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あなたはいくつ覚えているか?春のセンバツ高校野球思い出ランキング

 アマチュア野球界の行事も、11月14日から開幕する明治神宮野球大会を残すのみ。あっという間の1年間だった……と振り返りたくなる今日この頃。先週からスタートしたこのコーナーでは、ドラフトを含めた、高校野球界の1年間を振り返っている。

 春はセンバツから……という名文句があるように、プロアマ含め野球の季節がやってきた! と思わせてくれる選抜高校野球大会。そこで今回は、今春の第86回センバツで起きた出来事を、衝撃度をもとに、ランキング形式で振り返ってみたい。

悲願達成! 龍谷大平安が初優勝!!

 センバツの長い歴史を考えても、かなり高いレベルの感慨深さがあった優勝だった。平安時代を含めて、全国最多であるセンバツ38回出場を誇る龍谷大平安が、見事に、そして意外なセンバツ初優勝を飾った。

 京都勢の優勝は、1948年の京都一商(現西京)以来、66年ぶり2度目という少なさも意外だ。夏は33回出場し、3度の優勝を果たしているが、最後が1956年だったので、「日本一」も58年ぶりだった。また、決勝戦は履正社との近畿勢同士の対戦。生誕90周年の甲子園球場で行われた決勝戦にふさわしい、歴史と伝統を感じるフィナーレとなった。

古豪対決は池田に軍配!

「あの高校が帰ってくる!」と、大会前から話題沸騰だったのは、22年ぶりに甲子園へ帰ってきた池田。センバツでは、実に27年ぶりの出場であった。池田復活のために町ぐるみで支援したエピソードは多くの媒体で取り上げられた。

 1回戦の相手は、21世紀枠で出場を決めた海南。現在の海南は、2008年に大成と統合したことにより、表記上は大成が最後に出場した1987年以来の「27年ぶり」と書かれていた。しかし、統合前の海南としては、春夏連続出場した1964年以来、実に50年ぶりの甲子園出場であった。

 今年のセンバツで一番の観衆44000人を集め、大いに盛り上がった古豪対決の結果は、9回裏、池田が鮮やかな逆転サヨナラ勝ちを収めた。


名将対決はサヨナラ暴投で決着!!

 1回戦から好カードが目白押しであった今大会。特に注目度が高かったのは、大会4日目の第3試合、明徳義塾と智辯和歌山の一戦。この試合が始まる前までで、甲子園通算42勝の明徳義塾・馬淵史郎監督と、通算63勝の智辯和歌山・高嶋仁監督の合計で甲子園通算100勝を超える名将対決である。

 前評判通りの好試合となった。両チームとも譲らず、1−1で延長に入る。延長12回表に智辯和歌山の3番・山本龍河の本塁打で1点勝ち越すも、その裏に明徳義塾がスクイズで同点に。そして、引き分け再試合寸前の延長15回1死満塁の場面で、智辯和歌山の2番手投手・東妻勇輔が痛恨のサヨナラ暴投。勝負は意外な結末となった。


6年ぶりとなった引き分け再試合!

 大会8日目の第2試合、桐生第一と広島新庄の試合は、1−1のまま延長戦へ突入。そのまま、延長15回引き分け再試合となった。センバツでは6年ぶりの出来事で、再試合は桐生第一が4−0で勝利している。

初日にあわや大記録!?

 大会初日の試合で、いきなりファンの度肝を抜いたのが、惜しくも準優勝に終わった履正社の2年生右腕・溝田悠人だ。

 第3試合の小山台戦に先発した溝田は、初回に一塁手の失策でランナーを許したものの、9回1死まで無安打に抑えていた。ノーヒットノーラン達成まであと2人に迫るも、代打・竹下直輝の打球が内野安打となり、残念ながら大記録は達成されず、1安打完封で勝利投手となった。


 ちなみに今大会は、センバツ史上最多となる6試合のサヨナラ試合を数えた。
 大会の総入場者数は49万7000人で、昨年を7万4000人も上回った。大会本部は、延長戦やサヨナラ試合が相次ぎ、試合内容が素晴らしかったことを要因に挙げている。ファンにとって手に汗握る好試合が続いた、記憶に残るセンバツ大会であった。


■ライター・プロフィール
鈴木雷人(すずき・らいと)/会社勤めの傍ら、大好きな野球を中心とした雑食系物書きとして活動中。自他共に認める「太鼓持ちライター」であり、千葉ロッテファンでもある。Twitterアカウントは@suzukiwrite(https://twitter.com/suzukiwrite)

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