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祝甲子園出場!清宮幸太郎は高校野球100年目に新たな記憶を刻むことができるか?

 第97回全国高校野球選手権大会の地方大会の全日程が終了した。7月26日には、西東京大会決勝戦が神宮球場で行われ、話題の1年生スラッガー・清宮幸太郎の活躍で早稲田実業が8−6で勝利し、甲子園出場が決定した。「3番・一塁手」で先発出場した清宮は、4打数1安打1打点1四球。5点差をはね返した8回に、試合を決定づける7点目となるタイムリーを放ち、チームを5年ぶり29回目の甲子園出場に導いた。

 それにしても、とどまるところを知らない「清宮フィーバー」。古くは早稲田実業の先輩である荒木大輔、そして清原和博&桑田真澄のPL学園KKコンビ、最近では現日本ハム、当時大阪桐蔭の中田翔などが1年生の夏から活躍し注目の的となった。

 しかし、彼らが全国的に名前が広まったのは甲子園での活躍がきっかけ。地方大会の段階からここまでの盛り上がりを見せるのは、おそらく過去に例がないのではないか。


 準決勝が行われた7月24日は、金曜日の11時プレイボールという日程にもかかわらず、神宮球場のチケット売り場には試合開始前から多くの高校野球ファンが行列を作り、1万3000人の観客が詰めかけるという事態に。報道陣も34社147人という、地方大会の準決勝にしては異例の状況。多くのマスコミ関係者が清宮の姿を追いかけた。

 優勝候補の呼び声も高かった日大三と対戦した早稲田実業。息詰まる試合展開の中、6回1死一、三塁から清宮が放った右翼フェンス直撃の二塁打で、早稲田実業が2点を先制。結局、これが決勝点となり、2−0で日大三を下した。

 これで「清宮フィーバー」もますますヒートアップ。続く決勝戦が行われた26日は、日曜日ということもあり、神宮球場では通常より早い試合開始3時間前の午前8時に開場。警備員は準々決勝の2倍の人数を配置し、観客は大会史上最高の34572人を記録した。

 清宮の父・克幸氏はラグビーのヤマハ発動機ジュビロの監督で、母の幸世さんも慶應義塾大時代にゴルフ部の主将を務めたほどのスポーツウーマン。両親から受け継いだアスリートのDNAは野球で開花。リトルリーグ時代にアメリカで行われた世界大会で優勝しており、すでに有名な存在だった。5月に16歳になったばかりという、あどけなさの残る顔つきの一方で、打撃の対応力の高さ、打とう打とうとボールを追いかけない落ち着き、強気の発言は高校1年生には思えない。本当に甲子園で大暴れしそうな風格を感じる。

 今夏は「高校野球100年」の記念の年。早稲田実業は100年前の第1回全国中等学校優勝野球大会に出場している。100年の時を超えて、再び全国大会出場を決めた。果たして、清宮幸太郎は高校野球100年目の今夏に新たな“記憶”を刻むことができるか。注目必至だ。

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