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シーズンが終わろうとしている今、選手として幕を閉じようとしている選手が……今週の野球みどころランキング[10月1日(火)〜10月7日(月)]

 『今週の野球みどころランキング』は、10月第1週はじめの時点で注目度の高まっている野球関連の話題について紹介していきます。
 最後には今後の簡単な野球界のスケジュールを添えていますので、重要事項はチェックしておいてください!


熾烈なワイルドカード争い、リベラ引退
―――MLB

 MLBのレギュラーシーズン全日程が29日に終了した。
 最後までもつれたア・リーグのワイルドカード争い。レンジャーズのダルビッシュ有は最終戦のエンゼルス戦に先発。5回2/3を投げ8奪三振2失点の好投。勝敗こそつかなかったが、しっかりと試合を作り、チームの6−2の勝利に貢献した。この結果レンジャーズは、勝率・勝敗ともに並んだレイズとワイルドカードでのプレーオフ進出をかけて、30日に本拠地・アーリントンでレイズと対戦することとなった。

 マリナーズの岩隈久志は25日のロイヤルズ戦に登板、8回4安打9奪三振無失点の好投で今季14勝目。27日のアスレチックス戦前には、全米野球記者協会シアトル支部からマリナーズの「今季最優秀投手」に選出され、表彰された。渡米2年目の今季は14勝6敗、防御率2.66という好成績でシーズンを終えた。

 ブルワーズの青木宣親は27日のメッツ戦で「1番・ライト」でスタメン出場すると、今季8号となる先頭打者ホームランを放つなど、4打数2安打1打点の活躍。29日のメッツ戦に出場し、打率は.286で渡米2年目のシーズンを終えた。

 プレーオフが消滅したヤンキースでは今季限りの引退を表明したマリアーノ・リベラが引退を正式に発表。22日にヤンキースタジアムで行われたジャイアンツ戦の試合前に約50分にわたるセレモニーを盛大に開いた。このセレモニーには「すべてが特別で、あんなことは予想もしていなかった」と感動。26日のホーム最終戦となったレイズ戦では8回途中から登板。1回1/3を打者4人でパーフェクトに抑えて地元ファンに別れを告げた。

 また最後の最後に大記録の達成も。
 29日のマーリンズvsタイガースの一戦でヘンダーソン・アルバレス(マーリンズ)が4奪三振1四球1死球の内容、99球でノーヒットノーランを達成。メジャー3年目で通算15勝という23歳の新鋭が見事に記録を作った。

日本代表合宿にスカウト多数、メジャーと無断契約の沼田を除名処分
―――社会人野球

 第6回東アジア競技大会(10月6〜15日、中国・天津)に出場する野球日本代表の直前合宿が27日、川崎市内のグラウンドで始まった。吉田一将(JR東日本)や石川歩(東京ガス)ら投手を中心としたドラフト候補を目当てに、多くのプロ球団スカウトたちが視察に訪れている。練習試合なども行われており、それぞれ大会優勝に向けての最終調整、そしてプロへのラストアピールに励んでいる。

▲石川歩(東京ガス)


 日本野球連盟(JABA)は26日、社会人登録を抹消しないままMLB・ドジャースとマイナー契約を結んだ投手・沼田拓巳(エディオン愛工大BLITZ)をJABAでは最も重い除名処分とし、プロ退団後もJABA傘下チームへの再登録も認めないことを発表した。

 また、今夏の都市対抗にも出場したJR北海道(日本選手権は予選で敗退)は29日、野球部を含む全11の運動部の対外試合を来年3月末まで自粛することを決めた。レールの異常放置問題などトラブルが相次いでいるためで、社内協議で「安全に対する取り組みを優先すべきだ」と判断したという。

ドラフト1位候補・杉浦が復活の好投、東北では優勝校決まる
―――大学野球

 東都大学リーグ開幕戦の拓殖大戦では、まさかの黒星スタートとなった國學院大のエース・杉浦稔大だが、24日の駒澤大戦の1回戦では7安打1四球6奪三振で2失点完投勝利。また2回戦を落とし迎えた、26日の駒澤大との3回戦では9回3安打1四球8奪三振で9回1失点、チームも9回裏にサヨナラ勝ちし、チームにとって大きな勝ち点獲得に貢献した。

 また27日の中央大vs拓殖大の3回戦では拓殖大がサヨナラ勝ちし、創部史上初めての1部で初めての勝ち点を2カード目にして獲得した。

 神奈川大学リーグでは28日から行われたカードで、横浜商科大と関東学院大がそれぞれ3点目の勝ち点を獲得。雨天の影響で10月5日に組み込まれた関東学院大vs横浜商科大の3回戦が優勝争いに大きく影響しそうだ。その2校を横浜商科大に連敗している昨秋の明治神宮大会覇者・桐蔭横浜大が追っている状況だ。

