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《アンチ巨人用・永久保存版》「ドッシリ感」不在? なぜ巨人は負け続けたのか? 13連敗を振り返る

≪アンチ巨人用・永久保存版≫「ドッシリ感」不在? なぜ巨人は負け続けたのか? 13連敗を振り返る

5月25日から6月8日にかけて、球団歴代ワーストの13連敗を喫した巨人。あえなくBクラスに転落し、現在も最下位が見える位置をさまよっている。

 こうなると巨人ファンが中立を装って「巨人が強くないとプロ野球が面白くない」などと言い出すものだが、アンチ巨人からすればご飯がおいしいことこの上ない。

 連敗中は水を得た魚のようにピチピチのアンチ巨人が「今日も負けろ」とヨコシマな願いを発し続けた。

 筆者もそんな生粋のアンチ巨人の一人だが、連敗中の巨人はあまりにも“巨人らしく”なかった。

 「強い巨人を倒してこそ」などと隠れ巨人ファンみたいなことを言うつもりはまったくない。しかし、巨人はなぜ負け続けたのか、急激に弱くなったのか、強かったときとの違いはどこかを検証する価値はあるだろう。

 そんなわけで改めて巨人の13連敗の内容を振り返ってみたい。

1敗目(5月25日)


対阪神:1対6

巨人 010|000|000=1
阪神 402|000|00X=6

勝利投手:メッセンジャー
敗戦投手:大竹寛

 先発の大竹寛が誤算。初回に1番・糸井嘉男にヒットを許すと2番・上本博紀に先制タイムリーを浴び、あっさり失点。二塁・中井大介のエラーも重なり、キャンベルに2ランを被弾。打線はメッセンジャーに抑え込まれた。

2敗目(5月26日)


対広島:2対7

広島 000|103|120=7
巨人 000|000|110=2

勝利投手:岡田明丈
敗戦投手:マイコラス

 先発のマイコラスが粘りの投球を見せたが、打線が奮わず。中継プレーの際に落球したり、ランダウンプレーで判断ミスをするなど、要所で締まりがなく、巨人らしくないプレーが目立った。


3敗目(5月27日)


対広島:0対9

広島 031|302|000=9
巨人 000|000|000=0

勝利投手:九里亜蓮
敗戦投手:宮國椋丞

 宮國椋丞が3回途中7失点の大乱調で終戦。


4敗目(5月28日)


対広島:2対3

広島 000|000|200|1=3
巨人 001|010|000|0=2

勝利投手:今村猛
敗戦投手:カミネロ

 先発の田口麗斗が踏ん張り、自身のタイムリーなどで2点のリードを作るが、7回にエルドレッドに同点弾を浴びる。巨人は延長まで粘りを見せたものの、守護神・カミネロが崩れて4連敗。


5敗目(5月30日)


対楽天:5対13

巨人 031|000|100=5
楽天 222|025|00X=13

勝利投手:戸村健次
敗戦投手:菅野智之

 登板前の時点で7勝1敗、防御率1.58のエース・菅野智之が先発したが、5回8失点のまさかの乱調。打線も食らいついたが、3回裏にマギー、坂本勇人が連続エラーを犯し、流れを逸した。


6敗目(5月31日)


対楽天:0対6
巨人 000|000|000=0
楽天 003|010|20X=6

勝利投手:塩見貴洋
敗戦投手:吉川光夫

 3回裏、二塁・山本泰寛のエラーで先頭打者に出塁を許したのをきっかけに3失点。打線は今季初登板の塩見貴洋を打てず、小刻みな継投で逃げ切られた。


7敗目(6月1日)


対楽天:2対3

巨人 000|200|000=2
楽天 000|003|00X=3

勝利投手:則本昂大
敗戦投手:森福允彦

 ルーキー・池田駿が5回無失点の好投を見せ、村田修一の2ランでリードを作るも、6回裏に田原誠次がアマダーに同点2ランを被弾。たまらず森福允彦にスイッチしたが流れは止まらず、岡島豪郎に勝ち越しタイムリーを許した。楽天の先発・則本昂大は8回12奪三振。巨人打線は2〜4回、7〜8回に2度の5者連続三振を喫し、則本に主導権を握られた。


