大田は1軍でも54試合で打率.292を残しており、「未完の大器」から卒業の気配。西武・駒月は1軍デビューに近付き、来季の隠し玉となれるデキだ。ロッテ・加藤、日本ハム・鵜久森はもう一声必要か。


≪盗塁≫
1 外崎修汰(西) 27
2 島井寛仁(楽) 23
3 水口大地(西) 16
3 石川貢(西)  16

 西武のルーキー・外崎がトップを走る。1軍でも9盗塁を記録しているが、打率.189はかなり迫力不足。2軍でも.258で打撃のレベルアップは必須だ。それでも走塁・守備は一級品。打力偏重の西武では、1軍でも貴重なリザーブとなっている。

 球界最小163センチの小兵・水口は2軍打率.307(規定打席未満)と結果を残した。7月には支配下登録され、背番号も最小の「00」。1軍でビッグな夢をかなえたい。西武・石川(.269)と楽天・島井(.167)はやや打力不足。自慢の足を生かせるだけの力がほしい。

【投手部門】
≪防御率≫
1 小山雄輝(巨) 2.53
2 森雄大(楽)  2.64
3 二木康太(ロ) 3.24

≪勝利≫
1 誠(西)    11
2 高梨裕稔(日) 10
3 木村優太(ロ) 8
3 森雄大(楽)  8

≪セーブ≫
1 土田瑞起(巨) 12
2 田中靖洋(西) 11
3 入野貴大(楽) 10

 昨年は1軍でも16試合で防御率2.41を残した小山が安定した投球を見せている。今季は1軍で7試合しか登板していないが、他チームであればチャンスがあるデキだ。

 楽天・森は5月の1軍先発時に3回7失点の大乱調が響いて出直し中。ロッテ・木村も1軍5試合で防御率7.79。30歳の中堅左腕としては物足りず、立て直しを図る。

 1軍経験が薄いところでは、ロッテ・二木、日本ハム・高梨、西武・誠が経験を積んでいる。ロッテ・二木は高卒2年目としては安定しており、1軍挑戦も近いだろう。高梨、誠はそれぞれ防御率3.45と4.18。あと少し上積みがほしいところだ。

 セーブ数ランクインの3人は防御率も好調で、土田(2.45)、田中(2.83)、入野(1.98)。なかでも田中は、8月から1軍リリーフ陣に加わると、主にロングリリーフで防御率1.50の好成績を収め、ようやく一本立ちの気配を見せている。土田と入野は昇格はあるものの、1軍の壁に直面している。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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