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【去年のドラフトを採点してみた! パ・リーグ編】高得点は全ルーキー1軍出場のロッテに、やはり清宮幸太郎の日本ハム

文=勝田聡

【去年のドラフトを採点してみた!】高得点は全ルーキー1軍出場のロッテに、やはり清宮幸太郎の日本ハム
 ドラフト会議と日本シリーズが終わり、日米野球は開催されものの、プロ野球の話題はオフシーズンのソレに移り変わっている。また同時に、2017年のドラフトで指名された選手たちは1年目のシーズンを終えたことになる。

 各チームのルーキーたちはどのような成績を残したのか。そして1年が過ぎた段階での各球団の昨年のドラフト結果はどうだったのか。独断と偏見で採点してみた。

■採点方法
 採点は100点満点。その100点をドラフト指名人数で割り、各人の持ち点を算出。小数点以下は切り捨てとした。その持ち点を成績及び、期待度で得点をつける。また育成指名は指名人数に含めず、支配下登録された選手だけを15点満点で採点。残した成績に応じて単純に加算する。

 あくまで1年目終了時点での評価となるので、ドラフト時の評価や数年後に行われるような最終的な評価とはまったく違うものであることを理解したうえで読み進めてほしい。

西武は3位の伊藤に期待!


■2017年ドラフト採点:72点
 10年ぶりとなるリーグ優勝を果たした西武は、3位の伊藤翔が目立った。高校卒業後に直接独立リーグ、四国アイランドリーグPlus・徳島インディゴソックスの門をたたき、1年で指名を受けた逸材だ。今シーズンは主に中継ぎとして起用され好成績を残した。また、リーグ優勝決定後には先発登板も果たし勝利投手となった。将来性もあり近い将来に軸となる可能性を秘めている。

 1位指名の齊藤大将はいまひとつだったが、2位の西川愛也が2軍で79試合に出場。順調に成長している。来シーズン以降、1軍での活躍が期待される選手だ。

1位:斉藤大将(明治大)
16試合:1勝3敗/防御率7.02

2位:西川愛也(花咲徳栄高)
79試合(2軍):打率.226/0本塁打/9打点/9盗塁

3位:伊藤翔(四国・徳島インディゴソックス)
16試合:3勝0敗/防御率2.73

4位:平良海馬(八重山商工高)
10試合(2軍):0勝0敗/防御率5.40

5位:與座海人(岐阜経済大)
1軍、2軍出場なし

6位:綱島龍生(糸魚川白嶺高)
56試合(2軍):打率.238/0本塁打/8打点/3盗塁

ソフトバンクは2位の高橋礼、育成4位の大竹が躍進


■2017年ドラフト採点:73点
 リーグ2位から日本一に駆け上ったソフトバンクは2位の高橋礼、育成4位の大竹耕太郎がともに戦力となった。とくに高橋礼は日米野球で侍ジャパンにも選出されているほどだ。球界に少なくなりつつある、アンダースローの系譜を継いでいくことに期待したい。

 大竹はこのドラフトにおける育成指名で唯一、シーズン中の支配下登録を勝ち取った。先発として3勝を挙げており、来シーズンはローテーション争いに加わりそうだ。

1位:吉住晴斗(鶴岡東高)
1軍、3軍出場なし

2位:高橋礼(専修大)
12試合:0勝1敗/防御率3.00

3位:増田珠(横浜高)
5試合(2軍):打率.154/0本塁打/0打点/1盗塁

4位:椎野新(国士舘大)
1試合:0勝0敗/防御率9.00

5位:田浦文丸(秀岳館高)
1試合(2軍):0勝0敗/防御率0.00

育成
4位:大竹耕太郎(早稲田大)
11試合:3勝2敗/防御率3.88

日本ハム:清宮が7本塁打、その他の高卒組も期待大


■2017年ドラフト採点:84点
 超大物ドラ1ルーキーの清宮幸太郎が1軍で7本塁打を放った。自身が憧れであると公言していた王貞治氏(ソフトバンク球団会長)の1年目と同じ本数で、高卒1年目としては上出来だろう。2位の西村天裕は中継ぎとして26試合に登板。チームの助けとなった。

 2軍では高卒の難波侑平が94試合に出場するなど、実戦経験を多く積んだ。また、田中瑛斗も10試合で防御率1.64と結果を残している。来シーズン中の1軍デビューがありそうだ。

