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【高校野球最前線】新生・智辯和歌山がついに大阪桐蔭にリベンジ。関東では“東の桐蔭”が復活!

文=森田真悟

【高校野球最前線】新生・智辯和歌山がついに大阪桐蔭にリベンジ。関東では“東の桐蔭”が復活!
 センバツ切符をかけた秋季大会が大詰めの高校野球界。週刊野球太郎の「高校野球最前線」では、今月も引き続き高校野球のホットな情報を追っていく。今回は悲願の勝利を挙げたチームを中心にレポートしたい。

ひと味違うぞ! 新生・智辯和歌山


 「ついに!」と言うべきか、「ようやく……」と言うべきか。2008年の春季近畿大会準決勝から大阪桐蔭(大阪)に公式戦6連敗を喫していた智辯和歌山(和歌山)。2017年のセンバツ決勝などの大一番で常に煮え湯を飲まされていたが、秋季近畿大会準々決勝で横綱から白星を勝ち取った。

 智辯和歌山はこの試合、初回に先制点を許したものの、直後の2回に2死から4点を奪って試合をひっくり返す力技を披露。5対2で逃げ切った。

 智辯和歌山は今夏の甲子園後に1980年からチームを率いた高嶋仁監督が勇退。1997年夏の甲子園で智辯和歌山が優勝した際の主将で、阪神、楽天、巨人と渡り歩き、プロで15年間プレーした中谷仁新監督が就任するなど変革のときを迎えていたが、早くも結果を出した。

 近畿大会ベスト4に入ったことで春のセンバツはほぼ当確。横綱を一蹴した勢いで、2000年の夏以来となる甲子園優勝まで突っ走りたい。

東の桐蔭が久々の関東王者に


 桐蔭は桐蔭でも今年の秋季大会で活躍したのは桐蔭学園(神奈川)。関東大会決勝で春日部共栄(埼玉)を9対6で下し、24年ぶりの優勝を手にした。

 桐蔭学園と同じく復活を期す春日部共栄との一戦は、桐蔭学園の主将・森敬斗が3安打2本塁打5打点と爆発。チームとしても初回から5得点とビッグイニングを作り、追いすがる春日部共栄を振り切った。

 この優勝でセンバツ出場を確実なものにし、11月の明治神宮大会の切符も手中にした。頼れる主将がチームを牽引しながら、どこまで快進撃を続けるのか楽しみだ。

強者が神宮に集結


 今年の明治神宮大会の高校の部は11月9日から13日にかけて行われる。秋季地区大会の優勝校が集って優勝を争うトーナメントで、10月30日の時点では札幌大谷(北海道地区代表)、八戸学院光星(青森、東北地区代表)、桐蔭学園(神奈川、関東地区代表)、星稜(石川、北信越地区代表)、東邦(愛知、東海地区代表)、筑陽学園(福岡、九州地区代表)6校が決まっている。

 近年では2015年の高松商(香川)、2016年の履正社(大阪)といった優勝校が翌春のセンバツで準優勝するなど、先を見据える意味でも重要な大会。それだけにどこが優勝するのか目が離せない。

己を高める重要なシーズン


 秋季大会も多くの地区で優勝校が決まり、雨天での順延などがなければ11月4日にはすべての勝者が出揃う。優勝チームには明治神宮大会の出場権が、上位チームには春のセンバツの選考対象となるが、明治神宮大会をもって新チームでの戦いは一旦小休止となる。

 明治神宮大会からしばらく、大きな試合が少ないのはファンにとって寂しいところだが、冬場は秋の反省を踏まえてしっかりと練習を積むいい機会となる。秋に結果が出せなかったチームが春にどんな姿を見せてくれるか。その成長を楽しみに待ちたい。

文=森田真悟(もりた・しんご)

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