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プロ野球選手だけじゃない! 稲葉篤紀が語る、食べること、噛むことの大切さとは?


「我々の時代にはこういった施設がなかったので、もしあったら野球選手にならず、他の職業についていたかもしれないな……と思いましたね」

 いったい誰の告白かといえば、元日本ハムのスーパースターにして、現・侍ジャパンの打撃コーチを務める稲葉篤紀氏によるもの。この春、楽しみながら社会のしくみが学べる“こどもが主役の街”「キッザニア東京」で日本ハムが『ソーセージ工房』パビリオンをオープン。3月17日、そのオープニングイベントが行われ、北海道日本ハムファイターズの“スポーツ・コミュニティー・オフィサー”である稲葉篤紀氏がゲストとして登壇。そこで冒頭のコメントが飛び出したわけだ。

少ない量でも回数を、そしてよく噛むことが大事


 自身にも2歳になる子どもがいる稲葉氏にとって「子どもたちの将来」は重要なテーマだ。イベントでは「子どもと夢」「アスリートになるために大切なこと」について、さらに言葉を続けた。

「子どもたちは無限の可能性を秘めた存在です。こういった施設でいろんな職業体験をして、そして夢を持つ。これが一番大事なことだと思います。ぜひ、子どもたちにはさまざまな仕事を体験してもらって、夢に向かって進んで欲しいと思います」

 今回、日本ハムが出店するパビリオンは、「ソーセージづくり体験ができる」ことが大きな特徴だ、実は稲葉氏も過去にソーセージづくりに挑戦し、成型が上手くできずに苦労したことがあるという。だからこそ、作る難しさと食べる歓びを実感することができ、中でも日本ハムの看板商品「シャウエッセン」には並々ならぬ愛情があることを語った。

「僕は、朝、食べます。シャウエッセンはパリっという歯ごたえが好きですね。味もしっかりしていますし。あと、日本ハム製品では、ピザも好きですね。いろんなタイプが出ているんですよ」

 稲葉氏は身長185cmで、引退時の体重は94kg。プロの中でも立派な体格な部類に入るが、実は子どもの頃は食べることが苦手だったという。

「小さい頃は食に興味がなかったといいますか、たくさん食べる方ではなかったんですね。昔は父親によく『食べろ食べろ』といわれて食べさせられた、というか、やっと食べていた状態でした。でも、体を強くするためには食べることが一番。じゃあ、僕がなんで強くなれたかといえば、回数を食べたんですね。一食にたくさんを食べるんじゃなく、少ない量でも回数で食べていたんです」

 このオフ、選手のコンディショニングで話題を集めたものに、大谷翔平の「100kg超え」がある。大谷もまた、1日の食事回数を6、7食に増やすことで、昨季よりも8キロ増量を果たしたことが報じられていた。新旧・日本ハムのスターが同じ方法論に辿り着いたわけだ。

「プロ野球選手にとって、何が一番大切かといえば、やっぱり身体。いくらすごいバッター、すごい投手でも、身体が1年間持つかどうか。ケガをしてしまったら、僕は一流選手ではないと思っています」

 そして、食事回数とともに「しっかりと噛んで食べる」ことの必要性を訴えた。

「最近は噛まなくなったというか、柔らかい食べ物が多くなってきています。でも、噛むことはすごく大事だし、歯も強くなります。その意味でも、噛んで食べることが非常に大事かなと思いますね。だから……歯ごたえがあるシャウエッセンがいいですね。噛めば噛むほど味が出ますから(笑)。ちなみに、僕はボイルよりも“焼き”が好きです(笑)」

球団のマスコットB・Bは “札幌市食育特別大使”


 この日のイベントでは、日本ハムの栗山英樹監督、大谷翔平、大野奨太の3名からもビデオメッセージが届けられていた。

「夢を見て最後まで諦めなければ、必ず、最後に自分がやりたいことができる可能性はあると思うので、ぜひ、最後まで自分の夢を諦めず、頑張って欲しいと思います」(栗山監督)

「こういう施設をきっかけに、子どもたちの夢が広がってくれればなと思います。毎日、先生や親の言うことをしっかり聞いて、たくさん食べて、たくさん勉強して、運動して、頑張ってください」(大谷翔平)

「僕はプロ野球選手になることによって、尚更世界が広がったというか、外と向き合えたことが良かったなと思います。皆さんもまず、やりたいことをしっかり決めて、そこに向かって頑張って欲しいですね」(大野奨太)

 今回、稲葉氏とともにゲストとして登壇した日本ハム球団のマスコットB・Bは “札幌市食育特別大使”という肩書きも持っている。親会社の影響ももちろん大きいだろうが、「食」というキーワードを重視する日本ハムの取り組みは、アスリートとしての能力向上のためはもちろん、子どもたちの将来のためにも、見習うべき点が実に多い。

文=オグマナオト(おぐま・なおと)

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