 南東北大学リーグと北東北大学リーグでは優勝校が決定した。
 南東北大学リーグでは28日、東日本国際大が日大工学部に延長12回タイブレークの末破り、最終戦を残し、東日本国際大の4季連続23回目の優勝が決まった。

 北東北大学リーグでは29日にリーグ最終戦が行われ、八戸学院大が岩手大に勝ち、3季ぶり14回目の優勝を決めた

 東日本国際大と八戸学院大は北東北2位の富士大と3位の青森大とともに、明治神宮野球大会第5回東北地区代表決定戦(10月25日〜27日、仙台市民球場)に出場する。※仙台六大学リーグ出場校(2枠)に加え、南東北大学リーグ2位校(日大工学部と石巻専修大でプレーオフ)も出場する。

▲夏の絶不調を脱し、伸びのあるストレートと制球力が戻ってきた杉浦(山本晃子撮影)

国体開幕、秋季大会では大阪桐蔭と浦和学院が敗退、松井がプロ志望届提出
―――高校野球

 強豪同士の対戦とはいえ、あっけない幕切れとなった。
 25日、秋季大阪府大会4回戦で対戦することとなった履正社と大阪桐蔭。昨年のセンバツ出場校同士の対戦となった一戦は大阪桐蔭が大森聖也の本塁打で1点を先制するも、投手陣が3回と4回に2イニング連続で打者一巡の猛攻を浴びるなど13失点。13−1の5回コールドゲームというあっけない幕切れで大阪桐蔭が秋季大会から姿を消し、大阪では1983年夏から1986年春まで6季連続で甲子園出場を果たしたPL学園以来となる5季連続出場は絶望的となった。

 また今春センバツ優勝の浦和学院も26日、秋季埼玉県大会3回戦で本庄一に2−3で敗れ、来春のセンバツ出場が絶望的となった。

 また秋季愛媛県大会では1回戦で安樂智大擁する済美を破り勢いにのった西条が5年ぶりに優勝。四国大会出場を決めた。

 東京国体の公開競技・高等学校野球競技(硬式)が29日に開幕。

 1回戦では日大山形がプロ志望届を提出した奥村展征の3安打など22安打で延岡学園を15-1で下した。来春のセンバツ出場が絶望的となっている前橋育英が橋光成の2失点完投で1回戦を突破した。

 また大阪桐蔭と常総学院の1回戦では、常総学院の内田靖人が3回に場外ホームランを放つも、9回に大阪桐蔭の森友哉が決勝2ラン。ドラフト候補同士の競演は、7−5で大阪桐蔭に軍配が上がった。

 高校生のドラフト候補で1番の注目を集めていると言ってもよい桐光学園の松井裕樹が27日に記者会見を行い、プロ入りの意思を表明。記者会見では将来の目標に「日本代表入り」を掲げ、会見後にプロ志望届を提出した。

楽天ついに初優勝、天才・前田智徳引退表明
―――NPB

 楽天がついに球団創設9年目にして初めての栄冠を手に入れた。
 マジック「2」で迎えた26日。札幌ドームで行われていたロッテvs日本ハムでロッテが敗れたため、西武と戦っていた試合途中でマジック「1」となっていた楽天。1点リードの最終回には開幕22連勝中のエース・田中将大が「胴上げ投手」となるべく、この日限りの抑えでの登板。1死二、三塁のピンチを招いたものの、後続2人の打者を連続三振に斬って取り、この瞬間、楽天の初のリーグ制覇が決定。歓喜の輪が広がり、闘将・星野仙一監督が胴上げで7度宙を舞った。

 その前日25日には広島が悲願のCS初出場を決めた。1997年の3位以降すべてのシーズンをBクラスで過ごしていた広島だったが、この日の中日戦に2−0で勝利し、16年ぶりとなるAクラスを確定させた。また29日の巨人戦では大竹寛が10勝目を挙げ、自身初となる2年連続2桁勝利。チーム内でも前田健太、ブライアン・バリントン、野村祐輔に続いての10勝目。広島で4人の2桁勝利投手が現れるのは実に26年ぶりという快挙となった。

 華やぐニュースの一方で、この時期ならではの残念なニュースも。
 「天才打者」と称された広島の前田智徳が、27日に会見し、今季限りの引退を表明した。両足アキレス腱の負傷など度重なる故障に苦しみ、最後は4月23日のヤクルト戦で受けた死球で骨折した左手首の回復が長引き、決断したようだ。前田は目を潤ませながら「つらい野球人生でした」と振り返った。10月3日、本拠地・マツダスタジアムで行われる中日戦で引退試合を行う。


