週刊野球太郎
中学、高校、プロ・・・すべての野球ファンのための情報サイト

2013夏・島根の有望投手を紹介します!

【島根・投手編】ドラフト関連度A

若き開星投手陣

 並み居る強敵を次々となぎ倒し5年ぶりに春を制した開星。その原動力は全試合で2点以内に抑えた若き投手陣にある。昨夏から体重を13キロアップさせ、迫力が出てきた恩田和季は140キロ超の球速以上に打者の手元で伸びる球筋に磨きがかかってきた。さらに鋭いキレのスライダーが武器の持田隆宏に加え、準々決勝で公式戦初先発した左腕の宮川公佑も頭角を現してきた。

 今春、その開星に敗れた逸材たちの巻き返しも夏の見どころになるだろう。松江商は恩田と壮絶な投げ合いを演じた速球派右腕・増本凌也、小気味いい投球が光る左腕・宅和健太郎という左右二枚看板を引っさげるだけに他校も厳重警戒している。

 さらに昨夏に続いて今春も開星の前に涙を飲んだ豪快左腕・浜村拓人(出雲西)、変幻自在の投球で三振の山を築くテクニシャン・山藤桂(島根中央)、得点圏に走者を置いても粘れる投球が光る下園直登(立正大淞南)、球威が増したことで変化球とのコンビネーションも格段にアップした片山翔太(大社)らが最後の夏、王者の前に立ちはだかる。

 昨秋、最速144キロをマークした「山陰のダルビッシュ」こと東方伸友(浜田商)が一皮剥けようとしている。春先から万全の状態ではなかったものの、4月の浜田地区予選では、雨中のマウンドをものともせずピンポイントにコーナーを突く大人の投球を披露した。

 180センチを超える石見智翠館の投手陣も間違いなく全国レベルだ。抜群の制球力を誇る左腕・田部稜太、持ち前の球威に加え、キレが格段に増した右腕・小山慶己が二枚看板を形成。地区予選では敗れはしたが、島根中央相手に二人合わせて被安打3、14奪三振は圧巻だった。

 その他、角度のある球を投げ込む長身右腕・高橋勇人(出雲商)、粘り強い投球が光る山岡拓人(隠岐)ら、それぞれの持ち味にも期待が高まる。

【注目選手】東方伸友(浜田商)


記事タグ
この記事が気に入ったら
お願いします
本誌情報
雑誌最新刊 野球太郎No.32 2019ドラフト直前大特集号 好評発売中
おすすめ特集
2019ドラフト指名選手一覧
2019ドラフト特集
野球太郎ストーリーズ
野球の楽しみ方が変わる!雑誌「野球太郎」の情報サイト
週刊野球太郎会員の方はコチラ
ドコモ・ソフトバンク
ご利用の方
KDDI・auスマートパス
ご利用の方