週刊野球太郎
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タッチアップ(第28回)

もう一度

塁に戻って

走りだせ




バッターの打ち上げたフライは

思いのほか遠くまで飛んで行きました

打球がゴロではなくフライである場合

走者は野手がキャッチしたあと

今いる塁を踏まなくてはなりません

野手がキャッチした後であれば

そこから進むことができるのです

そのフライの行方を目で追いながら

ランナーは片足をベースに置きます

「この距離なら……いける!」

外野手が捕球したのを確認すると

同時にスタート!

一目散に走って、勢いよく滑り込むと

審判の手が横に開くのが見えました

相手の送球よりも先に

次の塁に到達できたようです

少しでもスタートが早ければ

アウトを宣告されてしまいます

急ぐ気持ちを抑えつつ

ベストなタイミングでスタートを

この技術が“タッチアップ”です



文・イラスト=清水はるか(しみず・はるか)/元・高校球児の女性イラストレーター。都立高の硬式野球部出身。日本のプロ野球(主にパシフィックリーグ)が好きで、シーズン中は関東の球場に頻繁に出没。野球の絵本にチャレンジ中。
ブログ(http://mizuhalu.jugem.jp/)もやってます。

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