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20勝4敗! 「炎獅子ユニフォーム」で連勝重ねた西武、影響与えた記念ユニフォームを振り返る

20勝4敗! 「炎獅子ユニフォーム」で連勝重ねた西武、影響与えた記念ユニフォームを振り返る

59年ぶりの13連勝


 この7月、8月と「炎獅子ユニフォーム」を身にまとった西武が勝ち星を重ねた。

 西武は7月21日から始まった『ライオンズフェスティバルズ2017』で、球団歌「地平を駆ける獅子を見た」のワンフレーズ「炎の色の獅子を見た」にちなんだ真っ赤な炎獅子ユニフォームを着用。このユニフォームになった途端、ライオンズの快進撃が始まる。

 日本ハム、オリックス、ロッテ、楽天戦で4カード連続3連勝を飾り12連勝。さらに8月4日のソフトバンク戦にも8対4で勝利し、59年ぶりの13連勝となった。

 あと1勝で球団記録の14連勝に並ぶ翌5日のソフトバンク戦、西武は7回を終わって1対7と劣勢に立たされる。しかし、8回に2点を返すと、9回には浅村栄斗、山川穂高がいずれも2点タイムリーを放ち7対7の同点に追いつく。驚異的な粘りを見せた西武だったが、延長10回に勝ち越され、連勝はストップしてしまった。

 それでも西武は12日のロッテ戦から勝ち星を積み重ね、4連勝で炎獅子ユニフォーム最終日となる17日の楽天戦を迎えた。試合は菊池雄星(西武)、安楽智大(楽天)の両先発による投手戦が繰り広げられ、お互いに一歩も譲らず9回表まで0対0。そして9回裏、代打・栗山巧の劇的な3ランで西武がサヨナラ勝ちを収めた。

 炎獅子ユニフォームを着た24試合は20勝4敗。勝率.833という驚異の数字を叩き出した。この大進撃で、楽天とソフトバンクに絞られたと思われた優勝争いに西武も参戦。勝ち運にあやかり、リーグ制覇の追い風になるように、とシーズン終盤に炎獅子ユニフォームの復活が検討されている。

『ライオンズ・クラシック』で西鉄時代のユニフォームが復活


 西武の記念ユニフォームで思い出されるのは、かつて行なわれたイベント『ライオンズ・クラシック』初年度の2008年、西鉄ライオンズ時代のユニフォームだろう。

 それまで、西武は球団として福岡時代の歴史はまったく触れていなかったが、このイベントを機に福岡時代も球団の歴史に加えられた。「野武士軍団」と呼ばれた時代の伝統あるユニフォームは反響を呼び、その年、結果として西武は4年ぶりの日本一に。翌年からは西鉄時代のユニフォームが融合した「レジェンドブルー」と呼ばれる新ユニフォームに変わった。

 さらに2012年5月には西鉄時代の大投手であり、「鉄腕」と呼ばれた故稲尾和久氏の背番号24が球団の永久欠番に制定される。ちょうどこの年は稲尾氏の生誕75年でもあり、この年の『ライオンズ・クラシック』では西鉄時代のユニフォームに加え、監督、コーチ、全選手が背番号24を背負った。

「SAITAMAユニフォーム」がビジター用に


 また、2013年からは同じ関東地区を本拠地とするロッテと『埼玉vs.千葉ライバルシリーズ』が始まり、2015年まで毎年6試合が行われた。このシリーズで西武は青いユニフォームに白い文字で「SAITAMA」と書かれたユニフォームを着用。初年度にはホームゲームで3連勝するなど4勝2敗と勝ち越し。翌2014年はホームで1勝2敗と負け越すも、敵地・千葉で勝ち越し、3勝3敗の五分に終わった。

 そして、2015年からSAITAMAユニフォームは正式にビジターユニフォームとして採用。ライバルシリーズの名称が「埼玉vs.千葉シリーズ」となったこの年は、3勝2敗1分で西武が勝ち越し。この年を最後にライバルシリーズは幕を閉じたが、再び開催されることを望むファンも多いはずだ。


文=武山智史(たけやま・さとし)

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