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トライアウトは宝の山。23歳の若松駿太(中日)に盗塁王の聖澤諒(楽天)…。這い上がる男は誰だ!?

文=勝田聡

トライアウトは宝の山。23歳の若松駿太(中日)に盗塁王の聖澤諒(楽天)…。這い上がる男は誰だ!?
 日本シリーズはソフトバンクの連覇で幕を引き、プロ野球界は本格的なストーブリーグに突入する。

 各チームとも来シーズンへ向けて秋季キャンプを行い、チーム力アップを図っている。また、フロントはFA選手の獲得やトレード、新外国人選手の獲得と休まるヒマはない。オフシーズンは現場、フロントともにそれぞれの役割のもとチーム力を上げる時期でもある。

 さて、チーム力を上げるための選手獲得は先に述べた方法だけではない。戦力外となった選手たちが中心に集う12球団合同トライアウトも選手発掘の場だ。

 今年のトライアウトは11月13日(火)に福岡県のタマホームスタジアム筑後でおこなわれる。現時点で受験者が発表されているわけではないが、期待したい選手を取り上げてみたい。

チェンジアップが武器の若松駿太はまだ23歳!


 投手ではまず若松駿太(中日)に期待したい。2012年のドラフト7位で中日に入団した若松は2014年に1軍デビューを果たし、翌2015年には10勝(4敗)をマーク。チェンジアップを武器にブレイクした期待の右腕だった。その後、2016年は7勝(8敗)をマークしたものの、2017年はわずか1勝。今シーズンは1軍登板がなく戦力外通告を受けてしまった。

 しかし、高卒でプロ入りをしたこともあり、まだ23歳と若い。2ケタ勝利をマークした2015年よりも、球速が落ち込んでいるのは気になる部分だが、環境を変えれば再生する可能性もありそうだ。

 仙台育英高時代に平沢大河(ロッテ)とともに甲子園を沸かせた佐藤世那(オリックス)もわずか3年で戦力外となった。プロ入り後、制球難を克服することができず、度重なるフォーム変更をおこなってきた。サイドスローやアンダースローにも着手したがモノにならなかった。トライアウトからチャンスをつかみたい。

 ヤクルトがリーグ優勝した2015年に左の中継ぎとして貢献した久古健太郎(ヤクルト)も戦力外となった。左の中継ぎは中澤雅人、そして2年目の中尾輝が頭角を現してきたことで出番がなくなっていた。32歳とけっして若いわけではないが、228試合の登板経験があり、「左殺し」として獲得を考える球団はあってもおかしくない。伝家の宝刀・スライダーで左打者を打ち取る姿を見せて欲しい。

2014年の盗塁王・聖澤諒に期待!


 野手を見るとタイトルホルダーの名前が浮かぶ。聖澤諒(楽天)だ。2007年の大学生・社会人ドラフト4巡目で楽天入りした聖澤。俊足を武器とし2010年にレギュラーに定着すると、2014年には54盗塁をマークして盗塁王を獲得する。派手さはないが、堅実な守備も売りの一つで、927守備機会無失策の日本記録保持者でもある。スピードは衰えたが、試合終盤の守備固めなどでの起用が可能。来季は34歳のシーズンで、年齢的にもまだまだやれるはずだ。現時点でトライアウトの参加に関する報道はないが、出場すれば目玉の一人となりそうだ。

 大松尚逸、鵜久森淳志、比屋根渉のヤクルト勢も戦力外となった。大松、鵜久森は一発の魅力がある長打力、比屋根は足とそれぞれ武器がある。各選手とも守備に難点はあるが、それぞれの「一芸」は大きな武器となるはず。トライアウト受験予定となっており、自慢の武器でアピールしたい。

 中井大介(巨人)もトライアウト受験予定だ。ユーティリティープレーヤーとして起用されてきたが、打撃面で結果を残せず戦力外となってしまった。ただ、打撃に課題はあるとはいえ、多くの守備位置をこなすことができるのは、大きな強みとなる。1989年生まれは菅野智之(巨人)や中田翔(日本ハム)と同じ世代。まだ老け込む年ではない。トライアウトから這い上がることに期待したい。

 その他にも阪神では西岡剛、今成良太と長く現役を続けてきた2人が戦力外となった。

 このように投手、野手とも実績のある選手が戦力外通告を受けている。トライアウトを経て、一人でも多くの選手が現役続行できることを願いたい。

文=勝田聡(かつた・さとし)

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