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“打たれないクローザー”はプレーオフのマウンドでも躍動!…上原浩治(ボストン・レッドソックス)/51回

 メジャーリーグは、ポストシーズン真っただ中。

 先日のアメリカンリーグのディビジョン・シリーズ。ボストン・レッドソックスがリーグ優勝決定戦に進出を決めた瞬間のマウンドには上原浩治投手がいました。

 その前のゲームで、サヨナラホームランを打たれたショックを引きずることなく、見事に抑えてゲームを締めくくりました。

 レギュラーシーズン途中からチームのクローザーに指名され、それ以降、Amazing! といっていいほどのピッチング。37人連続アウトはMLBの歴史上、救援投手では2番目の記録を達成したほかに、27試合連続無失点、30回1/3連続無失点と38歳の現在でもさらに磨きがかかる活躍!

 コントロールされたファストボールと“money pitch※”フォークボールとを武器にテンポよく投げ 次々と相手バッターを打ち取っていくピッチングは、見ていて痛快です! ベテランだからこそなせる“業”を生かしており、MLBでも1、2を争うようなクローザーといっても過言ではないと思います。

 今回のイラストは、そんな上原投手のマウンドで躍動する姿を描きました。



 アメリカ時間13日のアメリカンリーグ優勝決定シリーズ第2戦目では上原投手の好投から、レッドソックスがサヨナラ勝ちと、いい雰囲気です。リーグ優勝、そして、その先のワールドチャンピオンへ向けて、上原投手が勝利のマウンドにいる光景がもっと見たいです。

※“money pitch”とは、「お金が取れるボール」から転じて『決め球』という意味で使われています。


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絵と文=横山英史(よこやま・ひでし) /野球を題材にしたイラストを得意とするイラストレーター。スポーツ雑誌のイラストやオリックス・バファローズの選手紹介イラスト(2003〜2005年)や、メジャーリーグ カンザスシティ・ロイヤルズのクラブハウスに飾られているチーム歴代プレイヤーを描た作品なども制作。1980年生まれ。
 このコーナーでは、イラストのリクエストや感想も募集しております。よろしかったら下記のアドレスまで。
w_yakyutaro@knuckleball-stadium.com

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