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小倉清一郎(元横浜高コーチ)の眼鏡にかなう今年のドラフト候補は誰だ?

 横浜高校の「頭脳」として長年支え続けた小倉清一郎氏。今年の夏を最後に、惜しまれながらも、横浜高校を去ったが、その間、多数の「プロで通用する選手」を輩出してきた。一体、どのような視点で選手を評価しているのか? 選手の技術指導を担当するとともに、詳細な戦力分析やスカウティングで知られる眼力の持ち主に、今年のドラフト候補をどのように見ているのか、うかがった。


橋 光成(たかはし・こうな)
前橋育英高/投手・右投右打
188センチ88キロ


◎2年夏の甲子園では、ウチとやった時も含めて、あまり良くはなかったんですよ。ただ、フォークを決め球で持っているから望みはあるかな、というところですね。3年になって球に力はついてきましたしね。

岡本 和真(おかもと・かずま)
智辯学園高/一塁手・右投右打
183センチ95キロ

◎インコース寄りの低い球でツボを持っていて、デカいのが打てますね。モノはあります。ただ、体がどうか。プロで一番大事なのは「無事是名馬」だから。練習でどうしてもスイングを数多く振らなきゃならないので、腰などが耐えられるかが心配です。

安樂 智大(あんらく・ともひろ)
済美高/投手・右投左打
187センチ85キロ

◎(不安視されている右ヒジが)ぶっ壊れているのか、ちゃんと治っているのかどうか? 治ったとしても140キロ台じゃダメでしょうね。良かった時のスピードが出るかどうかでしょう。

宗 佑磨(むね・ゆうま)
横浜隼人高/遊撃手・右投左打
181センチ72キロ

◎間違いなくいいです。やはり足がありますよ。肩もあるし、バットも振れますから。鍛えれば伸びるんじゃないですか。

香月 一也(かつき・かずや)
大阪桐蔭高/三塁手・右投左打
175センチ82キロ

◎本当は濱と香月の両方を欲しかったんだよ(中学時代は濱と同じく福岡のボーイズに所属していた)。これはいい選手です。こういう選手がプロにいかなきゃダメなんでしょうね。

逢澤 峻介(あいざわ・しゅんすけ)
関西高/外野手・左投左打
175センチ72キロ
◎いい選手ですよ。進学かもしれないですけど、プロで指名されても面白いかなと思いましたね。野手として足があって、バッティングもそこそこだったので、結構やれるかなと思いました。

佐藤 雄偉知(さとう・ゆういち)
東海大相模高/投手・右投右打
192センチ94キロ
◎うまくいけばいいけども、うまくいかないと……。今は高めの球が一番速くて、低めの球になると勢いが死んでいるんですよね。一番速い球が低めにいくようになれば。ただ、このところスライダーとかも良くなって、ストレートだけではなくなってきたので、望みはあると思います。

濱 祐仁(たかはま・ゆうと)
横浜高/遊撃手・右投右打
182センチ80キロ

◎インサイドアウトのスイングがやりきれなかったですね。他の選手にもバッティングはドアスイングにならないよう、押し手のヒジを中に入れて、腹にあたってから外に出せと言っていますが、なかなか難しい。

淺間 大基(あさま・だいき)
横浜高/外野手・右投左打
183センチ74キロ

◎バットスピードの割に打球が飛びます。ただ、バットのヘッドがどうしてもピッチャー側に入ってしまうので、タイミングが遅いんです。130キロくらいなら完璧に打ちますが、140キロになると振り遅れちゃう。それと、いいヒットは全部ライト側なんです。それを言い続けてマンツーマンで特訓して、今年の夏の大会でレフトにホームランを打ちました。あれをもっと早く打たせたかった。これで本物になるかな、と思いましたけど、青島凌也(東海大相模高)のアウトコースは打てなかったからね。


山ア 康晃(やまさき・やすあき)
帝京高→亜細亜大/投手・右投右打
177センチ80キロ

◎バッターに近いところで離せて、手元でグッとくるボール。インステップですけど、極端になってなければ、いいんじゃないですか。巨人の小山雄輝がそうですよね。でも、回を追っていくとアウトコースを狙ったものが中に入ってくるのが気になります。

山ア 福也(やまさき・さちや)
日大三高→明治大/投手・左投左打
187センチ86キロ

◎どう化けるかでしょうね。投げ方自体は悪く無いですよ。ただ、球が少し高いですね。もうひとつ体がグーッと前にきて、バッターに近づいて前で離せたら、打ちにくくなるんでしょうね。

中村 奨吾(なかむら・しょうご)
天理高校→早稲田大/二塁手・右投右打
180センチ75キロ

◎足はまずまずですね。バッティングでちょっと右肩が深く入るので、打球がレフト線にはいかないんじゃないかな。センターから右の打球のほうがいいでしょうね。

(この記事は『野球太郎No.012』の記事を再構成したものです)


■プロフィール
小倉清一郎(おぐら・きよいちろう)/1944年生まれ、神奈川県出身。横浜高〜東京農業大〜三菱自動車川崎〜河合楽器。指導者として、東海大一高(現東海大翔洋高)、横浜高、横浜商高と渡り歩き、1990年から2014年夏まで横浜高の部長、コーチを務める。卓越した技術指導と戦術眼から「名参謀」と呼ばれた。

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