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《ドラフト指名予想・広島編》黄金時代の礎となる補強を。地元出身・山岡泰輔(東京ガス)の指名は!?


 いよいよ間近に迫った今年のドラフト会議。

 週刊野球太郎では10月のドラフト特集として、本誌『野球太郎』で大展開している「12球団別チーム編成&ドラフト戦略徹底分析」を元に、各球団の補強ポイントと指名選手予想を紹介していく。

 ここからはセリーグの各球団を取り上げる。1発目はもちろん、25年ぶりの優勝に湧いた広島だ。

広島の2016年シーズン


 2位・巨人につけたゲーム差は17.5。今季の広島は、まさに圧倒的な力で優勝を勝ち取った。チーム打率も防御率もリーグトップ。セの全球団から勝ち越すなど完全勝利と言っていいだろう。

 1、2、3番に「タナキクマル」トリオ(田中広輔、菊池涼介、丸佳浩)、中軸には大好きな広島に恩返しをした新井貴浩、そして6番にはMVP級の活躍をした鈴木誠也が控える打線は、他球団の投手からしたら脅威以外の何物でもなかったはず。

 前田健太が抜けて苦しくなると思われた投手陣も、フタを開けてみれば野村祐輔が自己最多の16勝をマークして穴埋め。リリーフ陣も盤石であり、誰も彼もが「神っていた」からこそ、この壮大な優勝ストーリーは完成したと言える。

チーム状況から見るドラフト戦略


 野村、鈴木、菊池ら、ドラフト上位で獲得した選手が見事なまでに活躍中。それだけに、タレントが揃った今年のドラフトで納得のいく指名ができれば、黄金時代を築くことも夢ではない。

 そのためにもまずは、次世代のエース候補を捕まえておきたい。また強いていえば左の中継ぎが心もとないので、ここは底上げを図るべきだろう。

 野手で優先したい補強ポイントは捕手。今季は38歳の石原慶幸と29歳の會澤翼が併用された。ともに結果は出しているが、チーム的には下からの突き上げもほしい頃……。


野球太郎的オススメ選手


 先に上げた条件を満たすドラフト有力選手は、エース候補なら田中正義(創価大)と山岡泰輔(東京ガス=写真)、左の中継ぎなら吉越亮人(Honda)、若い捕手であれば九鬼隆平(秀岳館高)が挙がる。

 ちなみに山岡は広島・瀬戸内高出身なだけに、選択をしてくるかどうか楽しみだ。


文=森田真悟(もりた・しんご)

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