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野球は五輪競技に復活なるか?地味にアマチュア野球がアツい季節!

 『今週の野球みどころランキング』は、6月第1週はじめの時点で注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 最後には今後の簡単な野球界のスケジュールを添えていますので、重要事項はチェックしておいてください!


各地方大会で激戦繰り広げられる
―――高校野球

 各地で行われている高校野球の春季地方大会もいよいよ大詰め。

 まず北海道大会では駒大苫小牧がセンバツ出場の北照を7−2で下し、6年ぶり4回目の優勝。また、好左腕・清水洋二郎を擁し、26年ぶり2度目の出場となった北海道屈指の進学校、函館ラ・サールは1回戦で甲子園出場春夏合わせて47回の北海を7−5で破る大金星を挙げた。次戦の準々決勝で優勝した駒大苫小牧に1−8で敗れたものの、夏の快進撃を期待させる大きな足跡を残した。

 北信越大会は1日に開幕。好選手が揃う地区だけに、ネット裏にはプロ野球のスカウト陣や大学野球関係者も多く訪れた。その中で、2日目の2回戦では地元・石川県勢の星稜と遊学館の強さが際立った。

 前日にセンバツ出場の春江工(福井)を破った新発田中央(新潟)に対し、星稜打線が爆発し、8−0で7回コールド勝ち。新潟県王者で1回戦シードとなった村上桜ヶ丘に対しては、遊学館がスーパー1年生の4番・廣橋敬大の活躍などにより、村上桜ヶ丘の194センチ右腕・椎野新から8点を奪い、1−8で同じく7回コールド。準決勝に駒を進めた。

 星稜は準決勝で富山第一に3-8で敗れたものの、遊学館はセンバツベスト4の敦賀気比(福井)を9-5で下した。更新日となる4日に富山第一vs遊学館の決勝戦が行われる。

 近畿大会では1日と2日に準決勝、決勝が行われ、決勝は履正社が神戸国際大付を8-7のサヨナラで破り、初優勝。1回戦敗退に終わったセンバツの悔しさをバネに、最高の形で夏を迎えることとなった。

 中国大会は3日に決勝が行われ、現DeNAチーフコーチ兼打撃コーチである高木豊氏の母校高川学園(山口/旧校名は多々良学園)が瀬戸内(広島)を破り、初優勝を飾った。

 6日から10日の予定で開催される東北大会が終われば、春季大会の全日程が終了し、いよいよ高校野球の集大成、夏の大会がやってくる。多くの地区は7月上旬に開幕するが、北海道や沖縄は6月下旬にスタートとなる。今年の夏は予選からどんな勝負が見られるのだろうか。

全日本大学野球選手権の全出場校が決定! 都市対抗も続々と出場決定チームが!
―――アマチュア野球

 各リーグで出場校が続々と決まる中、最後までもつれにもつれたのが、東京六大学、東都大学、北東北大学の3リーグ。

 東京六大学リーグでは法政大が、2003年秋の早稲田大以来の全勝優勝に王手をかけたものの、2回戦から明治大が脅威の粘りを見せ、1分けを挟んだ後連勝で、劇的な逆転優勝を果たした。10勝4敗2分けと16試合も戦いながらも、全校から勝ち点を挙げる完全優勝で、3季ぶり35回目の頂点に立った。

 また東都大学リーグでは先週、駒澤大が優勝に王手をかけながらも國學院大に敗れたため、亜細亜大が連勝すれば逆転優勝という状況に。そんな中、行われた対中央大戦を、1回戦でドラフト候補右腕・九里亜蓮が完封、2回戦を3年生右腕・山ア康晃が1失点完投で締め、亜細亜大が4季連続21度目の優勝を飾った。

 勝率制の北東北大学リーグでは、八戸学院大と富士大が8勝2敗で並び、優勝決定戦に。ここで富士大は八戸学院大を9−5で破り、2季連続23回目の優勝に輝いた。

 これで全日本大学野球選手権出場の全26校が決定。6月11日から神宮球場と東京ドームで「大学日本一」をかけた熱戦が繰り広げられる。

 社会人野球・都市対抗の予選も各地で行われており、北関東予選(出場枠2)では日立製作所と新日鐵住金鹿島が、東京都予選(出場枠4)ではNTT東日本とセガサミー、JR東日本が、西関東予選(出場枠2)では東芝と三菱重工横浜が出場を決めた。

 北関東予選では今秋のドラフト候補右腕・東明大貴が好投するも予選3位で敗退。東明にとって最後の都市対抗となりそうな今年は補強選手での出場となりそうだ。

 西関東予選では横浜金港クラブが三菱重工横浜に9回2死2ストライクまでリードするも、そこで同点タイムリーを浴び、10回にサヨナラ負け。大金星を逃した。

 また東海予選(出場枠6)では三菱重工名古屋とJR東海、王子、東邦ガスが、近畿予選(出場枠5)では日本生命とNTT西日本、パナソニックが、四国(出場枠1)では四国銀行がそれぞれ都市対抗(7月12日から12日間、東京ドームにて)への出場を決めた。

