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センバツドラフト候補名鑑〜四国地区編

四国地区有望選手

越智 樹 Ochi Tatsuki
今治西高新3年/捕手
右投右打/174センチ70キロ


■最注目ポイント/攻守に相手のスキを突けるクレバー思考
■どんな選手?/1年夏からベンチ入りを果たし、同年秋からレギュラー。口ぶりから常に俯瞰の意識が見える捕手思考ながらも内角を大胆に突くこともできるリード。そして、二塁送球2秒を切る強肩を持つ今治西の司令塔。高校通算本塁打は1本に留まるが、「ティーでもインサイドアウトのスイングで右方向に打つことを心がけている」ことにより、昨秋公式戦39打数18安打11打点をマークした野手の間を強く抜けるバッティングにも定評がある。決して短距離走は速くないが、盗塁数もチームNo.1。試合がよく見えている。
■プロ選手で例えたら
→藤井彰人(阪神)


神野 靖大 Jinno Yasuhiro
今治西高新3年/投手
左投左打/169センチ60キロ


■最注目ポイント/低めに決まるスライダー
■どんな選手?/昨秋四国大会で今治西を4年ぶり5度目優勝に導いた左腕エース。最速135キロと球速こそないが、昨秋公式戦では11試合登板で8完投うち4完封で防御率1.71と圧倒的な存在感を見せ付けた。特に四国大会準決勝・明徳義塾高打線を手玉に取った内外角低めのスライダーは、聖地でも通用するはず。「センバツで使えるようにしたい」と語ったチェンジアップ修得が間に合えば、一気のブレイクもありえるだろう。なお、登板時以外に中堅手を守り、打者としてもタイミングの取り方がうまく、スタンドまで運ぶ技量もある。
■プロ選手で例えたら
→辛島航(楽天)


福原 健太 Fukuhara Kenta
今治西高新3年/右翼手
右投右打/172センチ70キロ

■最注目ポイント/右中間を低いライナーで破る打球スピード
■どんな選手?/腰痛との戦いに挑みながら「思い切って何事も取り組む」高校球児らしさを失わない努力の右打者。昨秋は県大会中に調子を上げ、四国大会中に4番を勝ち取った。よって、いい意味での主軸の気負いがないため、選球眼も鋭く、昨秋県大会中の三振は1個のみ。四死球は14。28打数13安打7打点の成績以上に評価できる。体が突っ込まないため、右方向にも強い打球を飛ばせる技術力もある。反面、やや走塁と守備には不安が。「後ろから入る」甲子園守備を体得し、まずは打撃に集中できる要素を整えたい。
■プロ選手で例えたら
→矢野謙次(巨人)


岡本 昌也 Okamoto Masaya
池田高新3年/三塁手
右投右打/174センチ77キロ

■最注目ポイント/スイングスピードと殊勲打後の「ドヤ顔」
■どんな選手?/高校通算11本塁打の右スラッガー。旧チームから4番を張り昨秋公式戦も34打数13安打7打点と安定した力を発揮。岡田康志監督からも「攻撃の軸」と全幅の信頼を得る。またスイングスピード、特に内角から内に入ってくるボールへの対応は天才的。体を自分のミートポイントに素早く入れて捉えた打球は左中間、三塁線をあっという間に破っていく。正に「やまびこ打線」の強打系譜を継ぐ男だ。ちなみに周囲を明るくする天真爛漫な笑顔も印象的。それが「ドヤ顔」に見えてしまうのも、彼のキャラクターゆえだ。
■プロ選手で例えたら
→バルディリス(DeNA)


名西 宥人 Nanishi Yuuto
池田高新3年/投手
右投右打/170センチ64キロ

■最注目ポイント/伸びのある球質と新球「スプリット」
■どんな選手?/名門・池田のエースナンバーを背負う最速139キロ右腕。昨秋当初は渡邉剛志につぐ2番手格だったものの、県大会3位決定戦でのノーヒットノーランで勢い付き、四国大会では全4試合で先発し、3完投の活躍で27年ぶりセンバツ出場の原動力となった。初速と終速との差が4キロ程度に収まる伸びのあるストレートと、ワンシーム系スライダー、チェンジアップとカーブが持ち球だが、今春はこれに「色々試したけれど、田中将大(ヤンキース)さんの握りでしっくりきている」スプリットが加わる。3月12日の練習試合・穴吹高戦でも、7回無四球実失点。仕上がりは上々である。
■プロ選手で例えたら
→谷元圭介(日本ハム)


木村 諄  Kimura Shun
池田高新3年/一塁手
右投右打/177センチ75キロ

■最注目ポイント/ザ・コンパクトスイング
■どんな選手?/岡本昌也の次を打つ5番打者。半速球に対しては滅法強く、昨秋県大会では16打数12安打の大当たり。四国大会では13打数3安打と、やや対応に苦しんだが、ミートポイントまで最短距離で出るスイング軌道は全国でも通用するレベル。「コンパクトなスイングを心がけている」意識がよく表れている。一塁守備にも安定感があり、敵も味方も混乱に陥れる宇宙人的発言とともに(笑)、もっと注目されてもいい好プレーヤーだ。甲子園ではもっと欲と自信を持って、全国に存在をアピールしてほしい。
■プロ選手で例えたら
→後藤武敏(DeNA)


岸 潤一郎  Kishi Junichiro
明徳義塾高新3年/投手
右投右打/175センチ75キロ

■最注目ポイント/高卒プロ入りへの階段を作る実績作り
■どんな選手?/甲子園経験3度目、今大会目玉選手の1人。3月2日の県高野連審判講習会で自己最速146キロをマークしたストレートは鉛のように重い。変化球もツーシーム・カットボール・チェンジアップに加え、この冬には「実は投げていなかった」スライダーを修得し、高校球界トップレベルの引き出しも得た。「一昨年秋県大会、昨夏甲子園、昨秋四国大会での失敗は繰り返さない」が本人のテーマ。「評価してもらえるなら下位でもいいから高卒でプロに行きたい」と、胸の内を明かし迎えるセンバツは全国制覇と同時に、自らの未来を切り開く舞台となる。
■プロ選手で例えたら
→美馬学(楽天)


多田 桐吾 Tada Tohgo
明徳義塾高新3年/左翼手
右投左打/170センチ63キロ

■最注目ポイント/驚異のスピードと瞬発力
■どんな選手?/センバツでは昨秋からは全く別チームになりそうな明徳義塾にあって、3番の座を守り続けるスピードスター。昨秋公式戦では7試合で26打数16安打12打点6盗塁と50メートル走5秒8の俊足を生かした活躍。「現在の体重は63キロ。食べても太らないんです」と本人は苦笑いを浮かべるが、現状を認識した瞬発力と常に相手投手をイメージしたスイング対応は、細身の体を補ってあまりあるものがある。昨夏はベンチ入りも試合出場はなし。初の全国舞台となる彼が連戦になった時に、どんなパフォーマンスを見せられるかにも注目したい。
■プロ選手で例えたら
→三輪正義(ヤクルト)


■四国九州地区担当ライター・プロフィール
寺下 友徳(てらした・とものり)/1971年生まれ。2007年2月より関東から愛媛県松山市に移住し、四国の野球・スポーツを追求中。『週間サッカーダイジェスト』(日本スポーツ企画社)、 『サッカー批評』(双葉社)他、多数媒体での執筆実績あり。 本年は人間として幅を広げるとと同時に、新たな業態へのチャレンジも。Twitterアカウントは@t_terashita

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