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【12球団・先発ローテはこう組め! セ・リーグ編】補強&若手成長のヤクルト、阪神に浮上の兆し

文=勝田聡

【12球団・先発ローテはこう組め! セ・リーグ編】補強&若手成長のヤクルト、阪神に浮上の兆し
 2月1日の春季キャンプ開幕から3週間ほど経過し、実戦的な練習が増えてきた。アピールが必要な若手、じっくり調整するベテランと立場は様々だが、29人の1軍登録枠を巡る競争が行われている。そんななか、各チームのローテーション争いはどのようになっているのだろうか。前回のパ・リーグに続き、今回はセ・リーグ6球団を確認してみたい。

広島は大瀬良大地が軸に


 4連覇を目指す広島は大瀬良大地がエースとして独り立ちした。現時点で開幕投手の最右翼となっており、先発の軸となるのは間違いない。そこに続くのが野村祐輔、ジョンソンの2人。ジョンソンは3年契約の最終年となるが、すでに来シーズンの契約も締結している。それだけ球団からの期待が大きいということでもあり、1年間ローテーションを守ることが求められる。

 以降は九里亜蓮、岡田明丈が続く。ともに規定投球回をクリアした経験がなく初の到達へ向け、1年間を通してローテーションを守りたいところ。最後の1枠はドラフト2位の島内颯太郎(九州共立大)や復活を期する薮田和樹らが争うことになりそうだ。

高橋奎二、星知弥らが競うヤクルト


 昨シーズン2位のヤクルトは「ライアン投法」から改良中の小川泰弘、昨年の開幕投手・ブキャナンと2人の実績者は当確と言っていい。3番手以降が競争となる。そのなかで抜け出しているのが原樹理と日本ハムからやってきた高梨裕稔。両投手ともに序盤の紅白戦で2回無失点と上々の結果を残しており、小川淳司監督も胸をなでおろしたことだろう。

 以降は星知弥、高橋奎二ら若手にベテランの石川雅規、新加入のスアレス、ドラフト1位の清水昇(國學院大)といった面々が控えている。リリーフ陣は駒が揃い、強力打線も健在なだけに、先発陣の出来次第では昨シーズン以上の順位も決して不可能ではない。

巨人は絶対的エース菅野智之以外にも充実


 大補強を行った巨人は絶対的エースである菅野智之が今シーズンもローテーションの中心となる。すでに開幕投手が内定しており、不安はない。2番手の山口俊もローテーション入りは確実な状況だ。

 この2人以降は混戦必至だ。ヤングマン、メルセデスが外国人枠を争い、若手左腕の田口麗斗と今村信貴も火花を散らす。新加入の岩隈久志にドラフト1位の高橋優貴(八戸学院大)も控えている。さらには大江竜聖、高田萌生といった若手もいる。もちろん畠世周や野上亮磨も黙ってはいないだろう。期待する選手の名前がスラスラと挙がってくる充実ぶりだけに、キャンプ、オープン戦での好投がローテーションへの切符となりそうだ。

東克樹の故障で苦しいDeNA


 DeNAは新人王に輝いた東克樹が左ヒジの違和感から調整が遅れ、先発陣のやりくりが苦しくなっている。現時点では今永昇太、石田健大、濱口遥大の左腕3人と井納翔一が軸となりそうだ。若手では京山将弥、飯塚悟史、平良拳太郎らが続く。平良はキャンプ序盤に故障し、開幕に間に合うかは定かではない。

 ほかにはドラフト1位の上茶谷大河(東洋大)、同3位の大貫晋一(新日鐵住金鹿島)といった新人がどれだけアピールできるかだろう。外国人選手やFAで大きな補強がなかっただけに、ルーキー2人にかかる期待は大きい。

中日はロメロ、笠原祥太郎の両左腕に期待


 中日はこのオフにガルシアが阪神へ移籍。昨シーズン13勝の勝ち頭が抜けたローテーションの1番手は笠原祥太郎か。11月に行われた日米野球の侍ジャパンのメンバーにも選ばれており、開幕投手候補の筆頭だ。

 また、期待されているのがロメロだ。今冬のウインターリーグでも好投を見せており、「ガルシア以上」との声が挙がるほど。ローテーションに入ることは必至だろう。

 ほかにはドラフト3位の勝野昌慶(三菱重工名古屋)、手術明けの小笠原慎之介、吉見一起と名前は挙がる。松坂大輔が右肩痛、藤嶋健人が血行障害の疑いで離脱したのは誤算だが、残った投手の奮起で上位争いに加わりたい。

阪神はリーグ屈指のローテーションに


 このオフに西勇輝(前オリックス)、ガルシア(前中日)を獲得した阪神は、リーグ屈指の先発ローテーションとなった。日本人選手扱いとなるメッセンジャーとあわせた3本柱は強力なことこの上ない。そこに岩貞祐太、秋山拓巳、藤浪晋太郎ら2ケタ勝利経験者が続く。

 また、若手では浜地真澄、才木浩人、小野泰己らが虎視眈々とローテーションの座を狙っている。中継ぎ陣も安定しているだけに先発ローテーションが確立されれば、上位進出も不可能ではない。矢野燿大新監督がどんな起用をするかに注目が集まる。

文=勝田聡(かつた・さとし)

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