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大学野球が開幕、ドラフト候補たちの活躍は?イチローが大記録達成などMLB、NPB情報もたっぷり!

 『今週の野球みどころランキング』は、4月中旬に注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 最後には今後の簡単な野球界のスケジュールを添えていますので、重要事項はチェックしてください!

U18第1次日本代表候補選手発表、春季大会も各地でスタート
―――高校野球

 龍谷大平安高の初優勝(夏は3度優勝)で幕を閉じた『第86回選抜高校野球大会』。その大会終了後、日本高校野球連盟が第10回U18(18歳以下)アジア選手権(9月1日〜7日/バンコク)に出場する日本代表チームの第1次候補選手を発表した。

 下記の26名はすべて今大会に出場した選手の中からの候補選手であり、これに夏の地区大会や甲子園で活躍した選手を加え、日本代表チームを編成する(監督は鳴門渦潮高の高橋広監督が務める)

◯投手
田嶋大樹(佐野日大高)、飯塚悟史(日本文理高)、田中空良(豊川高)、高橋奎二(龍谷大平安高)、永谷暢章(履正社高)、山岡就也(広島新庄高)、岸潤一郎(明徳義塾高)、伊波友和(美里工高)、山城大智(沖縄尚学高)

◯捕手
池田瞳夢(関東一高)、氷見泰介(豊川高)、高橋佑八(龍谷大平安高)、岸田行倫(報徳学園高)

◯内野手
直井秀太(白鴎大足利高)、深江大晟(八戸学院光星高)、吉田叡生(佐野日大高)、森奨真(明徳義塾高)、岡本和真(智辯学園高)、安里健(沖縄尚学高)、高浜祐仁(横浜高)、吉田有輝(履正社高)

◯外野手
大下誠一郎(白鴎大足利高)、伊藤優希(駒大苫小牧高)、浅間大基(横浜高)、コ本健太朗(龍谷大平安高)、赤嶺謙(沖縄尚学高)

 また、夏のシード校を決める春季地区大会も各地で始まっている。群馬県大会では昨夏日本一の前橋育英高が、初戦となった2回戦で0-8(高橋光成は右手親指骨折の影響で登板せず)と樹徳高に7回コールド負けする波乱があった。すでに九州の各県大会は終了しており、今週末19日から藤崎台県営野球場などで九州大会が開幕する。

東邦ガス、鷺宮製作所、JR東日本、パナソニックが日本選手権出場決める
―――社会人野球

 全国各地で今秋の日本選手権出場を賭けたJABA大会が行われている。

 まず、4月2日からはじまった『第61回JABA静岡大会』では、東邦ガスが決勝戦で日本生命を7-1で下し優勝。予選リーグ・決勝トーナメントを通じて5試合3失点と堅守が光った。

  4月4日から高知県で開催された『第43回JABA四国大会』では鷺宮製作所が決勝戦で三菱重工長崎を7-0で下し優勝。全5試合でわずか1失点と投手陣の好投が光り、最高殊勲選手には赤間謙が選出された。

 4月10日から茨城県で開催された『第37回JABA日立市長選抜野球大会』では、ワイルドカード(Aブロック2位)で決勝トーナメントに進出したJR東日本が決勝戦で、予選リーグで敗れた日立製作所に9-0と雪辱し優勝を果たした。

 4月11日から開催された『第56回JABA長野大会(長野県知事旗争奪大会)』もワイルドカード(Cブロック2位)により決勝トーナメントに生き残ったパナソニックが優勝した。

 4月18日からはJABA岡山大会、4月28日からはJABA京都大会、5月2日からはベーブルース杯大会(開催地:岐阜県)が行われる予定となっている。

ダルビッシュがMLB史上最速で500奪三振、イチローがノムさんの記録を抜く
―――MLB

 レンジャーズのダルビッシュ有が今季初先発となった6日のレイズ戦の初回に、MLB通算500奪三振を達成。401回2/3での達成は先発投手としては史上最少投球回数となる。

 この試合を7回7安打無失点6奪三振で今季1勝目を挙げた。続く11日のアストロズ戦では8回1安打無失点、12奪三振の内容。味方の援護なく降板したので勝ち星は付かなかったが、今季はここまで計15回を投げ、無失点と圧巻の投球を見せている。

