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「痛い」にもさまざまな種類があるようで……。プロ野球2016勝手に珍プレー大賞「痛い編」!


 日本ハム10年ぶりの日本一で幕を閉じた2016年のプロ野球。今年も記憶に残る多くの名場面があった一方、「別の意味で」記憶に残る珍プレーも数多く飛び出した。

 そこで、週刊野球太郎による「プロ野球2016勝手に珍プレー大賞」を決めてみたい。

 第1回は「痛い編」。痛さの度合いを独断で「○○%」と定め、ベスト5をカウントダウン形式で振り返っていく。

ベースコーチにぶつけた角中の顔が秀逸


【第5位】角中勝也(ロッテ)
痛い度「40%」:角中、一塁ベースコーチに打球をぶつける
(10月4日/ロッテ対楽天/QVCマリンフィールド)

 パ・リーグ首位打者に輝いたロッテ・角中勝也。卓越したバットコントロールと鋭いライナーを飛ばす打棒が持ち味だが、思わぬ形でそれが発揮された。

 楽天・美馬学のカーブを振りぬくと、打球は一直線で松山秀明一塁ベースコーチの太ももを直撃。打った角中も打球の行方を見た瞬間、「あっ!!」っと口をあんぐり。過去に三塁ベースコーチをぶつけたこともあったからか、角中の「気づいた」ときの顔も印象的だったのでランクイン。


メンドーサの闘志はメキシカン・レスラー級!?


【第4位】メンドーサ(日本ハム)
痛い度「60%」:メンドーサ、1日に2度も打球直撃
(9月23日/日本ハム対楽天/札幌ドーム)

 ピッチャーにとって、打球が直撃するのはある種の宿命。日本ハムの助っ人右腕・メンドーサは1日に2度も打球をぶつけられる不運に見舞われた。

 1本目は楽天・島内宏明のピッチャー返しを左太ももに、2本目も同じ島内の打球を左すねに受け、同じ日に同じ打者から2度打球を当てられるという、何ともいえない結果……。

 ただ、2度ぶつけられてもマウンドを降りなかった闘志に「(出身地の)メキシコのプロレスラーのよう」と吉井理人投手コーチに称されたのは、せめてもの救いか。

山田哲人を襲った内角攻め


【第3位】山田哲人(ヤクルト)
痛い度「80%」:山田哲人、背中への死球でもん絶
(7月30日/巨人対ヤクルト/東京ドーム)

 史上初の2年連続トリプルスリーを達成したヤクルト・山田哲人。ただ、これだけの偉業を達成するには代償もある……。

 巨人・田原誠次の内角を狙った速球が山田の背中を直撃。そのままバッターボックス上で崩れ落ち、しばらく立ち上がることができずにもん絶した。この後しばらくは試合に出続けるも、8月中旬に症状が悪化。ろっ骨の筋挫傷と診断され、約2週間の離脱を余儀なくされた。

 復帰後も左わき腹、右手首に死球を受けるなど、死球禍に見舞われながらのトリプルスリー。勲章になったのは間違いないが、内角攻めへの対策は講じるべきだろう。


鼻血を出す奮闘もむなしく決勝タイムリーに……


【第2位】ギャレット(巨人)
痛い度「90%」:ギャレット、守備でまさかの鼻血
(6月14日/巨人対楽天/東京ドーム)

 高橋由伸監督1年目の巨人において、目玉のひとつだったのが年棒3億円で獲得した大砲・ギャレットの存在。期待された打撃ではチーム2位の24本塁打を放つも、安定感を欠いた。

 一方で話題になったのが、守備中のギャレットが鼻血を出したこと。場面は1点ビハインドの無死一、二塁。バッター・阿部俊人の打球が左中間に上がると、捕球しかけたセンター・橋本到のもとへレフトを守るギャレットが猛突進。2人が交錯して落球する間に走者が還り、試合を決める適時二塁打となってしまった。

 突進してぶつかったギャレットはベンチに下がりながら鼻血を出し、顔中が血まみれになるというまさに「痛々しい」格好に。一生懸命さは評価されたが、この時ばかりは裏目に出てしまった。


外野手激突でサヨナラ……。勝った方も気を遣う結末に


【第1位】俊介&中谷将大(阪神)
痛い度「100%」:広島松山の打球を追い、阪神外野陣が激突
(6月26日/広島対阪神/マツダスタジアム)

 痛いと言っても、さまざまな種類の「痛さ」がある。そう実感させられたのが第1位のプレーだ。

 3対3で迎えた広島、9回の攻撃。一打出ればサヨナラの場面でバッターは松山竜平。打球は左中間への平凡なフライ。延長戦突入か……と思われたが、阪神のレフト・俊介とセンター・中谷将大が交錯すると、打球が落ちる間に三走が生還しサヨナラ。一旦は歓喜の輪ができ、チームメートが喜びを現していたのだが、そこからがいつもと違った。

 交錯した2人のうち俊介はうずくまり、中谷も立てない状況。これを見た阪神ナインは2人のもとに駆けつけ、広島ナインも神妙な面持ちに。松山はお立ち台のヒーローインタビューで「鹿児島のじいちゃんばあちゃん、俺やったよ!」という決めゼリフを叫ぶのが定番となっていたが、この日は自粛。

 ケガそのものも痛いだけでなく、試合を決めた側も複雑な気持ちに……。双方にとって胸が痛くなる結末となった。


文=加賀一輝(かが・いっき)

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