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ねぇ知ってる?三塁打王、最多敗投手は?タイトル外のスタッツ王者は誰だ!〜セ・リーグ編

 プロ野球も後半戦に突入。熱き“無貯金”戦線を繰り広げていたセ・リーグだが、少しずつ差が開いてきた。それとともに山田哲人(ヤクルト)が個人タイトルを総なめしそうな勢いが出てきており、注目を浴びている。

 7月31日の試合前時点で、主要タイトル争いの上位は以下の通り。

【首位打者】
山田哲人(ヤクルト).334
川端慎吾(ヤクルト).332
筒香嘉智(DeNA)  .327

【本塁打王】
山田哲人(ヤクルト)24本
畠山和洋(ヤクルト)20本

【打点王】
畠山和洋(ヤクルト)70打点
筒香嘉智(DeNA)  63打点
山田哲人(ヤクルト)62打点

【最優秀防御率】
菅野智之(巨人)1.58
前田健太(広島)2.03

【最多勝】
大野雄大(中日)9勝
前田健太(広島)8勝
ほか4投手が8勝で並ぶ

 ちなみに、山田は20盗塁でリーグトップ。トリプルスリーとともに、三冠王と盗塁王を同時に獲得する可能性もある。やはり注目が集まる主要タイトルだが、今回は日の当たらない「ノンタイトル」のスタッツの王座争いにも目を向けてみよう。

【二塁打王】
田中広輔(広島)  28本
山田哲人(ヤクルト)27本

 昨年は菊池涼介(広島)と山田が39本で並んだ二塁打王。今年は「2年目のジンクス」をまったく感じさせない、田中がトップを走る。ただ後続も肉薄しており、二塁打王争いは激戦必至だ!

【三塁打王】
田中広輔(広島)6本
関根大気(DeNA)5本

 俊足はもちろん、パワーも運も必要とする三塁打。ここでも田中が首位だ。オールスターゲームに初出場した勢いは、こんなところにも現れている! 昨年のトップは梶谷隆幸(DeNA)で9本。


【三振王】
梶谷隆幸(DeNA)89三振
ゴメス (阪神)81三振

 豪快なスイングで球場を沸かせる「盛り上げ王」ともいえる三振王。昨年は半丁博打の巨大扇風機・エルドレッド(広島)が本塁打王とともに169三振でトップだったが、今年は出場少なくランク外。

 代わって、昨年3位の梶谷と2位のゴメスがトップ争い。毎年三振王は、三振が多くとも、補って余りある魅力ある選手が獲得しており、ヤマ張り系バッティングの頂点ともいえる。

【四球王】
丸 佳浩(広島)  59四球
鳥谷 敬(阪神)  49四球
山田哲人(ヤクルト)48四球

 昨年、リーグトップの100四球を選んだ、選球眼界の新鋭・丸が今年も首位の座をキープ中。山田も長打力の怖さを生かして、今年は丸を追撃。往年の選球眼界の覇者・鳥谷はどこまで食らい付けるか!?

【死球王】
バルディリス(DeNA)  10死球
石川雄洋  (DeNA)  7死球
デニング  (ヤクルト)7死球
村田修一  (巨人)  7死球

 そのバットの怖さゆえに、内角にガンガン攻め込まれ、また己の体ひとつで果敢に硬球に挑んだ者が得られる「死球王」。今年は頭部死球であわやのシーンもあったバルディリスがトップを独走中。昨年、13死球でトップの村田は7月に3死球をもらって、2位タイに急上昇してきた。

【犠打王】
菊池涼介(広島)36犠打
上本博紀(阪神)22犠打

 昨年、打率.325の好成績に加え、43犠打でリーグ2位の菊池が今年は2位・上本に大差をつけてトップを独走中。打率は落としているものの、堅実なバントは変わらぬ武器だ。昨年、50犠打でトップだった大和(阪神)は極度の打撃不振で出場機会減少。コンスタントに出場ができるだけの打撃成績も求められる。

【得点圏首位打者】
山田哲人(ヤクルト).358
新井貴浩(広島)  .351

 打点王1回を含む、100打点以上を3回記録しながら、「チャンスに弱い」「チャンスでゲッツー」など、いわれなきレッテルを貼られ続けた新井がついに今年は躍動! 実は、通算打率より通算得点圏打率の方が高い新井なのだが、今年は長年の課題だった「ここぞの場面」でもよく打っている。

【最多登板】
オンドルセク(ヤクルト)48登板
田島慎二  (中日)  46登板
又吉克樹  (中日)  46登板
秋吉 亮  (ヤクルト)45登板

 昨年は福谷浩司(中日)が72登板のタフさを披露した最多登板争い。昨年は中継ぎ陣が機能しなかったヤクルトにおいて、オンドルセクと秋吉の奮闘は大きい。今年はクローザーを務める福谷に代わり、復活した田島がフル回転している。中日とヤクルトはリリーフ陣の疲労が後半戦の懸念材料になりそうだ。

【最多完投】
大野雄大 (中日)5完投
前田健太 (広島)5完投
藤浪晋太郎(阪神)5完投

 先発投手の誉れである完投。近年はめっきり減り、昨シーズンは7人の投手が3完投でトップを分けたが、今年は完投数が増えている。差の少ない激戦ゆえにエース格の投げ合いも増え、後半戦は熱き完投ラッシュが予想されそうだ。

【最多投球回数】
大野雄大(中日)137回
前田健太(広島)128.1回

 シーズンを投げ抜く体力と各試合での安定感が試されるスタッツ。完投数が多い投手が上位に来るのは当然だが、現在5位、122回を記録しているメッセンジャー(阪神)は完投がゼロ。昨年、208.1回でトップだった実績を持つメッセンジャーはさすがの安定感だ。

【最多与死球】
藤浪晋太郎(阪神)8与死球
黒田博樹 (広島)7与死球
菅野智之 (巨人)7与死球


 果敢に内角を攻める勇気あるピッチャーであることを示す与死球。昨年、久保康友(DeNA)とともに11与死球でリーグトップの藤浪が今年もトップだ。4月に藤浪から内角を何度も突かれて、カッ! とした黒田も負けず劣らず当てている。

【最多敗】
能見篤史(阪神)  9敗
山井大介(中日)  9敗
新垣 渚(ヤクルト)9敗
成瀬善久(ヤクルト)8敗

 本来は悪しきスタッツだが、シーズンを通してみると、

「苦しい台所事情でよくがんばった」
「負け投手になっても信頼されている」
「援護が少なかったがよく投げた」

 と敢闘賞的な意味合いもでてくる最多敗。トップタイの能見は9敗だが、防御率は3.67で思った以上には悪くない。

 苦しいときも挫けずに投げ抜く精神力が必要で、さっさと2軍に落とされるより、価値あるスタッツだ。……とはいえ、不名誉は不名誉。数字は減らないので、ここから立て直していきたい。

(文=落合初春)

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