松井秀喜氏の引退セレモニー、国際ドラフト見送りなど
―――MLB

 先月5月5日の国民栄誉賞授与式のスピーチで、引退の想いを初めてファンの前で語った松井秀喜氏。今度はニューヨークのヤンキースタジアムで華々しい引退セレモニーが用意されることが、30日にニューヨーク・ヤンキースから発表された。

 開催日は7月28日。松井氏はこの日に限って、ヤンキースとマイナー契約を交わし「ヤンキースの一員」として試合前のセレモニーに参加する。日曜日のデーゲームということで、多くの観客が集まりそうだ。またこの契約により、松井氏の最終所属はヤンキースということになるため、肩書きも「元レイズ」から「元ヤンキース」となる。

 そのヤンキースに現在所属し活躍している黒田博樹は、5月28日にメッツと行われた「サブウェイシリーズ」に先発登板。7回無失点で降板したが、9回裏に今季救援失敗ゼロの守護神マリアーノ・リベラがメッツ打線に集中打を浴び、まさかのサヨナラ負け。ただ黒田は「マリアーノにはいつも助けってもらっているので」と守護神をかばった。

 同じくヤンキースのイチローは1日、8番右翼で先発出場し3打数2安打2得点を挙げ、チームの連敗を5で止める活躍を見せた。

 昨年途中までイチローの同僚だったマリナーズ・岩隈久志は、31日のツインズ戦に先発し、8回途中まで投げ無失点。今季6勝目を挙げ、防御率はリーグ2位となる2.13にまで上昇。今シーズン10度目のクオリティースタートを達成した。初のオールスター出場も見えてきた。

 同じく昨年からMLBでプレーするダルビッシュ有(レンジャーズ)は、2日のロイヤルズ戦に登板し、7回99球を投げ、3安打3四死球6奪三振で、勝利投手の権利を持ったまま降板したが、チームが8回に同点とされ、ダルビッシュに8個目の白星はつかず。チームはその裏に勝ち越し3-1で勝利した。

 好調な投手が多い中、今季からメジャーに挑戦した藤川球児(カブス)が腕の張りのためDL入りした。そののちの精密検査の結果、右ヒジ靭帯断裂が判明し、「トミー・ジョン手術が必要」と診断を受けた。手術を受けた場合、復帰までは1年以上かかるため、来季の開幕も間に合わない状況となる。

 こちらでも毎週報じている日本人選手はもちろんのこと、中南米を中心に多くの国々の選手がプレーするMLB。近年話題になっている『国際ドラフト』(米国、カナダ、プエルトリコ以外の選手も対象選手とするドラフト)の実施について、同機構は「大リーグ選手会と協議したが、合意に至らなかった」と発表した。一方、選手会も「現時点では、選手側に国際ドラフトを受け入れる準備が整っていない」との声明を発表した。

※5月5日の国民栄誉賞授与式以外の日付はアメリカ現地時間です。

大谷がついに“投手”初勝利! 内海はまたも100勝ならず
―――NPB

 “二刀流ルーキー”大谷翔平(日本ハム)がついにプロ初勝利を挙げた。1日に札幌ドームで行われた中日戦に先発。2回、3回、4回に1点ずつ失うも、5回を投げ4安打3失点にまとめ、打線の援護もあり1軍登板2試合目の登板にして、プロ初勝利を手にした。

 また翌2日には、三嶋一輝(DeNA)が初のナイター開催となった旭川スタルヒン球場での対日本ハム戦で8回を5安打3失点に抑え、こちらもプロ初勝利。先発転向5試合目にして嬉しい白星となった。

 この三嶋と前述の大谷で今季、新人にして勝ち星を挙げた投手は13人となり、新人投手の活躍が目立っている。

 プロ初勝利を2005年4月9日に挙げた内海哲也(巨人)は、通算100勝をかけ、2日の西武戦に登板。しかし4回3分の2を3失点でノックアウト。これで王手をかけて以降3戦連続の未勝利。チームも最大5.5ゲーム差があった阪神に首位を奪われ、2位に転落してしまった。

 記録で言えば、益田直也(ロッテ)も大投手の記録に並んだ。31日に行われた巨人戦で9回に救援登板。これにより、5月だけで18試合目の登板となり、1956年に稲尾和久氏(故人/当時西鉄)が打ち立てた記録に並んだ。もちろん投球回数に違いはあるものの、チームの両リーグ最速30勝に大きく貢献するタフネス右腕にささやかな勲章が加わった。

野球・ソフトボール五輪実施競技候補に残る
―――五輪

 ロシア・サンクトペテルブルクで行われた国際オリンピック委員会(IOC)の理事会で2020年夏季五輪に行われる実施種目のうち未定であった1競技の候補を絞り込む投票を行なった。

 野球とソフトボールは五輪競技復帰に向け、統括組織を統一させ、「世界野球ソフトボール連盟(WBSC)」を設立。また野球をソフトボールと同じ7回制にするなど大胆な改革を行ない、この理事会に臨んだ。