 イチロー(ヤンキース)は9日のオリオールズ戦に9回から代走として出場した。これで日米通算3018試合出場とし、野村克也氏(元南海ほか)が持つ3017試合を抜く日本プロ野球最多出場記録を更新した。だがイチローは「だから? という感じです。出ているだけでカウントされるものに僕は価値を見いだせないのでね」と素っ気なかった。

 またこの試合で、4日のブルージェイズ戦に続く2勝目を目指した田中将大(ヤンキース)が先発登板。7回7安打3失点、10奪三振を記録したものの、同点のまま降板したため勝敗は付かなかった。

 同じくヤンキースの黒田博樹は12日のレッドソックス戦に先発し、6回1/3を投げ6安打4失点、5奪三振でメジャー通算70勝目となる今季2勝目を挙げた。

 ロイヤルズの不動の先頭打者として出場を続ける青木宣親は、好調な出足だったが、11日〜13日のツインズ戦で3試合連続無安打。打率.250まで落としてしまった。


※記録は4月13日現在
※日付はアメリカ現地時間

広島&オリックス好調、西武&DeNAは厳しい戦い続く……
―――NPB

 伊原春樹新監督を迎え、王座奪回を目指している西武が大不振だ。13日、日本ハムに3−4で敗れ、12球団最速の10敗目を記録してしまった。中でも打撃不振が深刻でチーム打率はわずか.204。中村剛也の不在などもあるが伊原監督は「打線が弱すぎる」と嘆き節だ。

 また、セ・リーグ最下位に沈むDeNAは開幕以来ずっとスタメンだった黒羽根利規が11日のヤクルト戦で右手に死球を受け、右手親指の末節骨を骨折してしまい、出場選手登録から外れた。同じく11日には主砲のトニ・ブランコも左太もも裏の不調を訴え途中交代するなど、背水の陣で今季に臨んでいる中畑清監督を悩ませている。

 一方で好調なのがパ・リーグではオリックス。セ・リーグでは広島だ。

 オリックスは、先発投手陣の金子千尋、ディクソン、西勇輝の3投手が早々と完封勝利を記録するなど好調で、中継ぎの佐藤達也や抑えの平野佳寿なども抜群の安定感を誇る。打線はソフトバンクから移籍したペーニャらが好調で、下位予想の多かった解説者陣を見返すような戦いぶりを見せている(14日現在でソフトバンクと並び同率首位)。

 1991年以来23年ぶりのセ・リーグ優勝を狙う広島。チーム打率.232はセ・リーグ最低ながら、チーム防御率2.33はセ・リーグ1位の成績を残している。

 13日の中日戦では大黒柱の前田健太が5回を無失点に抑えたところで、右ヒジの張りを訴え降板。そんな事態となったが、代わって緊急登板した中田廉が2回を落ち着いて抑えると、その後は西原圭太→永川勝浩と繋ぐ完封リレーを見せ、投手陣の好調ぶりを窺わせる試合だった。

▲西原圭太


 また広島を追う巨人と阪神も、クリス・セドン(巨人/韓国・SKから加入)と岩崎優(阪神/国士舘大から加入)、それぞれ新戦力左腕が台頭してきている

東京六大学でドラフト候補対決、東都では山ア&今永が圧巻、京大開幕戦勝利!
―――大学野球

 東京六大学リーグが12日に神宮球場で開幕。
 早稲田大のエース・有原航平と法政大のエース・石田健大というドラフト上位候補対決となった早稲田大vs法政大1回戦は、その前評判に違わぬ好投をお互いが見せた。しかし、有原が石田を一歩上回る4安打完封で、8回6安打2失点だった石田を振り切った(試合は3-0で早稲田大の勝利)。

 2回戦は、逃げ切ろうとした法政大は前日先発した石田を8回裏からリリーフへ。しかし、暴投で同点にされると、中澤彰太の決勝3ランを打たれてしまった。最終的には、本塁打が3本出た早稲田大が法政大に9−5と勝利し、連勝で開幕カードの勝ち点を獲得した。

