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投げる営業マン、162センチの小兵、2児のパパ、マー君世代。THE即戦力の25歳超ルーキーたち


 いざオープン戦の幕が開けたプロ野球。各チームの若手たちが闘志を燃やし、猛アピールする時期がはじまった。

 なかでも注目を集めるのは各球団のルーキーたち。ドラフト上位の“即戦力”がどこまで結果を残せるかによって、シーズンへの期待感も大きく変わってくる。

 しかし、各球団で本当の“即戦力”と期待されているのは、実は経験豊富なオールドルーキーだったりする。特に25歳を超える選手は「活躍のそろばん」を弾いて指名されていることがほとんどだ。

 指名時点で25歳以上だった今年のオールドルーキーを紹介しよう。

2016ドラフト・25歳以上の指名選手


■菊沢竜佑
投手
相双リテック→ヤクルト6位
1988年5月16日生まれ/28歳

 今年のルーキー最年長はヤクルトの菊沢竜佑。「マー君世代のルーキー」といわれれば、その遅咲き具合はさらに引き際立つ。

 米独立でもプレーし、さらに軟式クラブでもプレーと変り種要素も“倍満”ぐらいはありそうだが、ヤクルトの急所は投手陣。伊達や酔狂で獲ったわけではない。キャンプから超高速クイックを披露するなど、経験値の高さを見せつけている。


■飯田大祐
捕手
Honda鈴鹿→オリックス7位
1990年9月19日生まれ・26歳

 1軍キャンプに抜擢され、攻守で落ち着きを見せていたのはオリックスの飯田大祐。3歳の長女と1歳の長男がいる“2児のパパ”の子連れルーキーだ。

 昨季、オリックスでは21歳の若月健矢が85試合に出場し、後半戦には正捕手の座にほぼ収まった。飯田が若月並みの能力であれば、年齢の若い若月に軍配が上がるはず。その不利は飯田も自覚しており、キャンプでも全体練習が終わったあとに精力的に自主トレで汗を流した。

 自分の立ち位置を冷静に見極めながらもとにかく進むしかない。昨季は戸柱恭孝(DeNA)、足立祐一(楽天)が活躍し、オールドルーキー捕手にとってはかなりいい風が吹いている。飯田も追い風に乗れるか。



■坂本一将
内野手
石川ミリオンスターズ→オリックス育成4位
1990年11月16日生まれ・26歳

 育成契約ながら、2軍の実戦で出場機会をつかみつつあるのはオリックスの坂本一将。昨季、石川ミリオンスターズが所属するBCリーグでは71試合で打率.305、19盗塁を記録し、俊足巧打の判が押されている。

 社会人野球のセガサミーでも活躍していたが、ここまで下位指名になったのは、球界最小の162センチの身長が理由だろう(体重65キロ)。しかし、大学、社会人、独立リーグを生き抜いてきた“小兵の戦法”は“即戦力”級のはず。一刻も早く支配下登録を勝ち取りたい。



■有吉優樹
投手
九州三菱自動車→ロッテ5位
1991年3月12日生まれ・25歳

 大学・社会人野球出身の投手が早い時期から1軍のマウンドを任されることの多いロッテでは、今年も25歳の有吉優樹に“即戦力”としての期待が注がれる。

 社会人時代は営業職で、ポケットに携帯電話を入れて練習していた“投げる営業マン”。キャンプでは野球だけに専念できる環境に充実感を得ており、低めに安定して集めることができるコントロールを披露。自身の営業にも成功している。




文=落合初春(おちあい・もとはる)

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