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史上初の快挙なるか!?山田哲人、40本塁打40盗塁への挑戦

 今年のプロ野球界において3割30本30盗塁、いわゆる“トリプルスリー”を達成しそう選手が2人いる。ひとりはソフトバンク・柳田悠岐、そしてもうひとりがヤクルト・山田哲人だ。特に山田は、トリプルスリーはおろか、さらに上の領域に届くかもしれない。



過去のトリプルスリー達成者と比較すると……


 80年の歴史を誇る日本プロ野球の中で、トリプルスリーを達成したのはわずか8名。一覧は以下の通りだ。

岩本義行(1950年・松竹)
打率.319 39本塁打 34盗塁
別当薫(1950年・毎日)
打率.335 43本塁打 34盗塁
中西太(1953年・西鉄)
打率.314 36本塁打 36盗塁
蓑田浩二(1983年・阪急)
打率.312 32本塁打 35盗塁
秋山幸二(1989年・西武)
打率.301 31本塁打 31盗塁
野村謙二郎(1995年・広島)
打率.315 32本塁打 30盗塁
金本知憲(2000年・広島)
打率.315 30本塁打 30盗塁
松井稼頭央(2002年・西武)
打率.332 36本塁打 33盗塁

 松井の達成を最後に干支にして一回り以上、この領域に手が届く者が現れていない。ただ、今年の山田は30試合以上を残した段階で、26本塁打、25盗塁(8月13日終了時点)をマーク。打率も.327と、余程の不振がない限りは軽々と達成してしまうのではないか。

トリプルスリーを超え、狙うは“フォーティー・フォーティー”!


 そこで山田に狙ってほしいのは、シーズン40本塁打40盗塁。実はこの記録、日本球界では誰も達成したことがない。最も近づいたのは秋山幸二(元西武ほか)で1987年に43本塁打38盗塁、1990年に35本塁打53盗塁とわずかに足らなかった。

 海の向こう・メジャーリーグでは“フォーティー・フォーティー”と呼ばれているが、バリー・ボンズ、アレックス・ロドリゲスなど過去に4名しか達していないレアな記録なのだ。

 今年の成績を見ると、7月に打率.434、10本塁打をマークした通り、打撃での爆発力は折り紙つき。この爆発力がシーズン終了まで持続すれば、40本塁打も夢ではない数字だ。また、盗塁成功率が.862(盗塁機会29回中成功25回)とかなり高い数字を誇っており、このペースで積み重ねていけば40盗塁も現実的なラインとして考えられる。

 これまでのトリプルスリーやフォーティー・フォーティーは、外野手または遊撃手による独壇場だった。しかし、山田は二塁手として大記録の達成をうかがっている。我々は今、歴史の証人になろうとしているのだ。

(文=加賀一輝)

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