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さぼり、泣きながら殴ってもらった高校時代!? 『中学野球太郎Vol.9』で語った三浦大輔投手

 12月18日に放送された人気テレビ番組『有吉ジャポン』(TBS系)では、変わった雑誌の編集長が4名紹介された。そのなかには、日本唯一の中学野球専門誌『中学野球太郎』の持木秀仁編集長の姿もあった。清宮幸太郎選手(早稲田実)をいち早く取り上げた実績や、「野球部ボウズあるある」を披露するなど、『中学野球太郎』の存在を日本全国に大いにアピールした。

 その『中学野球太郎』の最新号であるVol.9が奇しくも『有吉ジャポン』の放送当日(未放送の地域あり)に発売されていた。表紙は松田宣浩選手(ソフトバンク)の立体人形で、特集タイトルは「『野球』で食べていく。〜将来の夢が『野球にかかわる仕事』のキミへ」。野球にまつわる職業の具体的な役割や仕事に就く方法が紹介されている。



☆もしも三浦大輔投手が高校野球をやめていたら……

 巻頭のプロ野球選手インタビューでは、“ハマの番長”こと三浦大輔投手(DeNA)が登場。来季はプロ25年目を迎え、球界最年長選手になることが濃厚な大ベテランに、野球を一日でも長く続ける方法を聞いた。

 そんな三浦投手には、高校1年時に野球部の練習をさぼり続けた時期があったという。

「『野球部をやめる』と言ってしまったんです。やめたくはなかったですけどね。ひとりで生きていけると思うぐらい勘違いをしていたんですよね。引くに引けなくなったというか。意地を張っていたんです」(三浦投手)

 果たして、三浦投手はなぜ野球部を退部しようと思い立ったのか。そして、この野球人生の危機をいかにして乗り越えたのか。息の長いプロ生活にもつながってくるエピソードは、ぜひ誌面でチェックしてほしい。

 なお“番長”と呼ばれ、ワイルドなイメージのある三浦投手だが、取材中の受け答えは紳士そのもの。「今までの野球人生で『限界』を感じたことはありますか?」という聞きにくい質問に対しても、さわやかな笑顔で答えてくれた。そんな三浦投手の優しい人柄も、インタビューから伝わってくるはずだ。



☆ドラフト指名選手や日大三高の小倉監督も登場!

 さらに、あこがれのプロへの扉を開けた2015年ドラフト指名選手にインタビューした「僕がプロ野球選手になれた理由」では、8人の有望選手が登場。?橋純平投手(県岐阜商高→ソフトバンク1位)、平沢大河選手(仙台育英高→ロッテ1位)、多和田真三郎投手(富士大→西武1位)、原樹理投手(東洋大→ヤクルト1位)、桜井俊貴投手(立命館大→巨人1位)、吉田正尚選手(青山学院大→オリックス1位)、柴田竜拓選手(國學院大→DeNA3位)、木下拓哉捕手(トヨタ自動車→中日3位)の豪華メンバーが、プロ選手になれたターニングポイントについて語っている。

 将来、指導者を目指す球児ならば、日大三高・小倉全由監督が登場する「選手と一緒に汗を流す58歳の[監督論]」は必読。まもなく還暦(60歳)を迎えるベテラン監督が指導者を志すきっかけや、いまだに選手とともに汗を流す理由について語ってくれている。

「甲子園に出て、全国優勝をしたい。勝つためにやっているのは、当然のことです。でも、勝ちだけを求めているわけではありません。常々言っているのは、『カッコイイ男になれよ』」(小倉監督)

 小倉監督の言う「カッコイイ男」とは、どんな男のことなのか。多くの日大三高OBから「監督さんを男にしたい」と慕われる小倉監督の人生哲学が透けて見えてくるはずだ。

 その他にも読みどころがたっぷり詰まった『中学野球太郎Vol.9』は、全国書店にて好評発売中。球児、指導者、保護者、草野球プレーヤーにとって、かゆいとことに手が届く内容が満載だ!


文=菊地選手(きくちせんしゅ)
1982年生まれ、東京都出身。『野球太郎』編集部員を経て、フリーの編集兼ライターに。野球部員の生態を選手視点から分析する「野球部研究家」としても活動している。著書『野球部あるある』シリーズは累計10万部超のヒット書籍になった。ツイッター:@kikuchiplayer。

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