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「ニュータイプ」と「オールドタイプ」に選別! セ・リーグ6球団12人の投手を大解剖!!

 3月25日の開幕日まであと僅か。いよいよ今年もプロ野球シーズンがやってくる。

 昨季は山田哲人(ヤクルト)と柳田悠岐(ソフトバンク)が「3割・30本・30盗塁=トリプルスリー」という偉業を達成。現代の野球界には、これまでの野球の常識、セオリーと考えられていたことから逸脱した選手が、次々と生まれている。

 彼らのような、過去の野球界の常識に当てはまらない選手を「ニュータイプ」と呼ぶ一方で、野球のスタンダードを追求し続けた選手を「オールドタイプ」と名付け、今回はセ・リーグ6球団の12人の投手を紹介しよう。

東京ヤクルトスワローズ


《ニュータイプ》
小川泰弘(26歳4年目)
171p/80s/右投右打


上背こそないが、左足を大きく上げるノーラン・ライアンばりのフォームから投げ込む直球は威力がある。カットボールやツーシームなどのストレート系変化球で打たせて取るのが身上。スライダーやスプリットも武器になる。

*今季はココに注目!
走者を置いたときのクイックで制球を乱しがち。

《オールドタイプ》
石川雅規(36歳・16年目)
181p/82s/左投左打

「小さな巨人」と呼ばれるヤクルトの左腕エース。通算144勝となり、同期のライバル左腕杉内俊哉をついに抜いた。最速142キロの直球のほかに15種類ほどの変化球があり、変化球のキレと制球力で勝負する王道タイプ。

*今季はココに注目!
球界一の低さといわれる与四球率。


読売ジャイアンツ


《ニュータイプ》
菅野智之(27歳・4年目)
185cm/90kg/右投右打


プロ入りから3年で巨人のエースの座を手にした菅野。最速155キロのストレートに加えて、カットボール、ツーシーム、スライダー、フォークなど多彩な球種を操る。変幻自在の投球でアウトを奪う本格派。

*今季はココに注目!
特筆すべきはコントロール。昨季、179投球回で与四死球はわずか49。

《オールドタイプ》
澤村拓一(巨人・28歳・6年目)
183cm/98kg/右投右打

無類の筋トレ愛好家でストイックなトレーニングでも知られる澤村。先発時代から平均球速が140キロ台後半でよくいえばいつも全力、悪くいえばペース配分ができない不器用な男だった。

*今季はココに注目!
その不器用さも、クローザーであれば問題なし。抜くことのない全力ストレートは球威抜群だ。


阪神タイガース


《ニュータイプ》
藤浪晋太郎(22歳・4年目)
198cm/88kg/右投右打


球は速いがコントロールが悪く、タイミングを外すような遅い球もない。粘られ、球数がかさむ。ところがそれをも剛速球とカットボールで乗り越えてしまったのがこの3年間だった。

*今季はココに注目!
2メートル近い身長をしっかりコントロールして結果を残すのは立派。当然まだ発展の余地がある。

《オールドタイプ》
福原忍(40歳・18年目)
180cm/96kg/右投右打

従来のフォーク、カーブを中心にした三振を狙う投球から、無理をせず打ち取れる打者を選びながら、カットボールで詰まらせて併殺を取ろうという組み立てに変わっている。

*今季はココに注目!
以前のような窮屈さがなくなり、ベテランらしい味のある投球になった。ここまで盛り返すとは立派。

広島東洋カープ


《ニュータイプ》
黒田博樹(41歳・13年目)
185cm/93kg/右投右打


NPB復帰した昨季はスライダーの割合が増加。公式球や打者タイプの違いによる対策の一環なのだろうが、メジャー時代と同様なのは右打者胸元へのツーシームと左打者の手元に食い込むカット、勝負どころのフォーク。

*今季はココに注目!
それぞれの組み合わせで打たせて取る投球術は年々進化。

《オールドタイプ》
クリス・ジョンソン(32歳・2年目)
193cm/93kg/左投左打

ストレートの最速は153キロ。これにスライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜる。角度があるうえに、左右、高低に自在にコントロールできる制球力はリーグでも屈指。

*今季はココに注目!
すべての球種を見せ球にも勝負球にもできる変幻自在の投球はまるで“球威ある(左の)北別府学”だ。


中日ドラゴンズ


《ニュータイプ》
大野雄大(28歳・6年目)
183cm/78kg/左投左打

3年連続で2ケタ勝利。もはや中日のエースといえる存在の大野。150キロ超のキレ抜群のストレートと手元でタテに変化するツーシームの2軸で打者を打ち取る。

*今季はココに注目!
昨季は12球団最多の207.1回を投げ、スタミナも充実している。まさに「エースの道」を突き進む存在だ。

《オールドタイプ》
福谷浩司(25歳・5年目)
183cm/90kg/右投右打


最速157キロ、火の出るようなボールをゴリゴリと投げる剛腕。投球スタイルとは裏腹に大学時代は慶應義塾大の理工学部で投球フォームの研究に情熱を注いだ文武両道の“学者タイプ”。

*今季はココに注目!
昨季はクローザーを任されながらも不調に終わったが、持ち前の探究心で進化を狙う。


横浜DeNAベイスターズ


《ニュータイプ》
山崎康晃(24歳・2年目)
177cm/83kg/右投右打

昨季のDeNAを象徴する投手となったのが、ルーキーイヤーにして守護神の座を不動のものとした山崎。1点でもリードしていれば勝てるという安心感は、チームの雰囲気を一変させた。

*今季はココに注目!
他球団からのマークがますます厳しくなるなかで、今季はどれだけセーブを積み上げられるか。

《オールドタイプ》
三浦大輔(43歳・25年目)
183cm/88kg/右投右打


多くのベテラン選手が引退していったなか、なおも横浜にこだわり続ける"ハマの番長?。その機械のように精密なコントロールは、衰えた球威を補って余りある武器といえる。

*今季はココに注目!
記念すべきプロ25年目となる今季、球界最年長の選手兼任コーチとして投手陣を引っ張るのはこの人だ。


この記事は『野球太郎特別編集 野球太郎テクニカルVol.01』の「12球団ニュータイプ&オールドタイプ選手名鑑」よりダイジェストでお届けしております。


野球太郎特別編集
野球太郎テクニカルVol.01
発売日:2016/1/30
価格:1500円
ISBN:978-4-331-80323-3

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