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茨城の有望選手、大会展望

7月5日〜25日(水戸市民球場ほか)

左腕・上野で悲願の甲子園出場狙う霞ヶ浦
中国人留学生など楽しみな素材型の野手陣


投手編


▲鈴木康平(つくば秀英)

将来性豊かな右腕に注目

 夏の甲子園初出場を狙う霞ヶ浦の左腕エース・上野拓真。投球のコンビネーションだけでなく、フィールディングもいい。刺す牽制と見せる牽制を使い分けるなど、細かい技術が身につき、洗練度は県内トップクラスだ。

 上野を追うのは後藤凌太(水戸工)だ。昨秋、26年ぶりに関東大会に導いた左腕は今春も4強入り。スライダー、カーブを両サイドへ散らしながら、テンポがいい投球をする。楽しみな対戦相手は県内公式戦で連敗中の強豪・常総学院。今夏、3度目の正直なるか。

 その常総学院だが、今春に復活してきた金子雄太からアンダースローの畑悠につなぐ継投は盤石と言っていいだろう。そこに、昨秋に活躍した赤司洸平らが控える。

 以上3校とともに昨秋、今春と連続で4強入りしたのが土浦湖北。エースは180センチを超える長身の大関友久で、2年生ながらしっかり試合が作れる実戦型。伸びしろも大きく、これからダイナミックに育ってほしい左腕だ。

 一方、素材型として注目したい2人の投手がいる。

 1人は186センチの鈴木康平(つくば秀英)。県を代表する本格派の投手で、角度があるストレートは球速以上の威力を感じる。

 もう1人は谷中規彦(下館工)。ストレートとスライダーを同じ腕の振りで投げることができる。今春の県大会で10者連続奪三振を達成し、井川慶(オリックス)が水戸商時代に作った県大会記録に並んだ。

 ほかにも素材型は2年生の綾部翔(霞ヶ浦)、大友喬太(明秀学園日立)がいる。2人とも体のまとめ方を覚えたら楽しみな大型右腕だ。明秀学園日立には孫大怜也というパワフルな2年生投手や3年生の技巧派左腕・月沢一樹もいる。

 左右の両輪といえば鹿島学園の高木寿、神田湧斗も見逃せない。右の高木は小柄だが、最速140キロのストレートは威力抜群。左の神田湧斗は腕が強く振れて、投げっぷりがいい。

打者編

▲進藤逸(常総学院)

実戦型選手が揃う

 甲子園でも中心選手の1人として活躍した進藤逸(常総学院)。走攻守すべてでレベルが高く、勝負強い。試合を振り返った時に、「進藤のプレーで勝った」と思わせるタイプだ。進藤とともに中軸を打つのは石井大貴。中学時代から将来を嘱望され、2年生から4番を張っている。今夏はその打棒でチームを引っ張りたい。

 霞ヶ浦は小柄な3選手がチームを牽引する。菅原直輝はすべてのプレーに無駄がない器用な選手。平瀬翔吾は強いスイングが持ち味で、走塁技術の高い戸部将稀は守備も盗塁も一歩目が速いなど、それぞれに特長を持っている。

 ほかにも注目の野手は多い。大橋凪(石岡一)はスイングの速い強打者タイプで、海老根智(水城)は巧みな打撃が光る。小柄な高橋直利(鉾田一)はしっかりボールを呼び込んで強い打球を放つ。石川竜聖(竜ヶ崎一)は1年から出場してきた強肩強打の捕手だ。

 最後に挙げておきたいのは中国からの留学生の韓嘯(鹿島学園)だ。外野守備など課題は多いが、抜群の身体能力を持つだけに長い目で見守りたい。

大会展望
今年こそ霞ヶ浦が夏を制すか?


秋季大会、春季大会ともに4強の顔ぶれはすべて同じ。決勝に至っては5大会連続で常総学院vs霞ヶ浦というカードになっている。この間の両者の対戦成績は常総学院の3勝2敗(昨秋に引き分け再試合が1試合ある)で一歩リードしている。しかし、今のところ「連勝」がないだけに、もし夏の決勝戦で再び対戦したとしたら、霞ヶ浦が勝つ順番。今年、悲願の夏制覇なるか注目だ。この2強に割って入れるのは水戸工か土浦湖北か? それとも急成長した他校になるのか。


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