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2015年野球界よもやまアンケート〜寺下友徳・高田博史の場合〜

寺下友徳
1971年生まれ。2007年2月より関東から愛媛県松山市に移住し、四国の野球・スポーツを追求中。告知は色々ありますが、詳しいお仕事内容はFacebookかTwitter(アカウントは@t_terashita)にて。「寺下友徳」で検索いただければ出てきます。皆さまから頂いている有形無形のご支援に日々感謝を込め、今年も四国発で様々なことを発信できるように戦っていきます。

1・セパそれぞれの順位予想
【パ・リーグ】
1位・楽天
2位・ソフトバンク
3位・日本ハム
4位・西武
5位・オリックス
6位・ロッテ

【セ・リーグ】
1位・ヤクルト
2位・巨人
3位・広島
4位・中日
5位・DeNA
6位・阪神

2・順位予想の理由

【パ・リーグ】
 真っ当に考えれば、優勝は昨年同様にソフトバンクとオリックスのマッチレース。そこに日本ハムや楽天がどれだけ絡めるかが焦点。西武やロッテは、ルーキーやこれまで実績のない選手が大きくブレイクすれば、クライマックスシリーズ圏内には絡めるとは思いますが……。戦力的にも上2つは少し抜けていると思っています。
(セパの順位はNPB入り前に取材した選手がある順に並べただけですので、そこまで気にしないでください。笑)

【セ・リーグ】
 最も注目しているのはヤクルト。成瀬善久、大引啓次のFA補強組、昨年は精彩を欠いたバレンティン&ミレッジの外国人が仕事をして、投打が噛み合えば最下位からの優勝もありそう。さらに言えば、不動の正捕手になるだろう中村悠平と由規の復活がカギになるでしょう。あとは「MLBの一流」黒田博樹は1年を通じ注目したいです。

3・今年注目のプロ野球選手
☆安樂智大(楽天)
☆山本雅士(中日)
☆秋山拓巳(阪神)


 まずはやはり安樂智大(楽天)。今季は成績云々よりも済美高時代の技術的・メンタル的ウィークポイントをどのように修正し、「プロ仕様」へと整えていくかに着目していきたいです。

 2番目に挙げた山本雅士(中日)は徳島インディゴソックス時代に話をしていても、野球面のインテリジェンスがプンプン漂ってくる「思考型選手」。これは昨シーズン、ルーキーで9勝をあげた又吉克樹(中日)を香川オリーブガイナーズ時代に取材した際も感じたことなので、意外と早く出てくるような気がします。


▲徳島時代の山本雅士

 そして、筆者がこの野球界で取材をさせて頂くきっかけとなった秋山拓巳(阪神)。今季は正念場だと思うので、パワーばかりでなく体の「キレ」に気を遣い、ぜひ開幕から先発ローテーションで回れるようにしてほしい。他にも今季こそ1軍で活躍してほしい松本竜也(巨人)や、復活を遂げてほしい平井諒(ヤクルト)など、どうしても取材していた選手が気になります。


高田博史
1969年生まれ、徳島県出身。『現場取材がすべて』を信条に、四国アイランドリーグplusを創立から取材し続けているスポーツライター。又吉克樹(中日)のプロ即戦力の活躍ぶりに溜飲を下げた。

1・セパそれぞれの順位予想
【パ・リーグ】
1位・オリックス
2位・ソフトバンク
3位・西武
4位・楽天
5位・日本ハム
6位・ロッテ

【セ・リーグ】
1位・広島
2位・巨人
3位・阪神
4位・DeNA
5位・ヤクルト
6位・中日

2・順位予想の理由

【パ・リーグ】
 森脇浩司監督は3年目で、大型補強があり、金子千尋が残留しました。オリックスが昨年の悔しさを晴らし、1996年以来19年ぶりにパ・リーグを制覇すると予想します。昨年の優勝争いで得た経験も大きいのではないでしょうか。やはりソフトバンクとの争いになると思いますが、工藤公康新監督の肩にかかるプレッシャーは相当なものがあるでしょう。四国リーグ・徳島から楽天に入団した入野貴大を応援したいので、楽天の躍進にも期待します。

【セ・リーグ】
 巨人と阪神の“2強”というスタンスはさほど変わらないと思います。ですが、過去2年、上昇気流に乗りつつある流れのなかで、期待を込めて広島を推しました。四国リーグを取材している私としては、やはり2年目の又吉、ルーキーの山本雅士に期待したいので中日を応援したいのですが、投手陣を積極的に強化したDeNA、ヤクルトが昨年以上の結果を残すのではないかと考えました。4位以下は来季も来季も団子状態でしょうか。

3・今年注目のプロ野球選手
☆寺田哲也(ヤクルト)
☆入野貴大(楽天)
☆山本雅士(中日)


 有名選手については、他のライターさんが書かれると思いますので、2014年ドラフトにおいて四国リーグから指名された投手3人に注目することにします。昨年、中日・又吉がルーキーながら9勝を挙げる大活躍を見せました。ドラフト指名されるだけではなく、NPB1軍で活躍できる選手になることがアイランドリーガーたちの明確な目標となる中、1年目から素晴らしい結果を出してくれました。

 入野は20歳から7年間、四国リーグで成長し続けてきた投手です。先発としての能力では四国リーグ時代の又吉にヒケをとりません。寺田はBCリーグで十分な結果を残し、昨年は香川で持ち味のストレートをさらに磨きました。山本も実質1年目ながら、力強い投球が評価されての中日入りです。まだ20歳と伸びしろもあります。3人とも“即戦力”として指名された選手です。四国で培ったものをNPBの大舞台でいかに発揮できるか。期待を込めて2015年シーズンを見守りたいと思っています。


▲徳島時代の入野貴大

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