1位:清宮幸太郎(早実)
53試合:打率.200/7本塁打/18打点/0盗塁

2位:西村天裕(NTT東日本)
26試合:2勝2敗1S8H/防御率3.52

3位:田中瑛斗(柳ヶ浦高)
10試合(2軍):0勝0敗/防御率1.64

4位:難波侑平(創志学園高)
94試合(2軍):打率.224/1本塁打/15打点

5位:北浦竜次(白鴎大足利高)
1試合:0勝0敗1H/防御率0.00

6位:鈴木遼太郎(東北学院大)
4試合(2軍)1勝0敗/防御率1.59

7位:宮台康平(東京大)
1試合:0勝0敗/防御率3.86

オリックス:即戦力候補の田嶋は離脱も福田が躍進


■2017年ドラフト採点:74点
 ドラフト1位の田嶋大樹をはじめ社会人出身が5人だったオリックス。田嶋は6勝を挙げたが、6月下旬に戦線離脱すると以降の登板はなかった。目立ったのは3位の福田周平だ。8月半ば以降は二塁のポジションを確保し、113試合に出場。打率.264と上々の数字を残している。来シーズンもレギュラー候補ナンバーワンだ。

 一方、唯一の高卒投手だった本田仁海は手術を受け、1年目から戦力外通告を受けた。正式な発表はまだだが、来シーズンは育成契約となりリハビリに専念することになりそうだ。

1位:田嶋大樹(JR東日本)
12試合:6勝3敗/防御率4.06

2位:鈴木康平 ※K-鈴木(日立製作所)
4試合:0勝0敗/防御率8.59

3位:福田周平(NTT東日本)
113試合:打率.264/1本塁打/15打点

4位:本田仁海(星槎国際湘南高)
5試合(2軍):0勝2敗/防御率4.60

5位:西村凌(SUBARU)
31試合:打率.193/2本塁打/8打点/2盗塁

6位:西浦颯大(明徳義塾高)
2試合:打率.167/0本塁打/0打点/1盗塁

7位:廣澤伸哉(大分商業高)
60試合(2軍):打率.177/0本塁打/10打点/0盗塁

8位:山足達也(Honda鈴鹿)
25試合:打率.167/1本塁打/7打点/2盗塁

ロッテ:全員が1軍デビュー! 藤岡は全試合出場、安田も初本塁打


■2017年ドラフト採点:82点
 ロッテはパ・リーグで唯一新人選手が全員1軍出場を果たした。なかでもドラフト2位の藤岡裕大は遊撃手として全試合に出場。1年目からレギュラーとして活躍した。またドラフト1位の安田尚憲も1軍デビューを果たし、初本塁打も記録した。新人王資格を残すために60打席で今シーズンは終了。来シーズン、三塁のレギュラーを奪い、新人王を狙う。

 5位の渡辺啓太は序盤で1時的にローテーションへ入ったが、白星を上げることはできなかった。2軍では6勝(7敗)をマークし、防御率3.12と健闘している。来シーズンは「1軍の壁」を打ち破りたい。

1位:安田尚憲(履正社高)
17試合:打率.151/1本塁打/7打点

2位:藤岡裕大(トヨタ自動車)
143試合:打率.230/5本塁打/42打点/14盗塁

3位:山本大貴(三菱自動車岡崎)
1試合:0勝0敗/防御率6.00

4位:菅野剛士(日立製作所)
53試合:打率.176/2本塁打/18打点/1盗塁

5位:渡邉啓太(NTT東日本)
6試合:0勝1敗/防御率4.82

6位:永野将司(Honda)
4試合:0勝0敗/防御率0.00

楽天:ドラフト6位の西巻に期待!


■2017年ドラフト採点:73点
 ドラフト6位の西巻賢二が25試合出場し、レギュラー争いに加わったのが収穫。打撃、守備ともに粗さはあるが、高卒1年目から二塁、遊撃で試合に出ることは大きな財産となったはず。高卒野手は清宮や安田に注目が集まるなか、まずまずの成績を残した。

 ドラフト1位の近藤弘樹は9試合に登板するも結果は出せなかった。しかし、U-23ワールドカップでは好投を見せており、来シーズンのローテーション入りに期待がかかる。

1位:近藤弘樹(岡山商科大)
9試合/0勝2敗/防御率6.83

2位:岩見雅紀(慶應義塾大)
12試合:打率.000/0本塁打/0打点/0盗塁

3位:山崎剛(國學院太)
33試合:打率.232/0本塁打/7打点/4盗塁

4位:渡邊佑樹(横浜商科大)
5試合(2軍)0勝1敗/防御率9.00

5位:田中耀飛 ※耀飛(関西・兵庫ブルーサンダーズ)
25試合(2軍)/打率.200/1本塁打/4打点/0盗塁

6位:西巻賢二(仙台育英高)
25試合:打率.247/0本塁打/3打点/0盗塁

文=勝田聡(かつた・さとし)

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