8敗目(6月2日)


対オリックス:5対6

オリックス 000|100|003|02=6
巨人    000|000|400|01=5

勝利投手:黒木優太
敗戦投手:今村信貴

 先発はマイコラス。7回裏に村田修一の2ランで逆転し、3点リードで9回を迎えたが、代役守護神のマシソンが9回2アウトから代打・ロメロに一発を浴びると3連打を許し、あっという間に同点に。11回にも今村信貴が安達了一に勝ち越しソロを浴び、さらに1失点。11回裏に長野久義がソロホームランで一矢報いたが、及ばす。8回、11回と被弾後のケアに2度失敗し、8連敗。


9敗目(6月3日)


対オリックス:4対5

オリックス 400|010|000=5
巨人    000|004|000=4

勝利投手:松葉貴大
敗戦投手:田口麗斗

 先発の田口麗斗が初回にT-岡田に3ランを浴び、苦しい展開に。6回裏に村田修一が満塁ホームランを放ち、1点差に迫ったが、7回からは3回連続の3者凡退で追い上げムードを生かせず。3試合連続の1点差負けで9連敗。


10敗目(6月3日)


対オリックス:1対3

オリックス 102|000|000=3
巨人    100|000|000=1

勝利投手:山岡泰輔
敗戦投手:宮國椋丞

 宮國椋丞が7回3失点で踏ん張ったが、打線がわずか4安打。起爆剤として石川慎吾を5番で起用したが3打数無安打に終わった。


11敗目(6月6日)


対西武:5対8

巨人 002|102|000=5
西武 000|203|21X=8

勝利投手:牧田和久
敗戦投手:桜井俊貴

 先発はエース・菅野智之。序盤、中盤とリードする展開だったが、6回に栗山巧にソロを許すと、またもや本塁打後に連打を浴びる形で同点に。7回には桜井俊貴と西村健太朗が計5四死球、ノーヒットで2点を献上して自滅。


12敗目(6月7日)


対西武:0対3

巨人 000|000|000=0
西武 000|201|00X=3

勝利投手:岡本洋介
敗戦投手:吉川光夫

 今季初登板の西武・岡本洋介が6回途中無失点の好投。巨人はここぞの場面で一本が出ず、12連敗。


13敗目(6月8日)


対西武:2対13

巨人 000|002|000=2
西武 106|231|00X=13

勝利投手:十亀剣
敗戦投手:池田駿

 先発の池田駿が外崎修汰にグランドスラムを浴びるなど3回途中7失点で試合をぶち壊す。後続の江柄子裕樹も源田壮亮、金子侑司と決してパワーヒッターではない打者に一発を食らい、大敗に至った。13連敗!


13連敗の総括


 なぜ巨人は負け続けたのか? その答えは簡単ではないが、この13連敗にはかなりの「負けパターン」が揃っている。要所でのエラーからの負け、僅差負け、大敗。特にビハインドからのさらなる失点が目立ち、エース・菅野の乱調も痛かった。

 そしてこの期間中、浮き足立ったスタメン起用が続いた。4番はマギー、阿部慎之助、村田とコロコロ入れ替わり、坂本は1、2、3番を打った。クルーズを昇格させ、いきなり5番に据えたり、石川を5番で起用してみたり……。

 交流戦で指名打者制が混ざるなかでのオーダーとはいえ、何かが起こることを期待するような不思議な采配に映った。

 連敗脱出後は長野の復調で打線が固定されてきたが、自ら負のスパイラルに陥った結果だったと感じる。

 長年のアンチ巨人の目線から見ると、巨人の強さは「ドッシリ感」である。少々の連敗では変えない。起爆剤ではなく地力。ところが13連敗の間は伝統である集中力が散漫だった。

 まだまだ巨人の復調は遠いのではないだろうか。


文=落合初春(おちあい・もとはる)

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