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地域、学校ごとに特色が出る、自慢の高校野球応援を紹介! 〜コンサートも行われた千葉大会へ行こう〜

 ついに夏の沖縄大会は18日に開幕! 北海道では25日開幕の函館支部予選を皮切りに、各支部で熱戦の火蓋が切られていきます。

 そんな高校野球をさらに盛り上げるのは各校の応援でしょう。選手たちの精一杯のプレーにも心惹かれますが、ベンチに入れなかった部員がスタンドでも叫んで、汗かいて、闘っている姿もまた「高校野球っていいな」と思わせてくれます。あと、単純に音楽を聴くと楽しいですしね!

 今週は「応援」にスポットライトを当てて、地域ごと、学校ごとに自慢の応援、特色ある応援を紹介していきます。



習志野、拓大紅陵……千葉の応援を聴こう!


 まず高校野球の応援を堪能するのにオススメなのは千葉県です。高校野球応援のオリジナル曲は日本一と言われる拓大紅陵や、“美・爆音”の習志野はメディアに取り上げられることも多く、むしろ応援を楽しみに試合に行くというファンもいるほど。昨年は拓大紅陵と習志野の吹奏楽部が対決(?)するコンサート「ベースボールサポーターズコンサート 2015」が開催されました。チケットは即完売で、行った人に感想を聞くと、「凄かった……」。その一言以上の言葉が出てこない、どう形容すればいいのかわからないほど素晴らしい催しだったようです。

 習志野、拓大紅陵のほかには、市柏などもレベルが高い吹奏楽の応援をすると言われています。『野球太郎』、『週刊野球太郎』でも取材したことがあるブラバン応援ウオッチャー“ブラ清水くん”は関西在住ながらも、毎年夏は応援を聴くために千葉大会に行く、と以前言っていました。みなさんもぜひ、一度は千葉の高校野球応援を“聴き”に行かれるのはいかがでしょうか?



◎静岡は早稲田スタイル、香川には常設の応援団
北海道は友情応援……各地方の定番、伝統


 高校野球応援というと、「これだよね!」という昔からの定番曲を使う高校もあれば、拓大紅陵のようにオリジナル曲を持っている高校もあれば、最新のJ-POPなどをどんどん取り入れる高校もあれば……、と様々なスタイルがあります。その中の1つに、東京六大学リーグの付属高を中心に“六大学”の応援を使う高校も多いです。

「静岡県では早稲田スタイルの応援が多く、点を奪うと、『Viva Waseda』が球場に響き渡ります。僕の知っている限り、8割くらいの高校は『Viva Waseda』を使っていますね。生徒、父兄、ファンが一体となって、スタンドを左右に動き、足と手を動かしながら、盛り上がっています。理由は定かではないですが、対戦している高校が同じ曲を演奏することもありますね。逆に、静岡県では今どきの甲子園で流れている曲が使われることって少ないんですよ」(『静岡高校野球』編集者・栗山司さん)

 直近の甲子園出場が多い静岡高は、早稲田の曲も多いですが、六大学のハイブリッド応援という印象も強いです。三重高も六大学の応援曲を使いますが、東海地区と六大学応援はなにか縁があるのでしょうか?

 また、静岡県内の各校は1回戦から基本的に全校応援だそうです。それを聞いて「基本的に、ですか? 愛媛県は1回戦から全校応援が必須ですよ!」と応援でも熱さをアピールするのは四国在住のライターの寺下友徳さんだ。

「愛媛県では松山商の試合は、昔からのファンも集まり、応援も非常に盛り上がります。また、今治北の全校生が腕を上下する「夏休み」応援は、ヤクルトより迫力がありますよ。

 さらに特徴ある応援をするのは香川県。常設の応援組織が10校近くあり、それぞれの応援スタイルがあります。小豆島の「オリーブ音頭」などが最も代表的ですね。

 一方、高知県・徳島県はブラバン禁止ということで盛り上がりはいまひとつですが、野球部員による華麗なるダンスや、太鼓・ドラムさばきが面白いです」

 応援でも対決色が強く出ますが、穏やかなエピソードを教えてくれたのは、高校野球を中心に北海道のアマチュア野球を追いかける雑誌『北の球児たち』を手掛ける長壁明さん。

「北北海道大会で同じ支部の学校を応援する友情応援は、個人的に名物だと感じています。たとえば、釧根支部から3代表が北北海道大会へ出場すると、試合をしない他の2校が一緒にスタンドで声援を送る、といった具合です。2年前には、翌日に対戦することになっている釧路工と釧路北陽の選手が、仲良く武修館の応援をしていました。最後の夏とは言っても、おおらかな道産子球児らしさが表れているな、と思います」


今年は「na! ka! ta!」がくる?



 定番曲も楽しみですが、流行にならってどんな新曲を用意してくるか? も楽しみな高校野球応援。2年前は「あまちゃん」、去年はアナと雪の女王の「Let it Go」を取り入れる高校が多かったですよね。そこで、今年の夏に流行りそうな曲は? と考えると、すでに大学選手権でも応援で使われていたRADIO FISHの「PERFECT HUMAN」でしょうか。中田選手がいる高校は使いやすそうですね。

 その一方で、日立一から茨城県内の高校で使われることが増え、常総学院が甲子園で演奏して、各地に広げた、と言われているBRAHMANの「SEE OFF」。このようなヒットチャートに入らずも高校野球応援で人気になるロックバンドの曲が、次はいつ、どの曲が流行るのか、個人的に注目しています。THE BACK HORNの「刃」か「戦う君よ」を使ってほしいな、と思っているのですが……。

 最終回となる次週は、各地方で盛り上がる試合特集です!


構成=野球太郎編集部

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