 レスリングら8競技と最終候補枠3を争い、投票数が過半数に達した競技が「いち抜け」していく方式の選出方法で、レスリングに続き2番目に野球・ソフトボールは通過した。レスリング、スカッシュとともに実施競技候補に残ることとなった。

 このことに野球関係者は一様に喜びの声を挙げており、中でも2008年北京五輪で日本代表監督を務めた星野仙一監督(楽天監督)は「7回制にしてでも、仮に2アウト3ボール制にしてでも」と五輪競技として実施されることの意義を声高に訴えた。

 最終的に未定分の1競技は、9月にブエノスアイレスで行われるIOC総会で最終決定される。実施競技の前に開催都市が決まるため、開催都市が東京であれば野球・ソフトボールが実施競技になるという見方がある一方、「五輪を世界最高峰の舞台に」ということをIOCが強く要望しているため、選手の五輪参加に否定的なMLBの姿勢に軟化がない限り、厳しいとの見方もある。

 残すは4カ月。果たして野球・ソフトボールの運命はいかに!?


<<野球界の主なスケジュール>>
女子プロ野球関連

6月8、9日 『ティアラカップ茨京都大会〜女子野球祭り2013!〜』@わかさスタジアム京都 両日ともに第1試合は11時試合開始、第2試合は13時半試合開始予定
各試合前に、少年少女を対象とした野球教室&体験教室を実施しています! 詳細、応募方法については日本女子プロ野球リーグ・JWBLのホームページをご覧ください。

アマチュア野球スケジュール

◎九州大会(サンマリンスタジアム宮崎)優勝校:久留米商(福岡)
◎四国大会(オロナミンCスタジアムほか)優勝校:尽誠学園(香川)
◎関東大会(宇都宮清原球場ほか)優勝校:浦和学院(埼玉)
◎東海大会(四日市市営霞ヶ浦第一野球場ほか)優勝校:常葉学園菊川(静岡)
◎近畿大会(佐藤薬品スタジアム)優勝校:履正社(大阪)
◎北海道大会(札幌市円山球場)優勝校:駒大苫小牧
◎中国大会(松江市営野球場)優勝校:高川学園(山口)
◎北信越大会(石川県立野球場ほか)6月4日に決勝戦(富山第一vs遊学館)
6月6日(木)から5日間:東北大会(荘内銀行・日新製薬スタジアムほか)

大学野球・春季リーグ戦の優勝校が出揃う!

6月11日(火)から6日間:第62回全日本大学野球選手権大会(神宮球場、東京ドーム)
6月21日(金)〜23日(日):大学日本代表選考合宿 (平塚球場)
【23日に大学日本代表選手発表】
6月30日(日)〜7月5日(金):大学日本代表[直前強化合宿]
7月6日(土)から:第39回日米大学野球選手権大会
▽大会日程
[第1戦]7月 6日(土)午後2時【松山坊っちゃんスタジアム】
[第2戦]7月 7日(日)午後2時【松山坊っちゃんスタジアム】
[第3戦]7月 8日(月)午後6時【マツダZoom-Zoomスタジアム広島】
[第4戦]7月10日(水)午後6時【宇都宮清原球場】
[第5戦]7月11日(木)午後6時【明治神宮野球場】
[予備日]7月12日(金)    【明治神宮野球場】


第84回 都市対抗野球大会・2次予選大会一覧/本戦出場決定チーム紹介(6月3日現在)

◎北関東予選(日立市民運動公園)
→日立製作所(日立市)、新日鐵住金鹿島(鹿嶋市)が本戦出場決定!

◎西関東予選(横浜スタジアム)
→東芝(川崎市)、三菱重工横浜(横浜市)が本戦出場決定!

◎四国地区予選(レクザムスタジアム)
→四国銀行(高知市)が本戦出場決定!
(以上3地区は予選が終了)

開幕〜4日 :東京都予選(大田スタジアム)
→NTT東日本、セガサミー、JR東日本が本戦出場決定!

開幕〜7日:近畿地区予選(わかさスタジアム京都、明石トーカロ球場、舞洲ベースボールスタジアム、京セラドーム )
→日本生命、NTT西日本(ともに大阪市)、パナソニック(門真市)が本戦出場決定!

開幕〜7日までの予定 :東海地区予選(岡崎市民球場)
→三菱重工名古屋、JR東海(ともに名古屋市)、王子(春日井市)、東邦ガス(名古屋市)が本戦出場決定!

開幕〜5日 :東北地区予選(弘前市営球場、青森県営野球場)
開幕〜8日:中国地区予選(倉敷マスカットスタジアム、倉敷市営球場)
開幕〜8日 :九州地区予選(長崎ビッグNスタジアム、かきどまり野球場)
6月4日〜5日間:南関東予選(QVCマリンフィールド、ゼットエー・ボールパーク)
6月6日〜5日間:北信越地区予選(長野オリンピックスタジアム、長野県営野球場)
6月7日〜3日間:北海道予選(札幌市円山球場)

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