 また明治大もドラフト上位候補左腕・山ア福也が開幕戦の東京大戦に先発。7回を3安打無失点に抑えると、自らもバットで大学第1号本塁打を放つなど大活躍。この試合を7−0で勝つと、翌日の2回戦も10-0で東京大を一蹴。連勝で開幕カードの勝ち点を獲得した。一方、東京大はこれでリーグ戦68連敗となった。

 同じく神宮球場を使用する東都大学リーグも7日に開幕。戦後史上初の6連覇を目指す亜細亜大、昨秋最下位からの下克上を狙う駒澤大が、ともに2勝1敗と苦しみながらも勝ち点を挙げた。

 亜細亜大は、1回戦と3回戦をドラフト上位候補右腕の山ア康晃が1失点完投&完封で中央大を抑える力投を見せた。駒澤大は来秋のドラフト上位候補左腕・今永昇太が1回戦と3回戦で拓殖大に1点も与えぬ連続完封。幸先のよいスタートを切った。

9日のvs拓殖大3回戦では170球の熱投を見せた駒澤大・今永昇太[写真・高木遊]

 好調な両投手とは対照的に心配なのが、中央大・島袋洋奨。不調から開幕戦の先発を回避すると、2回戦では先発したものの、制球が定まらず。2回の5者連続四死球を含む6四死球3失点で2回を持たず降板した。

 神奈川大学リーグでは、開幕週に昨秋5位の神奈川大がリーグ戦3連覇中の桐蔭横浜大を連勝して撃破すると、続く昨秋2位・横浜商科大とのカードも2勝1敗で競り勝ち、勝ち点2。首位に立った。

 また、関西学生リーグでは、京都大のドラフト候補右腕・田中英祐が開幕戦で昨秋王者の関西学院大を4安打1失点に抑え、2-1で完投勝利。だが、田中の登板しなかった2回戦、そして田中が再び先発した3回戦では、田中が5回9安打5失点と試合を作れず敗戦。1勝2敗と23季ぶり勝ち点は奪えなかったが、今後に期待を大きく持たせる内容で開幕週を終えた。


■プロフィール
文=高木遊(たかぎ・ゆう)/1988年、東京都出身。幼い頃よりスポーツ観戦に勤しみ、東洋大学社会学部卒業後、スポーツライターとして活動を開始。昨年は東都大学野球春・秋1部全試合を取材。大学野球を中心に、アイスホッケー、ラグビー、ボクシングなども取材領域とする。高木遊の『熱闘通信』随時更新中(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buaka/)twitter(@you_the_ballad)


【春のプロ・アマ野球スケジュール】

高校野球春季大会日程

4月19日〜6日間 九州大会 @藤崎台県営野球場ほか
5月3日〜3日間  四国大会 @高知県営春野野球場ほか

5月17日〜5日間 関東大会 @横浜スタジアムほか
5月23日〜3日間 東海大会 @小牧市民球場ほか

5月24日〜4日間 近畿大会 @わかさスタジアム京都
5月26日〜7日間 北海道大会@札幌円山球場

5月31日〜3日間 中国大会 @みよし運動公園野球場

6月5日〜5日間  東北大会 @秋田県立野球場ほか
6月7日〜4日間  北信越大会@富山市民球場アルペンスタジアムほか

春季大学野球リーグ戦日程

4月19日〜 九州六大学リーグ、福岡六大学リーグ開幕
4月26日〜 北東北大学リーグ、北海道学生リーグ開幕

5月1日〜 札幌学生リーグ開幕
5月19日〜 九州地区大学野球トーナメント開幕
※上記以外のリーグ戦は開幕している。

6月10日〜6日間 全日本大学野球選手権

社会人野球程

4月18日〜5日間 JABA岡山大会 @倉敷マスカットスタジアムほか
4月28日〜5日間 JABA京都大会 @わかさスタジアム京都ほか

5月2日〜4日間 JABAベーブルース杯大会 @長良川球場ほか
5月7日〜5日間 JABA九州大会 @長崎県営野球場「ビッグNスタジアム」、長崎市営かきどまり野球場

5月8日〜4日間 JABA東北大会 @仙台市民球場ほか
6月23日〜4日間 JABA北海道大会 @札幌円山球場ほか

7月18日〜12日間 都市対抗野球


5月20日〜6月22日 セ・パ交流戦

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