 また2005年と2010年の日本一にリリーフ投手として大きく貢献したロッテの薮田安彦が29日に現役引退を発表した。新日鐵広畑から1995年のドラフト5位で指名され、ロッテに入団してから、ロイヤルズを挟み日米通算で563試合に登板してきたが、今季は右肩痛で1軍登板ができなかったことから、40歳となった今年での引退を決めたようだ。

 また引退会見は、しんみりとした会見が定番だが、西武の石井一久が行った24日の会見は和やかなものとなった。

 1991年のドラフト会議で東京学館浦安からドラフト1位でヤクルトに入団し、ストレートとキレ味鋭いスライダーで左のエースに君臨。4度の日本一に貢献し、1997年にはノーヒットノーランも達成した。MLBのドジャース、メッツで2002年から4年間通で算39勝を挙げ、2006年でヤクルトに復帰、2008年からはFAで西武に移籍していた。日米通算で182勝ということで「200勝は興味になかったか?」という質問も飛んだが、「そこに価値を置いてない。それからの人生の方が大事」と石井らしく切り返した。今後は野球の解説業を務める傍ら、マネジメント契約している吉本興業の契約社員となる予定だ。


■プロフィール
文=高木遊(たかぎ・ゆう)/1988年、東京都出身。幼い頃よりスポーツ観戦に勤しみ、東洋大学社会学部卒業後、スポーツライターとして活動を開始。昨年は東都大学野球春・秋1部全試合を取材。大学野球を中心に、アイスホッケー、ラグビー、ボクシングなども取材領域とする。高木遊の『熱闘通信』随時更新中(http://www.plus-blog.sportsnavi.com/buaka/)twitter(@you_the_ballad)


女子プロ野球関連

10月5、6日:「ティアラカップ愛知豊橋大会」@豊橋市民球場

両日ともに第1試合11時、第2試合13時30分試合開始予定

※詳しくは女子プロ野球公式HPをご覧ください。

アマチュア野球スケジュール

☆高校野球☆
・来春のセンバツに向けた秋季大会が各都道府県で開催中
北海道大会
10月7日から−@札幌市円山球場ほか
東北大会(開催地:岩手)
10月11日から−@岩手県営野球場ほか
関東大会(開催地:茨城)
10月26日から−@水戸市民球場ほか
東京大会
10月12日から−@神宮球場ほか
北信越大会(開催地:福井)
10月12日から−@福井県営球場ほか
東海大会(開催地:愛知)
10月19日から−@岡崎市民球場ほか
近畿大会(開催地:奈良)
10月19日から−@佐藤薬品スタジアム
中国大会(開催地:岡山)
10月25日から−@倉敷マスカットスタジアムほか
四国大会(開催地:愛媛)
10月19日から−@坊っちゃんスタジアム
九州大会(開催地:沖縄)
10月26日から−@沖縄セルラースタジアム那覇ほか

★大学野球★
秋季リーグ戦は熱戦の真っ最中!
★11月16日〜5日間 明治神宮大会

◎社会人野球◎
10月28日〜11日間
第39回 社会人野球日本選手権
@大阪ドーム
最終予選前に出場権を獲得したチーム
・JX-ENEOS   ・Honda
・JR東海    ・JR東日本
・三菱重工神戸 ・日本生命
・新日鐵住金かずさマジック
・Honda熊本   ・NTT西日本

☆日本選手権最終予選結果
北海道代表→室蘭シャークス
東北代表→七十七銀行
関東代表→富士重工業、東京ガス、明治安田生命、JFE東日本、日本通運、セガサミー
北信越代表→バイタルネット
東海代表→トヨタ自動車、西濃運輸、ヤマハ、東邦ガス
近畿代表→パナソニック、日本新薬、新日鐵住金広畑、大阪ガス
中国代表→JFE西日本、三菱重工広島
四国代表→四国銀行
九州代表→JR九州、九州三菱自動車

全日本クラブ野球選手権・優勝:和歌山箕島球友会(日本選手権出場決定)

【プロ野球ポストシーズン情報】
MLBポストシーズンスタート
10月5日  ファーム日本選手権@サンマリンスタジアム宮崎
10月12日〜 CS1stステージ
10月16日〜 CS2ndステージ
10月24日〜 ワールドシリーズ
10月24日  プロ野球ドラフト会議
10月26日〜 日本シリーズ
11月15日〜 アジアシリーズ@台湾

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