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オープン戦で大炎上! 内海(巨)、山井(中)、斎藤佑樹(日)ら、先行き不安な投手たち


 3月25日に開幕を迎えるプロ野球。各球団が最後の調整に勤しみ、選手たちの状態に期待を膨らませているファンも多いだろう。

 しかし、なかには一喜一憂の「憂」の部分になってしまう選手もいる。この時期は頼れるはずの投手が、調整の過程で異例の大炎上をしてしまうことも…。

「本当に大丈夫か…」

 今回、オープン戦で、そんなため息が漏れる大炎上をしてしまった“不安な投手”を紹介しよう。
≪成績は3月20日時点≫

内海哲也(巨人)


【3試合 防御率10.32】

 昨季はわずか5登板に終わり、復活が期待されていた内海だが、開幕ローテ漏れが決まってしまった。

 2月27日のヤクルト戦では終盤の4回を投げ、被安打2、失点1の好投を披露し、「復活」の二文字を感じさせたが、3月6日の阪神戦では4回6失点。16日のヤクルト戦では4回途中でなんと8失点を喫してしまい、あえなく2軍出直しが決まった。

 マイコラスなどが故障不在で先発ローテが心もとない巨人。頼れるベテランの乱調に高橋由伸監督も頭を抱えるところだ。


山井大介(中日)


【3試合 防御率10.66】

 昨季は自己ワーストの12敗を喫し、今ひとつピリッとしなかった山井は、今年も春先から調子は上がらず…。

 5日のヤクルト戦、引退登板となった山本昌に次いで2番手でマウンドに上がった山井だが、初回から打者一巡の猛攻を許すと、2回2/3を被安打12、9失点の凄惨たる結果…。13日の楽天戦でも5回6失点の乱調を見せ、森繁和ヘッドコーチが「あんなんだったら使えない」と青筋を立てる背信投球になってしまった。

 最後のチャンスとなった20日のロッテ戦では、5回1失点と持ち直し、開幕ローテの座は死守したが中日ファンの心中は穏やかではないことは確かだ。

 ちなみに中日では、若松駿太も2月20日のロッテ戦で2回6失点→3月6日のヤクルト戦で5回6失点。16日のラストチャンスで7回1失点の好投を見せたが、軌道は山井とまったく同じ。先発陣に不安を残す開幕となりそうだ。

ディクソン(オリックス)


【3試合 防御率8.18】

 立て直しが迫られるオリックスだが、先発の柱であるディクソンも不安を残す。5日の巨人戦では3回無失点の好発進を見せたが、開幕カード前哨戦となる12日の西武戦では、3回8失点の大乱調。早くもシーズン前から同リーグに攻略を許す結果となった。

 20日の阪神戦でも5回を投げ被安打9、失点4でかろうじて及第点のデキ。果たしてシーズン初登板までに、昨季の安定感を取り戻すことはできるのか…!?


斎藤佑樹(日本ハム)


【1試合 防御率4.50】

 そろそろ結果を残さないとまずい元ハンカチ王子だが、今年も春先からやってしまった。米・アリゾナキャンプの実戦2試合で計5回7失点。日本に戻り、1日の巨人戦のマウンドに上がったが、ここでも2回4失点(自責点2)の乱調でノックアウト。

「(野球を)辞めたほうがいいと思う。辞めたほうが楽……」「野球楽しいっていう感覚を、野球を終わるまでに一回は感じたい……」など弱音を吐き散らかした。

 しかし、その後、13日の2軍西武戦では3回をパーフェクトに抑えるなど、調子は上向きの模様。今年こそはやれるのか…?

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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