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【センバツ出場校紹介 九州】中学春夏連覇エースを擁する延岡学園、大阪桐蔭に勝った創成館が旋風を?

【センバツ出場校紹介 九州】中学春夏連覇エースを擁する延岡学園、大阪桐蔭に勝った創成館が旋風を?

 1月26日、今春のセンバツ出場校が発表された。春の全国頂点を決める夢舞台に駒を進めた高校をエリア別に紹介しよう。

九州


■東筑(福岡、20年ぶり3回目)

 秋季九州大会4強で2季連続の甲子園出場。県内有数の進学校であり、文武両道の県立校として知られる。

 昨夏の甲子園から引き続き、サイド右腕の石田旭昇(新3年)がエースを務める。東筑はこれまでに夏の甲子園に6回出場しているが、うち4回、エースの姓が「石田」だったことが話題となったのも記憶に新しい。

 正捕手の北村謙介(新3年)も昨夏の甲子園を経験。大舞台で夏に果たせなかった「1勝」を目指す。

■創成館(長崎、4年ぶり3回目)

 九州大会で優勝、明治神宮大会で準優勝。神宮大会準決勝では西の横綱・大阪桐蔭を7対4で下す金星をあげた。

 部員数100人を超えるマンモス野球部で投手陣も20名を超える。エースナンバーを背負うのは川原陸(新3年)。184センチの長身から最速141キロを投げ込む左腕で、九州大会準決勝では延岡学園を相手に完封勝利を収めた。

 サイドスローとスリークオーターを使い分ける右腕・伊藤大和、明治神宮大会で2試合に先発した七俵陸(ともに新3年)など、投手陣の層の厚さは出場校のなかでも指折り。強力投手陣で甲子園に乗り込む。

■延岡学園(宮崎、12年ぶり3回目)

 九州大会4強。大黒柱はエース・上野元基(新3年)。緩急自在の投球と冷静なマウンドさばきが光る右腕だが、実は中学時代に門川町立門川中で春の全日本少年、夏の全中を制した「中学春夏連覇ピッチャー」。延岡学園のメンバーには主将の椿原塁(新3年)をはじめ、門川中出身のメンバーも多く、全国大会での勝ち上がり方を知っている。

 4番・小幡竜平(新3年)もプロ注目の逸材。三拍子揃った大型ショートで、強肩強打が光る。昨秋から就任した三浦正行監督(元大洋)はプロ野球でコーチを務めた経験もある。その采配が注目される。

■富島(宮崎、初出場)

 九州大会準優勝で春夏通じて初の甲子園。エース・黒木将胤は細身ながら闘志あふれる投球が持ち味の右腕。九州大会では3試合連続完投勝利を挙げるなど、タフネスぶりを発揮して甲子園切符をつかんだ。

 前身から合わせると100年以上の歴史を持つ伝統校だが、実は野球部は新興勢力。宮崎商を率いて甲子園に出場したこともある浜田登監督が2013年に赴任し、当初1年生部員6名、2年生部員5人だけだった野球部を大きく発展させた。

 日向市では「ひょっとこ夏祭り」が有名で早くも富島には「ひょっとこ打線」の二つ名がついている。アルプススタンドの応援でも、多数のお面が登場することだろう。

21世紀枠


■伊万里(佐賀、初出場)

 佐賀県大会準優勝で21世紀枠選出。2013年より伊万里市が「目指せ! 甲子園プロジェクト」を設立し、地域一体で市内の高校野球の強化を図ってきた。地域の後押しに加え、伊万里の選手もボランティアで少年野球の審判を務めるなど、野球を通して地域交流を推し進めた点が大きく評価された。

 佐賀県大会では佐賀商、佐賀北といった強豪校を破り、実力も申し分ない。上位進出のキーマンはエースの山口修司(新3年)。球速こそ130キロに満たないが、抜群のコントロールと多彩な変化球で交わす投球が持ち味。九州大会初戦では沖縄尚学の打線に捕まり、9回8失点負けを喫したが、一冬越えて全国の強豪と戦えるレベルに押し上げてきたはずだ。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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