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南北海道大会を制した北海が、夏の甲子園出場回数単独トップに!劇的な優勝で早実も単独4位に浮上!

【今回の読みどころ】
・北海が出場回数36回となり単独1位浮上!
・“高校野球100周年”の大会に第1回出場校・早稲田実業も甲子園へ!
・商業系が勝ち進めない中、“元中京商”の中京大中京の結果は?

松商学園敗退で、北海が単独1位に!


 夏の甲子園出場数ランキングに入った上位15校の内、6位タイまでの8校の7月21日から7月27日に行われた試合の結果をまとめた。

▽南北海道大会・準々決勝
北海3−2駒大苫小牧(延長13回)
▽準決勝
北海11−1小樽潮陵(7回コールド)
▽決勝
北海3−0北照
※3回裏に3点を奪い、そのまま逃げ切り。4年ぶり36度目の甲子園出場を決め、出場回数単独1位に!

▽長野大会・準々決勝
松商学園6−1田川
▽準決勝
松商学園5−6上田西
※8回、9回に4点を奪い、1点差まで詰め寄るもそこまで。松商学園は準決勝敗退となり、夏の出場回数は2位へ。

▽京都大会・4回戦
龍谷大平安8−11京都翔英
※龍谷大平安は4回までに0−7とリードされるも、8回裏に8−7にひっくり返す。しかし、9回表に京都翔英に追いつかれ、10回表に3点を奪われる……敗戦。

▽西東京大会・準々決勝
早稲田実業11−5八王子
▽準決勝
早稲田実業2−0日大三
▽決勝戦
早稲田実業8−6東海大菅生
※強打の日大三を完封! 決勝戦では、異様なムードに包まれた8回に8点を奪い、大逆転勝利! 5年ぶり29度目の出場を決め、出場回数ランキングは4位へ。

▽岐阜大会・準々決勝
県岐阜商5−3中京
▽準決勝
県岐阜商3−4斐太
※3点を先制されるも、すぐに追い付く県岐阜商。しかし、6回裏に斐太が犠牲フライで勝ち越した。チャンスは作るものの得点できない県岐阜商は、そのまま敗戦。ケガを抱える高橋純平は1試合飲みの登板で最後の夏を終えた。

▽愛知大会・3回戦
中京大中京7−0津島北(7回コールド)
▽4回戦
中京大中京6−1西春
▽5回戦
中京大中京9−2豊橋中央(8回コールド)
※危なげなく勝ち進んだ。4回戦、5回戦と2連戦、1日休みが入り、準々決勝から決勝戦まで3連戦。過酷な愛知大会を勝ち抜けるか!?

▽奈良大会・3回戦
天理11−0五條(5回コールド)
▽準々決勝
天理8−1磯城野(7回コールド)
▽準決勝
天理5−0畝傍
▽決勝
天理8−1大和広陵
※5回に一挙8点を奪い、3年ぶりの夏の甲子園へ! 天理の強打線が甲子園で再び火を噴くか?

※松山商はすでに敗退

 負けそうな気配が強かった早稲田実業だが、“高校野球100周年”、甲子園の前身にあたる第1回全国中等学校優勝野球大会の出場校という引力もあったのだろうか、劇的な勝利が続き、甲子園切符を手にした。また、県岐阜商が準決勝で敗退したことにより、早稲田実業が夏の甲子園出場回数単独4位に、県岐阜商が5位になった。

 2回戦でライバル・智辯学園に勝った天理が、その後は順調に勝ち上がった。チームは5試合で5本塁打だったが、主砲・坂口漠弥に一発はなし。甲子園で魅せてくれるために出し惜しみしてくれたのだろうか。

第1回出場の鳥取西、惜しくも決勝戦で敗れる


 夏の甲子園出場数ランキングに入った15校の内、9位から13位タイまで7校の7月21日から7月27日に行われた試合の結果は以下の通りだ。

▽宮城大会・決勝
仙台育英13−0古川工
※5回に一挙10得点で試合を決めた。準決勝で崩れた佐藤世那も復調し、2年ぶりの甲子園へ!

▽静岡大会・3回戦
静岡3−1清水西
▽4回戦
静岡11−1浜松大平台(5回コールド)
▽準々決勝
静岡19−3三島南
※試合をこなすたびに打線が活気づく。県大会4連覇も近い!?

▽鳥取大会・2回戦
鳥取西3−2八頭
▽準々決勝
鳥取西1−0鳥取商
▽準決勝
鳥取西17−10境
▽決勝
鳥取西6−9鳥取城北
※昨夏の優勝校・八頭、春季大会Vの鳥取商、秋季大会優勝の境と直近の県王者を倒し続けるも、最後は鳥取城北に敗戦。第1回の開幕戦勝利チームである鳥取西だったが、甲子園出場ならず。

▽高知大会・2回戦
高知商3−1檮原
▽準々決勝
高知商3−7高知西
※3回までに6点を先行されたのが重かった。7回に3点を返したが、あとが続かなかった。明徳義塾と高知の壁に挑む前に敗れてしまった。

※徳島商、福井商、広島商はすでに敗退
※現在の状況を表にまとめると以下のようになる


 鳥取西の前評判は高くなかったものの、本命視されていた鳥取商に完封勝利するなど、県大会優勝校を続々となぎ倒す快進撃をみせた。早稲田実業と同じく、第1回出場校という不思議な力が働いているように見えたが、決勝戦までだった。

 商業高校が相次いで敗退した流れに飲まれてしまったか? 高知商も準々決勝で負けてしまった。松商学園も県岐阜商も敗れており、ランキング上位校の商業高校は全滅か? と思いきや、ルーツを辿れば、“元中京商”である中京大中京がまだ勝ち残っている。商業系のスパイラルに陥ってしまうかも?

 天理には先を越されたが、中京大中京も愛知大会を制し、6位タイを死守できるか。勝つごとに勢いを増している静岡は10位タイを抜け出すことができるか。最後まで注目していきたい。

(文=編集部)

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